Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.21 ) |
- 日時: 2003/04/25 18:16
- 名前: ちんじゅう
- 4月23日(水)
曇りときどき雨。 昨日食べてしまったキンレンカは、今朝また新しく花を咲かせた。つぼみをケッパーの代わりに使うという話も聞いているけど、調子に乗って酢漬けなんか作っても持てあまして腐らせそう。ケッパーなんて普段から使わないもの。
そろそろ虫の活動も盛んになっている。アブラムシは当然として、毎年困るのは字書き虫の存在だ。この写真のように何かの幼虫が葉の間に巣くって食べ進むので、子供がイタズラ書きでもしたように見える。絵描き虫と言う人もいる。
字書き虫には大きく分けて二系統ある。ひとつは蛾の幼虫でハモグリガと総称されている。もうひとつは蠅の幼虫でハモグリバエと総称される。 それぞれ一種類ではなく、蛾の場合はネギにつくネギコガ、柑橘類につくミカンハモグリガ、柿の葉につくカキホソガなど、蠅のほうはキク科、ナス科、アブラナ科の植物につくナモグリバエ、豆の葉につくマメハモグリバエなどがある。
うちではキク科の植物がやられることが多いのでナモグリバエかもしれないが、小さくて見分けられない。
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●ラベンダー ラベンダーも花芽をつけはじめている。 ラベンダーは一種ではなく、Lavandula 属の総称だということだ。うちには二種類のラベンダーがあって、ひとつはたぶん、ピナータ(L.pinnata)というやつだ。レースラベンダーという名前で売られているのはこれではないかと思う。寒い時期に花を咲かせてしまう種類らしく、うちでも既に満開状態になっている。
ピナータは葉がレースのようで、ほっそりとした花穂をつけるので見た目はかわいらしい。しかし、ラベンダー特有の香りがまったくないのでハーブとして育てようとする人には向かない。 去年の手入れがよくなかったのか株が貧弱で、一言でいうならハゲチョロビ〜という状態になってしまった。それでも枯れずに花はちゃんとついた。
もうひとつはエトエカス(L.etoechas)というやつで、フレンチラベンダーとか、スパニッシュラベンダーとか呼ばれている種だ。花穂がずんぐりむっくりしていて、今ひとつエレガントさに欠けるけれど、香りもそれなりに楽しめる。
でも、やはり、ラベンダーといえば、細長い花穂を束ねて茎にリボンを編み込んでつくるバンドルズという細工物を一度くらい作ってみたい。花穂がほっそりしていて、花穂につづく茎が長い種類でないと作れない。エトエカスじゃだめだ。
香料にするイングリッシュラベンダー(L.angustifolia)というのを育ててみたい。この時期になると園芸店で探すのだけれど、あまり出回らないようだ。北海道で育てているのもオカムラサキ(L.angustifolia Okamurasaki)というイングリッシュラベンダーの品種だということだ。
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