マクドナルドのチキンタツタ2010年版の箱に、おりがみのニワトリが写っているので、にらみ折りしてみました(にらみ折り=完成品を見て折り方を考えること)。
写真が多いのでページを分けますね。
1. 正方形の紙を使います。
2. 中表に三角に折ります。
3. もう一回、三角に折ります。
4. 袋に指をいれて開きます。反対側も同じようにしてください。
5. こうなりました。つるの基本形の一歩手前です。こういうのを正方基本形と言います。
6. 図のように、山の部分(ヒラヒラじゃない方)を少し折って、しっかり折り目をつけてください。
7. 一度ひろげて……
8. こんな感じにへこませて、たたみます。へこませてたたむのを「沈め折り」といいます。
9. できました。
10. 今度は、ヒラヒラを図のように折ります。ここが翼になります。反対側も同じように折ってください。
11. ページをめくるように、となりの面を開いてください。
12. 上半分を、図のように折り寄せて細くします。右側と裏面も同じように折ります。
13. またページをめくるように、となりの面を開いてください。上が角(頭と尾になる)、下がヒラヒラ(これが翼)です。
14. ヒラヒラを、図のように折り上げます。裏側も同じです。
15. ヒラヒラを半分だけ折り下げます。裏も同じにしますが、向きに注意してください。
16. 今度は頭を作ります。まず、大きく中割り折りを一回します。
17. さらにもう一段、中割り折り。
18. 三段目の中割り折りです。これで頭ができました。中割り折りの角度で表情が変わりますから、少し研究してみてください。
19. 今度は尾羽を折ります。まずは大きく中割り折り。
20. ちょっと開いて、尾の先を図のように折り返します。
21. もとのように閉じて……
22. チキンタツタチキンの完成です。
おそらく創作おりがみだと思うのですが、作者は残念ながらわかりません。折り方にも著作権があると思うので、掲載に問題がある場合はひっこめますので叱ってください。
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[追記]
上に紹介したチキンタツタ・チキンですが、伝承にしてはしゃれた形のニワトリなので、きっと作者がいるにちがいないと思っていました。
笠原邦彦さんの『おりがみ新発見3 古典から最新作まで300年の絵巻』という本に、ハンガリーのスザンナ・クリックスコリー Susanna Krickeskories さんが2000年に発表した作品として、チキンタツタ・チキンとよく似た作品が掲載されています。
スザンナさんの作品は、わたしが写真を見て睨み折りしたのとはちょっと違っていて、8番でしずめ折りした部分をハサミで切り取ってしまいます。
そうすると、チキンの底に穴があくわけですが、切り取ったパーツを上から差し込んで下へ落とすことで、卵を産んでる様子を表現します。「おさるの山のぼり」という中国の伝承折り紙をヒントにして作られた創作だそうです。
チキンタツタの箱の写真からは底が切れてるのか沈め折りなのか判断つきませんが、頭の折り方までそっくりですからスザンナさんの「卵を産むニワトリ」で当たりだと思います。
詳しくはこの本を読んでください。いちおう折り方もこの本に出ています(本では細部の説明が省略されており、慣れないと分かりにくいかもしれません)。
おりがみのデザインにも著作権がありますから、折り方を無許可で公開するのはよくありません。今見ているこのページの折り方は、まったく同じではないもののスザンナさんの作品のアレンジでしかありませんから、権利を侵害していることになります。
引っ込めるべきか少し悩みますが、安易に削除するよりも誰の作品であるか(またオリジナルはどういうものなのか)を周知したほうがよいと考えて、今のところは残しておくことにします。
タグ:おりがみ
細江 2011年08月15日(月)12時53分 編集・削除
これ、折りたいなと思って、折り方を探してました。
折ってみました ありがとうございます