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秋のお蚕(昆虫食あり、嫌いな人は見ちゃだめ)

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 9月11日に孵化したお蚕です。もうとっくに繭になってなきゃいけないんですが、まだ二頭ほど繭になってないんです。さすがにこの二頭はもうだめでしょうね。繭になったところで中で死んでしまうと思います。

 手元のメモによると全体の10月23日には三分の一が繭になったとあります。この頃繭になったグループは成長が順調でした。

 ところがその後がよろしくなかったです。台風が何度も来たりして、暑さ寒さを繰り返したせいか、もうそろそろってところで体の変化が止まっちゃうようでした。繭を作るでもなく、かといって餌は少ししか食べない、という状態でした。

 10月も下旬になると餌の桑もうどん粉病でダメになるので、秋蚕をやるなら9月に終わるように計算したほうがよさそうです。

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 この写真は蛹を出したあとの繭です。昨日の夜中に二頭くらい羽化して蛾になってしまったので、冷凍庫に入れるか、蛹を出すか、ちょっと考えて、全部出してしまいました。

 こうやって、開けてしまった繭は、座繰りでは糸を引けないのですが、真綿にしたり、真綿からずり出しで糸を引くことはできる……はず、たぶん。

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 これが蛹。ぷりぷりです。まだ生きてます。どうするかっていうと、わたしが食べます。

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 で、今朝のおかず。ズッキーニと百合根とお蚕の蛹の炒め物です。



 あっ、来年用に産卵もさせておくべきなのかも。冷蔵庫の中に、夏の卵が残っているけれど、来年孵化する保証はないですから。

 まだ殺してない蛹の中にオスとメスがいるといいけど(食べる前に気づけったらわたしー)。

# 確認したらオスもメスもちゃんといるようでした。元気に動いてるので羽化すると思うけど、実は一晩冷蔵庫(冷凍ではなく)に入れたあとなので自信ないです。お蚕は卵で越冬するので蛹は耐寒性なさそうなんですよねー。

# その後、ちゃんと羽化が始まりました。オスメス揃ってたので交尾もさせましたー。

タグ:カイコ 昆虫食

ウンモンスズメの幼虫、理科大葛飾キャンパスにて

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▲19日に撮影。理科大の学食でお昼食べたあと、生協の前あたりで地べたを歩いてるのをみつけました。蛹になる直前なんだと思います。iPhone5にて撮影。

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▲少しトリミングしてウソ拡大。


 拾って帰る装備がなかったので放してきました。

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ホバリングしながら蜜を吸うハチドリみたいな蛾:ホシホウジャク

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▲ホシホウジャク Macroglossum pyrrhosticta /花はダンギク Caryopteris incana

 ホシホウジャクはスズメガ科の蛾です。もんのすごい高速で羽ばたくので蜂みたいにブーンという羽音がします。

ヘリコプターみたいに空中で浮いたまま止まっていることができます。その状態で花の蜜を吸うので「日本なのにハチドリがいる!」と騒がれることがあります*1

よく似た蛾にクロホウジャクってのがいますが、背中の模様からするとホシホウジャクだと思います。

 晴れてたらもうちょっとマシな写真がとれそうなんですけどねえ。小雨まじりの空模様で暗かったのがちょっと残念です。


 今日、自宅のまわりで撮影。

*1:ハチドリと間違われる虫は、ホシホウジャクのほかに、クロホウジャク、ヒメクロホウジャク、ホウジャク、オオスカシバなどがいます。特にオオスカシバは胴体が鮮やかな緑色をしていて、ぱっと見ほんとうにハチドリそっくりです。

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アメリカシロヒトリの卵

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 アメリカシロヒトリの卵……だと思います。以前何度か、同じ形状の卵を孵化させたらアメリカシロヒトリになったので。卵は、似たような形状のものを近縁種が産むかもしれないので、孵化させてみないと良くわからないってのが正直なところ。

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 今はアメちゃんの世話までしていられないのでとりあえず捨てました。育てないまでも孵化させてみればよかったかなあと、捨てちゃってから思ったけれど後の祭り。お蚕の餌にする桑の葉にくっついてきたものです。9月30日撮影。



 アメリカシロヒトリは蛾の一種ですが、幼虫は毛虫です。毛虫には毒があると、根強く信じている人も多いのですが、アメリカシロヒトリには毒はありません。

 もちろん、毒のある毛虫もいますから、見分けに自信がない場合は毛虫は全部毒だと思っておいたほうが無難です。

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フタモンアシナガバチはまだ飛び立ちません

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?mode=comment&no=1667
 この記事に書いた分蜂の途中とおぼしきフタモンアシナガバチですが、実はまだ桑の葉っぱにしがみついたままです。

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▲9月13日撮影:これは台風の三日前くらいでしょうか。駐車場に車がなかったので裏へまわって写してみました。1mくらいの距離まで近付いてみたんですが、しがみついたままで飛びません。もちろん生きて動いてるんですが。

 15日夜から16日にかけて、はげしい風雨をともなう台風がやってきました。この雨と風では散り散りになったのではないかと心配していたら…

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▲9月19日撮影:今朝写したものです。何事もなかったかのように同じ場所にいました。


 この状態に気づいたのは9月8日のことなので、少なくとも11日間はこの状態です。一体いつまでここにいるつもりなんでしょうか。

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