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南関揚げ(なんかんあげ)

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 近所のスーパーで九州フェアかなんかをやってた時に買いました。南関揚げ(なんかんあげ)といって豆腐を揚げて作ったものだそうです。ちなみに袋のくまモンは表情の違うやつが何種類かありました。コンプリートしろというのでしょうか。さすがに釣られるのはやめておきましたが。

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 中はこんな感じです。いわゆる油揚げなんかと違ってパリッパリに乾燥しきっています。まるでスナック菓子のよう。こういうのが3枚入ってました。

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 これが断面。ほんとにサクッと簡単に割れてしまいます。店頭に並んでるうちに割れてるものも沢山ありました。

 味噌汁や煮物に入れるなら、包丁で一口大に切ってそのまま入れていいそうです。炒め物やサラダにするんだったら、熱湯にさっとくぐらせて油抜きすることで戻るとのこと。

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 熱湯にくぐらせたらこうなりました。ぐっと油揚げっぽくなりましたが油揚げよりずっとフワフワしてます。手応えがなくて包丁で切りにくい。

 ためしに乾燥したまま包丁を入れてみたら、案外くずれたりせずサクッとまっすぐ切れましたから、切ってから戻したほうがいいみたい。

 ちなみに、湯通しはほんとうにサッとくぐらせる程度でいいみたい。沸騰してる鍋に放り込んでほんの少し加熱したらやわらかいのを通り越して溶けそうでした。

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 キュウリと一緒に酢の物にしてみました。上手に戻ってると食感が面白いです。ふわっとしてるのに噛み切る瞬間プチっとする感じといいましょうか。なかなか悪くないです。

 南関揚げは、熊本県南関町の特産品だそうです。なんでも、江戸時代に伊予国から伝わったものだとか。伊予って愛媛県でしたっけ?ってことは愛媛にも同じものがあるんですよね。

 と、思って調べてみると、愛媛には松山揚げというのがあるそうです。へー、へー、へー!!!

 南関揚げ・松山揚げ、どちらも乾燥しきっているので数カ月保存できるそうです。油揚げだとせいぜい数日です。これでもし普通の油揚げと同じくらいの値段だったらすごく便利っぽい。

 でもたしか230円くらいしてたと思うんです。普通の油揚げは2〜3枚入って100円くらいですから、おおざっぱに言って倍くらい。ちょっと高い?地元で買ったらいくらくらいするんでしょうね。

 だけど、なんかこれ、キャンプとか災害時の備えとかによさそうですよねー。だってお湯沸かして味噌といて、ぱりぱりっと手で割って放り込むだけで、おみそ汁としていけますよ?

関連記事:松山あげ

http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/20150225p1081

メーカー公式サイト

◎塩山食品株式会社の南関あげ
http://www.shioyamasyokuhin.co.jp/

◎株式会社程野商店(松山あげ)
http://www.matsuyamaage.co.jp/index.php

通販するなら


画像のリンク先は楽天市場です。

タグ:食材

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日野@愛媛 Eメール URL (05/07 09:55) 編集・削除

こんにちは。

松山揚げは、普段の味噌汁の具に使っています。
スーパーで買えるし、日持ちが良いので重宝しています。
通販のは少しお高いような気もします。

珍獣ららむ〜 (05/08 11:31) 編集・削除

おー、本場ではスーパーで普通に買えるんですね。
日もちがいいのは本当に便利ですよねー。

チルカ(ウラッド豆)の衣で天ぷらを作ってみた

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 チルカ(またはウラッド)と呼ばれている豆です。インドあたりで良く食べるそうです。写真のものはタイ産だと書いてありました。日本でいうと緑豆や小豆やササゲの近縁種みたいですよ。

 写真のやつは挽き割りにしてあって、皮がついたままでした。使い道をあまり考えずに買ってしまい、少し困って検索してみたんですが、この黒い皮を取り除いてすりつぶしたものをクレープのように焼いて食べる、みたいなことを書いてるサイトが国内外にいくつかあったと思うんです。

 なんでも、チルカは豆なのに澱粉が多く含まれているので小麦粉のように焼けるんだって話でした。

 そんな面白い話を聞いちゃったらやってみたくなるわけです。でも、どうやって皮を取り除けばいいでしょう?

 実はわりと簡単な方法でいけちゃうんですよ。

 挽き割りのチルカを数時間水につけておきます。すると豆がふくらんできますが、皮はのびないのでひとりでに剥がれてくるのですね。

 皮は軽いのでかき回すと浮いてきます。浮いてきたところで水と一緒に捨ててしまえばいいわけです。かき回しては水を捨てる。また水をそそいでかき回しては捨てる……と繰り返すと、
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 ほらこの通り、すっかり皮だけ取り除くことに成功しました。これをミキサーにかけてペーストにします。
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 これをフライパンで焼いたらクレープみたいになるはずです。

 が、やってみたところ、うまく焼けませんでした(笑)加熱すると固まるんですけど、フライパンからはがそうとすると崩れてしまうんです。繋ぎに米粉か小麦粉を少し入れるといいかもしれないんですが、それじゃ豆が固まってるのかわかりにくいので面白くないなあと。

 で、ちょっと考えてこんなの作ってみました。
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 チルカのペーストを野菜につけて油であげてみました。天ぷらのように見えますが小麦粉は一切使っていません。100%チルカペーストです。

 小麦粉のようにサクッとはせず、軽くふわっとした感じに揚がります。塩をふって食べたら美味しかったですよ。

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 こっちの写真写りの悪い肉団子みたいなやつは、クレープにしようとして失敗したのを丸めて油で揚げました。繋ぎは入れてません。豆だけです。夕食前に蛍光灯の下で撮るのでどうもみてくれ悪くてすみません。


 繋ぎも入れずに豆が固まるなんて思ってませんでした。面白い使い方ですよね。

 でも冷静に考えたら、これって小豆であんこを作るのと同じ理屈なのかな。大豆であんこは作らないでしょ。もしかして澱粉の含有量の違いだったのね?

追記:チルカという名称について

 この記事を書いてる時点では、チルカという言葉に何の意味があるかよくわからなかったのですが、もしかするとチルカは豆の名前ではなくて、ひき割った状態のことかもしれないです。

 ひき割られていない豆の状態では、インド食材店で ウラッド・ダール という名前で売られています。ダールは豆のことです。ローマ字だと urad dal デーヴァナーガリー文字(ヒンディー語などを表記する文字)では उड़ददाल です。ड़ という文字が入っているので、もともとはインドじゃなくてアラビア方面とかの呼び名かもしれないです。

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ひろこ (04/26 23:44) 編集・削除

なるほど・・緑豆春雨があるくらいだから澱粉の多い豆ってのがあるのね。

小豆を生でひいて使うとどうなるんだろ?
あんこは加熱した物をつぶして使うし、
小豆を煮ても皮の中は粉っぽいままだよね・・・

珍獣ららむ〜 (04/27 05:22) 編集・削除

ご明察。緑豆春雨も同じ理屈っぽいんですよ。
書こうかどうか少し迷って、
スマートにいれられなかたったのでやめたんですが、
韓国料理に緑豆のお焼きがあるのよ。
チルカとまったく同じように皮をとりのぞいて、
中身を挽きつぶしてペーストにしたのを使います。
100%緑豆だと食感がイマイチだそうで、
わたしが持ってる本では米粉を混ぜてた。

ってことは、たぶん小豆でもいけると思うのよ。
これはいつか実験してみないといけませんね(笑)

いろいろな豆

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 先日、福島方面へ行った際に、変わった豆をいくつか買ってきました。自宅にストックしてあった豆もひっぱり出して記念撮影です。

パンダ豆(インヤン?)

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 これは福島県で買ったものですが、品名は「ささぎ」とだけ書いてありました。パンダ豆という愛称をつけて売ってる店もありました。黒と白の色分けがくっきりしておりチョコレートでコーティングしたかのようなツヤがあります。おそらくインゲンマメの仲間でしょう。海外でインヤン(陰陽の中国語読み)と呼ばれている品種と同じか近いものっぽいです。

 呼び名がないと面倒なので、ここではインヤンということにしておきます。まだ食べたことがないので、どうやって調理しようか考え中です。この色は茹でても残るのでしょうか。

鞍掛豆(くらかけまめ)

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 これは長野県で購入したものです。先日の福島でもこれを売ってる店がありました。もともとどこらへんで作られてた豆なんでしょうね?

 この豆も黒いブチがあり、パンダ豆という愛称で売られてることがあります。でも、インヤンとは全然別の豆で、大豆仲間だそうです。

 よく観察してみると表面に光沢が少なく、へその形もインヤンは丸く小さいのに対して鞍掛豆は縦長です。地色は緑色で黒いブチの部分もインヤンとはちがい、にじんだ感じになっています。

 へそを上にして見た時、黒いブチが馬の背に掛けた鞍(くら)のような形に見えるので、鞍掛豆というそうです。

◎鞍掛豆についてはこちらの記事もどうぞ
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1501

チルカ(ウラッド)

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 これはインド食材店で買いました。店では「ウラッド」という名前で売られていたのですが、袋についてるラベルには「マッシュチルカ」と書かれていました。マッシュは豆を引き割りにしてあるという意味でしょう。タイ産だそうです。

 割れてるので分かりにくいのですが、よくよく形を見ると緑豆にそっくりです。また、インド料理でムングダールと呼んでいる豆ともそっくりです。

 海外のサイトや英語のウィキペディアなどを見ると、緑豆やムングダールとは、同科・同属の近縁種のようです。平たく言うと近い仲間ということです。

大福豆

 写真は5枚以上貼ると面倒くさいので省略しますが、白くて大きめの、腎臓みたいな形をしてるのがこれです。インゲンマメの仲間です。甘く煮て食べたり、白あんの材料にもなります。北海道産。

大豆

 これも写真は省略します。北海道産。

花嫁小豆

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# この説明には一部イイカゲンなところがありましたので訂正しました。2013年5月2日

 福島県で買いました。品名は小豆になっています。小豆、ササゲ、緑豆、ムングダール、チルカ(ウラッド)は、それぞれ別の豆ですが、みな近い仲間です。

 花嫁小豆は新潟、福島、宮城あたりの東北地方で昔から作られていたものらしいです。花嫁という名前の由来はちょっとわからないのですが、豆が紅白でおめでたい席にふさわしいから、なんとなくそう呼ばれているのかなあと想像しています。

 赤飯に入れてみてもいいですけど、発芽させて炒め物に使うのも楽しそうだなと思ってます。紅白で割れにくくて芽が出たら、かぎりなくお目出度いじゃないですか?

[追記]小豆(アズキ)とササゲについて

 うろ覚えでものを書いてしまったことに気づいたので訂正します。わたしは大きめのを小豆、小さめのをササゲと覚えていたのですが、正しくは、ササゲという豆自体に大粒のと小粒のがあるそうです。

 アズキとササゲの見分け方は、ヘソの形を見るのが一番わかりやすいらしいです。

 らしいというのは例外がないとは言い切れないし、インゲンマメとの違いがからんだ時どうなのか検証してないからなんですが、以下は大ざっぱに一般的な見分け方として読んでください。

 アズキのヘソは白く、長細い形をしています。ササゲのヘソはアズキのほど長くはなく、ヘソのまわりが黒っぽくなります。

 この見分け方でいうと、花嫁小豆はササゲではなくアズキの一品種ってことになります。

茶豆

 これも写真は省略しますが、大豆の仲間です。

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アマドコロ

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▲アマドコロという山菜です。行きつけの八百屋で買いました。この量でいくらだったかなあ。ちょっと記録しそびれましたが200円内外だったような気がします。

 アマドコロは、ちょっと前までユリ科に分類されてたやつだと思うんですが、今はスズラン科かクサスギカズラ科ってことになってるみたいですね。

 たしかスズランに似た感じの植物で、スズランを縦にのばしたみたいな花が咲くやつだったと思います。その新芽の部分でしょうか。食べるのは初めてです。

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▲ラベルです。山形県の庄内地方のものだと書いてあります。

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▲茹でてから胡麻和えにしてみました。

 最初は天ぷらにしてみようと思い、包丁を入れずに衣をつけて油に放り込んだらバチバチいいながら葉が開いて大変な状態に。失敗例も写しておくべきだったかもしれませんが忘れました。

 縦半分に包丁を入れてからやると、まあなんとか大丈夫でしたけど、最初の失敗にめげていたので写真は撮りそびれました。


 味はフキのとうに似た感じのほろ苦さがありますが、春の山菜らしくて清々しい風味でした。茹でたものはアスパラに似たポクっとした食感といいましょうか、なかなか良いです。

 検索すると苦くて食べられないというような話もみかけられるので、成長の具合とか育った場所なんかで苦みが強いものもあるのかもしれません。

タグ:食材

アイスプラント(バラフ)

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▲これがアイスプラント。アフリカ原産の植物で、あちらの言葉ではバラフと言うそうです。この量で100円でした。

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▲ラベルです。茨城県の常陸小川ってところで作られたものでした。「ほんのり塩味」「プチプチ新食感」の文字が並びます。

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▲葉や茎に透明なつぶつぶがついているのがわかるでしょうか。

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▲このつぶつぶゆえにアフリカではスワヒリ語でバラフと呼ばれているそうです。google翻訳で Barafu を翻訳させると「氷」と出ます。アイスプラントという別名の由来はこれでしょう。水晶、結晶という意味もあると聞いた事があります。

 アイスプラントは、この粒々に地面から吸い上げた水分とミネラル分をため込んでいるそうです。そのため食べると塩気を感じるってことになってます。

 ってことになってる、なんて変な書き方をするのは、実際食べてみるとそれほど塩っぽくないからです。これはあくまで想像なんですが、日本とアフリカの土壌の違いによるものじゃないでしょうか。土に含まれるミネラルの種類や量が違うでしょうから、日本で育てても塩辛くならないんじゃないのかな。

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▲サラダにしてみました。

 ラベルには「天ぷらやパスタなどでも」と書いてあるのですが、ためしに天ぷらにしてみたところ、せっかくのプチプチ食感がわかりにくくなってしまうし、イマイチでした。

 やっぱりサラダが一番しっくりきます。写真はマヨネーズに白ごまをすったのと醤油・みりんを混ぜたので和えました。

 味をつけずにそのままかじっても美味しいです。ほんのちょっぴりですが、塩気を感じるので面白いですよ。



 わたしが初めてアイスプラントを見たのは、過去の日記を検索すると2007年のこと。たしかテレビかなんかで紹介されたのを見て、どうしても食べてみたくなり、通販サイトで取り寄せたんだったと思います。

 残念なことに、その時いくら払ったかは日記には書かれてませんでしたが、まあ数百円+送料くらいだったんじゃないかと思います。その頃をさかいにしてスーパーでも見かけるようになりました。

 栽培農家が増えたのか、値段もだいぶ下がったし、よく見かけるようになりました。写真のものは時々行く八百屋で買いました。

珍しい物を食べたら報告できる掲示板はこっち

http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783080775344#14217943783080775346

タグ:食材