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珍食:アテモヤ

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▲有楽町のわしたショップで買ったアテモヤ。727円もするー!

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▲手との比較。このとおりごつごつして黒っぽく、ちっとも美味しそうじゃない。

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▲切ってみた。


 名前だけは耳にしていたけれど、一度も食べたことがなかった南国の植物アテモヤ。チェリモヤと釈迦頭を掛け合わせて作ったそうですが、どっちも食べたことがありませんっ!! 珍しいもの好きのくせに、わたしゃ大したことないんです。

 噂によれば森のアイスクリームと呼ばれるような濃厚な味と香りを持っており、カスタードアップルとも呼ばれると聞いてます。700円もするんだから期待はふくらみます。

 実際に食べてみるとですね、みずみずしく、香りも甘みも濃厚で、たしかに美味いのですよ。そうとうイケてる。ただ、噂のようにアイスクリームを連想するような感じじゃないんです。想像では果肉がもっとペースト状なのかと思ったのですが、パイナップルの果肉のような繊維を感じます(美味しさを邪魔するようなものではないですが)。

 改めて検索してみると……うぉっ、このページでは真っ黒になるまで追熟させているでわないかーっ!!

◎美ら本舗:アテモヤの食べ方
http://chura-h.com/free13.html

 だー、こんなんなるまで放置すべきだったのか……と思ったら、さすがにここまで真っ黒にしてはダメだそうで、しかも食べ頃はけっこう短く見極めが難しいと。

 なんでも、追熟がすすみすぎると発酵してしまい、糖度が落ちてしまうんだそうです。ああ、そうそう、そんな感じでした。単純に甘いんじゃなく、軽く発酵しているような感じ。未熟だったんじゃなくて、熟しすぎか?

 なんにしても先に検索すればよかったかなあ。700円もしたのにー(笑) というわけで、チャンスがあったらリベンジします。
 
 手元に『東南アジア市場図鑑(植物篇)』という本があるんですが、この著者によると、2001年ごろにフィリピンで食べたアテモヤはオーストラリア産で、種が非常に少なく四分の一個の中に数個ある程度とあります。ということは、チェリモヤか釈迦頭のどちらかには、もっともっと種があるってことでしょうか。それはそれで気になりますね。


 どいつもこいつもけっこうなお値段です。700円で買えたのは、むしろラッキーだったか(笑)


 というわけで、これもメルマガで流しますが、、珍獣の食卓は正直もういいかんじがするよね。世の中広くなって、海外に住んでる人がめずらしいものをたくさん紹介しているしさ。役割は終えたって感じがする。

 あとはゲテモノをゲテモノっぽく紹介するとかがウケがいいんでしょうけど、あたしゃキモチワルイっていいながらものを食べるのが嫌いなのよ。海外じゃこういう珍しいものを食べるんですってみたいな感じが気持ちがよく、それが日本ではゲテモノ扱いだったとしても普通の顔をして食べて美味しいか不味いかのどっちかなのよ。だめだね、こんなんじゃ。

 もう日本に住んでたら何もかもあまり珍しくは感じないし(笑)

◎珍食wiki「アテモヤ」
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/chinwiki/uniwiki.cgi?%E7%8F%8D%E7%8D%A3%E3%81%AE%E9%A3%9F%E5%8D%93wiki%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%A2%E3%83%A4%E3%80%8D
 例によって、ここに書き加えるべき面白い話があったら教えてください。交配で作られたものなので、アテモヤそのものの伝説とかはないでしょうけど、釈迦頭(アティス)やチェリモヤにまつわる話でもかまいません。

タグ:食材

珍食:カニステル

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▲有楽町のわしたショップ(沖縄のアンテナショップ)でカニステルという南国の果物を購入した。これ一個で104円だった。



 はいはい、みなさん久しぶりの珍食です。まぐまぐから「これ以上さぼってるとまた休刊になっちゃうよ〜」というメールが届いたから、というわけでもないんですが、たまたま美味しそうなものをみつけたので紹介します。今回の珍しいものは「カニステル」です。


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▲「カニステル:かぼちゃみたいな... さつまいもみたいなフルーツ。あまいよー。*やわらかくなったら食べ頃。※やさしくさわってください!」


 見た目はマンゴーに似た南国のフルーツで、店頭に貼ってあった「かぼちゃみたい」「さつまいもみたい」という説明に首をひねりました。


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▲手との比較。


 購入してから数日、常温で保存して、十分にやわらかくなったのを確認しました。

 包丁をいれてみると、中で固いものにあたります。けっこう大きな種が入ってるみたいですね。アボカドのように、種のまわりに包丁目をいれて、果肉をひねるとボコッとふたつに分かれました。


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 うわー、中まで黄色い。なんて鮮やかな黄色でしょう。果肉はとてもやわらかく、皮の上からさわってもねっとりとした質感があります。スプーンですくって食べるのがよさそうです。

 一口食べて驚きました。

 なんというか、甘さはそれほどでもないです。柿の実に似た甘さだと思います。でも食感が柿なんかとはぜーんぜん違うの。一言でいうと「玉子の黄身みたい!!」

 果物のようにみずみずしくはなく、乾いてもっさりした感じ。たしかにこれは、カボチャにもサツマイモにも似てる。でもやっぱり玉子の黄身そっくり。固ゆで玉子の黄身を、もうちょっとねっとりさせたような感じです。

 あとで調べたら、英語ではエッグフルーツなんて言うらしいですよ。なるほど、こりゃ玉子の果物だ。これは面白いなあ。こんなの食べたことない。

 こんな小さな実では満足できないんじゃないかと思ったんですが、美味しいんだけど沢山食べられるものじゃないですね。半分も食べたら大満足でした。


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▲種:これ、発芽するかしら。



通販サイトで実の値段を調べてみると、2個で800円など、けっこうするのでびっくりした。わたしは2009年5月4日に有楽町の「わしたショップ」で 1個104円で買った。そういう場所をこまめに覗くと意外に安く手に入るかもしれない。

◎わしたショップの公式サイト
http://www.washita.co.jp/


◎珍食wiki「カニステル」
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/chinwiki/uniwiki.cgi?%E7%8F%8D%E7%8D%A3%E3%81%AE%E9%A3%9F%E5%8D%93wiki%E3%80%8C%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%80%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%B4%EF%BC%89%E3%80%8D
 ここに書くべき面白い話があったらコメント欄で教えてください。

タグ:食材

お米の覚え書き

 すべて玄米で買って、玄米のまま 8〜12時間(一晩くらい)給水して普通の炊飯器で炊いた。リンク先は楽天市場。


ミルキークイーン(埼玉県産) 2604円/5kg(税・送料込み)

  • 低アミロース米といって冷めても美味しいお米として作られた品種。
  • 非常にもちもちした食感で玄米なのに白米のよう。
  • 玄米を食べ慣れていると歯ごたえが物足りない。
  • 水加減は普段より少なめがよい。多いとべちゃっとする。
  • もちもち感は賛否両論あるようだ。酷評する人は水が多すぎるのではないか。
  • 炊きあがった玄米をしゃもじですくうと白米同様(またはそれ以上に)しゃもじについてくる。そのくらいのモチモチ感。
  • # このお米は使いようだと思う。ベストな水加減さえつかめれば弁当に良いのでは。


ヒノヒカリ(滋賀県産) 2080円/5kg(税・送料込み)

  • 中国地方から九州にかけて盛んに作られている品種。
  • すっきりとした食感。
  • 歯ごたえ良好。
  • 良い意味で普通。
  • 比較的安価で美味しい。
  • 今のところ、玄米で食べるならこれがかなりいい。


日本晴(滋賀県産)

  • 良く言えばサラッとした炊きあがり、悪く言うと固い。
  • 水量多めにしても、やっぱり固い。
  • 玄米で食べるにはあまり向かない。
  • 精米してしまえばいけそう。


秋の詩(滋賀県産)

  • 普通の玄米のつもりで水を多めにするとやわらかく炊けてしまう。
  • かといって減らしすぎると固い。水加減が難しい。
  • いい具合にたけるとそこそこいける。


キヌヒカリ(滋賀県産)

  • やけに緑色の米が多い(20年産)
  • 脱穀がいまいちなのか籾殻がまざっている。
  • 味は悪くない。水加減はやや多めで。

タグ:食材

中国はまだまだイケる!!

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 营养が丰富 
 香脆の回味が浓ぃ
 けんこぅな食品

 全国の "チャパニーズ" ファンのみなさん、お待たせいたしました。久しぶりに強烈なのがキターー!! ここまで崩れたら、もはや何語かわからない!

 いちおう、書き下すと「栄養が豊富、香ばしくてサクサク、後味が濃い、けんこうな食品」だと思います……たぶんね。

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 その、けんこぅな食品とは碧根果のことです。碧根果は英語の pecan の音写ですな。リスのバナーが大好きなヒッコリーの木の実のことなのです。

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 こんな感じの木の実です。クルミの仲間ですが、殻がクルミのようにしわくちゃではなく、細長くてつるんとしてる。殻の中身はクルミと同じです。

 友達の友達が中国から持ち帰ったおみやげだそうで、仕事場で「これ強烈に美味いよね、でも食べるのめんどくさいからいらない」って誰も手をつけなかったからって、わたしのところにまわってきました……わたしってば最下流なのね。

 実は、この木の実を見て、とても懐かしい気がしました。子供の頃に家に沢山あったんです。アメリカのクルミだといって、誰かが買ってきたんですが、やっぱり割るのがめんどくさくて、わたしがおもちゃにしてた。子供の頃におもちゃにしてたやつは炒りが浅いのか、もっと殻が綺麗だった気がします。

 アメリカのクルミだっていうけど、具体的になんの木の実なんだろうとずーっと気になっていたんだけれど、碧根果という中国語表記を見て、bi gen guo ……ああ、ピーカンナッツってのはコレのことかと、数十年ぶりに結びついたのでした。

 久しぶりに食べた "アメリカのクルミ" は、やっぱり剥きにくい。手間は惜しまないけれど、殻を割ると中身まで割れちゃうんだよねえ。でも強烈に美味しい! シナモンとフェンネルで香りをつけてあると袋に書いてありました。


 ピーカンナッツで検索すると、今は剥いたのも売られてるのね。ココアやキャラメルで味をつけたのなんかも……

タグ:おやつ 変な写真

コメント一覧

ひろこ (03/05 07:21) 編集・削除

これって、二個を手の中で握ると簡単に割れるんだよね、
…中味もろともね。
目打ちでホジホジするのが良いのかな、
剥いたのはきっと食べ過ぎるねぇ。

珍獣ららむ〜 (03/05 08:13) 編集・削除

 そうそう、殻は簡単に割れるんだけど中身も簡単に割れちゃうんだよー。剥いたのはどうやって作ってるんだろうねえ?

まる URL (03/05 19:07) 編集・削除

きゃぁ~!中国ナイス!
日本に輸出するときに日本語訳を確認しないのかしら?
いや、ウケを狙ってわざと間違えているのかな?

私は脱力しちゃう注意書きの書いてあるコーヒーサーバーを使っています。中国万歳!

そろそろキムチを漬けようと思い

 日曜に巨大な白菜を二把買ってきて塩漬けにしました。もっと大量に漬けたいのですが、そのためには巨大な樽だの重石だのを用意しなければならないのであきらめ気味です。

 キムチ漬けは何年か前に急にやってみたくなって始めました。そろそろ気が済んだので今年はやめようかとも思って、先日某専門店でキムチを大量に買ってみたら、高かったわりに味はイマイチだったのですよね……こんなの買うくらいなら、多少お粗末でも自作を楽しんだほうがよいかなあと思いなおしました。

 白菜やオキアミの塩辛などは日曜に用意したのですが、唐辛子粉が少なくなってることに気づかず、仕方なく昨日また買い物に行きました。小岩図書館に用事があったので、小岩駅周辺の韓国食材店を回ったら、唐辛子粉が 500gで900円 もするので驚いて逃げ帰り、東水元のABSストア(えびす屋)に行ったら、そっくり同じメーカーのものが580円でした。小岩の店がボッてるんじゃなくて、定価が900円ちょっとするらしいんです。ABSはなんでこんなに激安なんだろう。ものにもよるけど、この手の食材がやたら安いです。

 白菜は良い具合に水が上がっているので、あとはヤンニョムを作って漬ければよい状態です。

 というわけで、以下は写真をまじえて手順を簡単に紹介します。

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▲日曜日に塩漬けした白菜。漬ける前の写真をとらなかったけれど、やけに大きな白菜だった。二把で390円。縦八つに割って(四つでもいいけど漬ける容器の問題でいつも八つにしてる)、切り口に塩をすりこんで重しをする。塩と重しがちょうどよければ数時間後には水があがってくる。そしたらざっと水洗いして、よく水をしぼっておく。

 ヤンニョムは、アミの塩辛とすり下ろしたリンゴ、すりおろしニンニク、すりおろしショウガ、千切りにした大根とニンジン、それと唐辛子の粉をどっさり混ぜて作る。分量は……適当(こんなんでまともなものができるのかと思うけど、だいたいなんとかなっている)。あと、乳酸菌発酵を助けるのにちょっぴりヨーグルトを加えてもいい。青ネギなどを入れてもいいと思う。

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▲塩漬けしてしぼった白菜にヤンニョムをなじませて漬け容器に並べたところ。塩漬けする前の白菜はこの倍のかさがあって、容器を二個並べて漬けたんだけれど、水が抜けたらこのとおり一個に収まってしまう。

 ヤンニョムは、大胆に手でなじませる。これが大変だけど楽しい作業。でも写真にはとれない。両手で唐辛子かきまわしてるのでシャッターを切れないのである。白菜の、葉と葉の間にもヤンニョムを挟んで、全体を手でなでるようになじませて、かるくまとめて並べておく。

 あとは室温で数日から一週間くらい保存すると食べられる、予定。キムチは発酵食品なので食べ頃は気温によるかもしれない。もうちょっと暖かい時期にやったほうが早く浸かるのかも。

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 そういえば、先日某所でマッコリを飲んで、何気なく瓶を見たら原材料に「アスパルテーム」って書いてあってぶっ飛びました。えー、発酵で自然に甘くなったんじゃなくて甘みつけてたのかー、みたいな。

 広告の品は、いちおう原材料名に甘味料が入ってないのを選んでみたけど、実際のところどうかはわかりません(笑)同じ店にマッコリ飲み比べセットだなんて、ちょっと魅力的なものもありました。

タグ:手料理

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珍獣ららむ〜 (12/16 13:58) 編集・削除

 キムチを見ると思い出すんですが「日よ 日よ 紅え 日よ キムチの汁で めし食べて 長鼓鳴らして 出て来い」という韓国の童謡があるらしいんですよ。わたしは子供の頃にこの歌詞だけを童謡の本で読んで、どんなメロディーがついてるんだろうとずっと気になっているんですが、いまだにめぐりあえないのです。どなたか知りませんか?