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2005年01月01日

十二支のはじまり

投稿者 chinjuh : 2005年01月01日 00:00

 歳を守る十二匹の生き物はどうして決まったの?
 そんな疑問に答える昔話です。

 去年一年間やっていたメルマガ今昔かたりぐさ・一日一話ですが、2005年はふりだしにもどってお届けすることにしました。でも、去年とそっくり同じじゃ面白くはないでしょうから同時進行でブログもやってみることにしますね。

 毎日書けるかどうかわからないけど、その日紹介したお話にまつわることを書きます。みなさんも、もし類話などで面白い話をご存じでしたらコメントを残していってくださると嬉しいです。

十二支のはじまり

 さて、今日のお話は「十二支の始まり」です。

 あらすじはメルマガで紹介したとおりです。神様のお呼びに駆けつけてきた動物たち。はやいもの勝ちで十二支に加えられました。ネズミにだまされて遅れてきた猫は十二支になれず、それからはネズミを目の敵にするようになりました。

 同じような話がモンゴルにもあります。モンゴルではネズミにだまされたのはラクダだと言われてます。

日本の「十二支のはじまり」フルストーリーはこちら
モンゴルの「十二支のはじまり」はこちら


 ところで、今年は酉年ですね。
 漢和辞典を見ると、酉という字はお酒のつぼをかたどった文字だとあり、鶏(にわとり)とは関係ありません。酉年に鶏があてられた理由はよくわからないんだそうです。ほかの動物についても同じです。申という字は猿とは関係ありませんし、戌という字も犬とは関係なさそうです。
 十二支という考え方が先にあって、西の国の文化だった黄道十二宮(十二星座)に影響されて動物があてられたのではないかと考えられています。

 その証拠といってはなんですが、十二支にあてられた動物は世界共通ではありません。タイでは猪のかわりに象が加わることがありますし、モンゴルやベトナムでは兎のかわりに猫を加えることがあります。

十二支についての詳しい話はこちら

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