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空心菜の新芽・オクラの新芽

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 左が空心菜の新芽で、右がオクラの新芽だそうです。サラダコスモという岐阜県中津川市の会社で作ってる野菜らしいですよ。空心菜はこの時期からもう茎が中空なんですよ。オクラはほんのちょっとですが新芽にも粘りがあるような気がします(気のせい?)。

 味はあんまり特徴がないです。オクラも空心菜も、かじるとほのかに塩辛くて、なんだろうこれって思ってたら、公式サイトに「地元・恵那峡の天然温泉水とモンゴル産の天日塩のミネラルのみで育てています」って書いてありました。へえ、塩で育てるんですか! そういえば空心菜は川の汽水域に筏を浮かべて栽培するって聞いたことがあります。

 公式サイトにオクラは「生のままでは青臭いので、サッと湯がいておひたしがおすすめ」って書いてあるけど「そうか?」って感じ。青臭さは気にならなかったので、生のままザクザク刻んで冷しゃぶのツマにしました。たっぷりの大根おろしにポン酢をかけて、美味しゅうございました。

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 値段はどっちも1袋100円くらいだったと思います。


◎サラダコスモ
http://www.saladcosmo.co.jp/

タグ:食材

今日もインドだ、プーリーを作ってみた

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◎インドに行ったつもりで苦瓜とパニールのサブジをチャパティに添えて食べるよ
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1602
 この記事の続きです。コメント欄でSariさんがプーリーもいいよとおっしゃってるので作ってみました。

 そういえばプーリは儀式のときに使うって聞いたなと思いだし、ついでに↓ここにも投稿してしまいましたわ。
◎日本でも作れる世界のお祝い料理を教えてください - All About Good Answers
http://answers.withabout.jp/topics/full/6064/
 投稿しといて言うのもアレですが、正直言うと All About はやや苦手なの。だってやってる人たちが妙にプロみたいなカメラワークで写真とってて、美しいのはいいんだけれど、整然としすぎててネットでみると「???」という感じ。個人的には手づくり感がにじみでてたほうがネットでは味になると思っているので、仮にプロみたいにやれたとしてもしないのが自分流だと…いや、できないんですけどね、けーっけっけっけっ。だったら投稿しなきゃいいじゃんって自分でも思うけどベストアンサーをもらうとたまっていくインセンティブがあと500円たまると現金化しそうなのでもったいないじゃないの?請求したことないんでほんとうにもらえるかどうかわからないけど(笑)

 どうやって作ったかは上記の All About Good Answers に書いておいたので読んでみてください。ぶっちゃけこれもわが家の定番レシピというわけでもなくて、行き当たりばったりでうまくいったレベルなんですが。

 同じ作り方でフライパンで焼いたらチャパティになるはずです、たぶん。以前の記事で作ったチャパティにはパニールを作るときに出るホエーを入れたりしてありますけどねー(これまたいきあたりばったりで)。

インドに行ったつもりでヒンディも覚えてみちゃうぞ

नान ナン(この綴りだと発音はナーンか?)
चपाती チャパティ(綴り大事だなあ。チャパーティーっぽい)
पूरी プーリー(これはまんまだ)
पनीर パニール(これもそのまま)
आटा アタ(アータかアーターだよね)

 サンスクリットは教則本を斜め読みしたけどほんというとヒンディの読み方はよくわからんのよね。語尾は子音だけになるの?母音で終わりたい時は長母音の記号を書き加えるの?その場合は長母音なの短母音なの???サンスクリットなら書いたまんま読めばいいのにー。

タグ:民族料理

半白キュウリ

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 奈良県認定の大和野菜で半白キュウリ(はんじろきゅうり)というものだそうです。

 大和野菜ってなんだろうと思い、奈良県の公式サイトへ行ってみみましたが、いまいちよくわかりませんでした。「伝統野菜」は戦前から奈良で栽培が確認されているものですが、半白キュウリはその中には含まれておらず「こだわり野菜」の中に入ってました。

◎半白きゅうり/奈良県公式ホームページ
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=8030

 戦後、きゅうりの品種は、生食用の歯切れがよく食味の良い白イボ緑色果系が主流となり、果皮が固く粘質で漬け物利用が主だった黒イボ半白系品種は姿を消していった。一部の産地ではその後品種改良された生食にも適する半白きゅうりが生産されている。

 といことなので、奈良の伝統野菜ではないかもしれないけれど、日本で古くから栽培されていた系統のキュウリって事ですね。

 よく見る緑色のきゅうりにくらべるとイボがしっかりしてて、しかもイボの先がちょっと黒い感じ。あ、これが黒イボ系ってやつですね?接写しておけばよかったかな。またみつけたらやってみます。

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 ラベルにも漬け物で、と書いてありますが、とりあえずスライスして、生でかじってみました。そしてビックリ。

 なんというか、これはキュウリなんでしょうか。身が詰んでいて舌触りがキュウリというよりズッキーニか未熟なプリンスメロンみたいな感じです。かすかに甘みもあるし。へえ、これは美味しい。

 ただ、あちこちつまみ食いしてみると、太くて緑の濃いところは甘みがあるのですが、先ぼそった白いところは少し渋いかな、という感じでした。でもこれは塩もみしちゃったら抜けそう。

 ということで、軽く塩をしてしばらく置いて、ぎゅーっともんでみました。水を搾ったのを、千切りミョウガと一緒に酢の物にして食べました。

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タグ:食材

インドに行ったつもりで苦瓜とパニールのサブジをチャパティに添えて食べるよ

 はいはいみなさん、自作の心を忘れてはいけませんぞ。景気がどん底でも自作心さえ持ち合わせていればメイクミラクルですぞ。たとえば台所にいながらにして世界一周しちゃうとか?!

 今日はインドでチャパティとサブジを食べたいと思います。今日はいきなり完成品の写真をどうぞ!
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 チャパティはぷっくり膨れたパンみたいなやつです。インドの代表的なパンですがナンとはちょっと違います。

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▲こーんなにふくれて

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▲中は空洞です

 初めて見た時はどんな細工をすると膨らむんだろうと不思議でしょうがなかったですが、実は焼くと自然に出来るもので、生地になにかしてるわけではないんですよ。

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 薄く伸ばした生地をフライパンで焼いて、ぷくぷくっと気泡がふくらんだところで裏返して、端を何かで押し付けると真ん中がぷーっと膨れてきます。わたしはお箸でやってますがインドでは布巾をつかってやるそうです。この時点でまんまるになっちゃうこともあるんですけど、イマイチだなーと思ったら、

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 仕上げに直火であぶるとプーッとふくれておもしろ〜い。

 …と、まあこれは上手にふくらんだ場合の話で、わたしゃ自己流で下手くそなので、ただの煎餅みたいになっちゃうこともあるんですけど(笑)

 今回は普通の強力粉で作りましたがインドでは全粒粉を使うみたいです。全粒粉で作ると香りがよくて最高に美味しいです。生地の作り方は自己流のわたくしがお教えするより検索して調べたほうがまともな情報が見つかるかもしれないですね(笑)


 次に「サブジ」ですが、苦瓜を炒めてクミンパウダー・ターメリックパウダー等のスパイスと塩とトマトペーストで味付けして、少し水を加えたところにパニーニ(インドのカッテージチーズみたいなもの)を放り込んでざっくり混ぜて少し煮て、仕上げに酢を少し入れました。これまたかなりテキトーで自己流ですが、こんな野菜の炒め煮をサブジというらしいです。

 サブジはインド料理の本を見ると沢山でてくるのですが、ウィキペディアの「サブジ」を見ると、なぜか日本語とロシア語のページしかないみたい?

 ヒンディで सब्जी だとしたら野菜という意味だし、はたして料理名としてありなんでしょうか?

 というわけでヒンディのお料理ページを検索してみました。

मसालेदार आलू की सब्‍जी
辛いジャガイモのサブジ

गोभी आलू की सब्जी
カリフラワー・ジャガイモのサブジ

सब्जी हरा मसाला
緑の調味料のサブジ

शिमला मिर्च आलू की सब्जी
唐辛子(あるいはピーマン?)・ジャガイモのサブジ

…などなど、多数ヒットしました。ここに出てくる「サブジ」を野菜と翻訳するとおかしいので、やっぱりサブジで料理名になりうるようですね。ふむふむ。

 ヒンディのお勉強までしちゃったところで満腹いたしました。次はどこへ行ったつもりになろかなあ。

参考図書

 今回はレシピをつけませんでしたが、ほとんど自己流で「こうすれば誰でもうまくいく」という方法を整理しきってないからです。以下の本を参考にしましたが、残念なことに絶版です。図書館などで探してみてください。この本でなくてもインド料理の本にはチャパティやサブジの作り方がわりと普通に載ってると思います。ネット上にもたくさんあるしね。
 『インド式菜食生活』

タグ:民族料理

コメント一覧

Sari (06/13 03:21) 編集・削除

おいしそうですね~!
うちではサブジの時はプーリにしたりも。揚げるの面倒だけど。

飯塚橋を降りたところ、明神の湯とセブンイレブンの中間あたりにインドやパキスタンなどの食材を売っている店がありますが、ご存知ですか?
車屋さんのような車庫のような店の奥なんですが。全く目立たない。

以前は親水公園沿いの佐野のあたりにあって、道路拡張のためか引っ越してきたんです。
店主はあちらの人みたいです。

買おうと思っているのですが、上野とネットで調達したのがなかなか減らず、ジュースしか^^;
暑くなってきたからエスニッックメニューが増えて買いに行けるかもと思ってます♪

珍獣ららむ〜 (06/13 07:37) 編集・削除

おー!!
それは気づいてませんでした。
(佐野にあったのも気づいてなかった!)
今度行ってみます。アリオのカルディにもそれなりにものが揃っているけれど、海外の人がやってる店にはまた変わったものがありますからねー。
情報ありがとうございます。

ウズベキスタンに行ったつもりでモシキチリを食べるよ

 みなさん、自作の時代ですぞ。アベノミクスバブルがあっという間にはじけちゃってる昨今ですが、自作心さえ持ち合わせていればメイクミラクルですぞ。たとえば台所にいながらにして世界一周しちゃうとか?!

 というわけで、今日はウズベキスタンでモシキチリを食べたいと思います。

 モシキチリって何?

 わたしが持っているロシア料理の本によれば、キリル文字で書くとмошкичири だと書いてあります。ウズベキスタンでは現在キリル文字を使わなくなってるそうですから moshkichiri ですかね。

 mosh は緑豆のことだそうです。緑豆と牛肉と米を煮込んだのがモシュキチリです。今回は、緑豆がなかったので小豆でやってみました。緑豆と小豆は近い仲間なので味的にはいけるでしょう。(モシュじゃないから小豆キチリですけどねー)。

# 途中からモシだのモシュだの表記が揺れててすみません。母音を伴わない ш なのでシともシュともつかない摩擦音みたいな感じだとおもいますたぶん。

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【材料】3〜4人分
小豆 100g
牛肉(切り落し・またはひき肉) 100g
タマネギ 1/2個
ニンジン 1/4本
米 大さじ3
塩 小さじ2と1/2
チリパウダー 小さじ1/4
トマトペースト 大さじ1
水 100cc〜200cc ←このへん目分量
油 適宜

【手順】
1. 小豆は熱湯をそそいで数時間おいて戻しておく。今回は色にこだわらないので前の晩にやっておくとよい。
2. タマネギとニンジンは千切りにする。
3. 牛肉は切り落としならば荒く刻んでおく。ひき肉はそのまま。
4. 野菜と牛肉を油で炒める。#写真のように盛りつけたいなら野菜を別に炒めて半分よけておく。
5. 米はざっと洗って水をきっておく。
6. 戻した小豆は戻し汁を切ってしまい、豆だけ鍋に入れる。4の野菜と牛肉、5の米を加え、水・トマトペースト・塩・チリパウダーを加えて、米がやわらかくなるまで煮る。

 これで完成です。うちでは煮込むのをシャトルシェフでやったので沸騰するまで加熱したら保温釜につっこんで1時間くらい放置という感じです。

 小豆のもどし汁は臭いにやや癖があるのでうちでは捨てちゃうんですが、栄養を考えたら使ったほうがいいかもしれないので、一緒に炊き込んじゃうなり、沸かし直してお茶がわりに飲むなりしてもいいかもしれないです。

 普通の鍋で煮る場合は煮ている間に水が蒸発すると思うので放置しないで時々見てたほうがいいと思います。やってみるならそこらへんは工夫してください。

 どんな味かっていうと、このレシピだと辛くはなりません。うま味は肉と豆から充分出ます。肉は少なめですが小豆が入っているのでかなりガッツリ食べた感じになります。米はとろみ付けで炊き込みご飯みたいになりませんでした。

 ただし時間がたつと米がどんどん水を吸って膨れるのでリゾットみたいな感じになります。下の写真は一晩たったのを温め返したもの。
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 この料理はトルコあたりからやってきた料理で、インドにもキチュリーという同様の料理があると、その本には書いてありました。…あ、わかった。エジプト料理にクシャリまたはコシャリという豆と米を煮込んだ料理があるからそれと同じ流れですね。

 英語のウィキペディアには語源はサンスクリットみたいなことが書いてあったからルーツはインドかもしれません。




 ところで、小豆といえば羊羹の材料ですよね。お坊さんが肉のかわりに豆を煮て食べたのがもとだとよく言われます。もしかしたらキチリのように肉・豆・米の煮物がルーツじゃないんですかね。キチリから肉を抜いて汁がなくなるまで炊いてしまえばかなり羊羹っぽくなりそう。

 現代の練り羊羮は寒天で固めてありますが、昔は小麦粉か葛粉を入れて蒸して固めてたそうですから、さらにイメージがつながっていきそう。

 まあ、いつもの妄想ですから、かるーく聞き流してください(笑)

参考図書


 モシュキチリのレシピはこの本『ロシアの郷土料理』を参考にしました。オリジナルは緑豆の料理です。

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◎ウズベキスタンのお菓子「カトラマ」
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タグ:民族料理