▲レッドキドニー(赤インゲン豆)のくるみ和え。赤すぎるよ。
▲白インゲン豆のくるみ和え。白いね。白過ぎる。
台所にいながらにして海外旅行に行ったつもりになっちゃう企画、今回行ってみたのはグルジア共和国です。昔ソ連だったところなので、ロシア料理の本に載ってました。
グルジア料理といってもクルミ和えですからねー。そういう料理は日本にもあるので写真にしちゃうと外国っぽさ半減?
でもまあ、レシピでも見てってくださいよ。日本のクルミ和えには絶対入らないようなものが入ってますからー。
【材料】2〜3人分
インゲンマメの水煮(赤でも白でもいい) 200gくらい
以下は和えごろも
市販のローストくるみ 30gくらい
ニンニク 1片
フェネグリーク粉末 小さじ2杯くらい
蜂蜜(なければ砂糖でも) 小さじ半分くらい
塩・胡椒 少々
酢 大さじ半分くらい
タマネギのみじん切り 大さじ1くらい
万能ネギのみじん切り 好きなだけ入れちゃって!
トッピングや飾りとして(省略可)
万能ネギ
ニンジン(スライスして型抜き)
パセリ
クルミは生のものを自分で炒ってもいいですが、生クルミは高いので、おつまみコーナーとか、ドライフルーツコーナとかでロースト済みのものを買うといいです。わたしが買った店では60g入りの袋で180円前後だったと思います。
フェネグリークはスパイスです。カレーの香りのベースになっているものですが、辛くはありません。カルディなどの輸入食材を扱う店に粉末で売られてると思いますが、なかったら省略してもいいです。
【手順】
1. 市販のローストクルミを手でポキポキ砕いて、フライパンで軽く炒りなおす。ロースト済みの商品なので軽くでよい。
▲クルミをすりつぶしたところ。潰すと量が減るのでこんな少なくて大丈夫かって思うけど、大丈夫なので慌てない。
2. すり鉢で、炒りなおしたクルミを潰す。ニンニク片は半分くらいに切ってから放り込み、すりこ木で叩きつぶす。
3. フェネグリーク、蜂蜜、塩・胡椒を入れてよく混ぜたあとに、酢を加えてまぜると和えごろもが白っぽくなる。
4. タマネギと万能ネギのみじん切りを加えてまぜる(潰さない)。
5. インゲンマメの水煮を、水をきってから加え、よく混ぜたら完成。皿に盛ってトッピングなどする。
わたしはいつも、写真のような紙パック入りの豆の水煮を使ってます。380gとか入って安い時は100円、一番高い時でも150円くらいです。これをまるごと全部使うと多いので、三分の二くらいクルミ和えにして、残りは翌日別の料理に使うとかします。
インゲンマメの水煮が見つからない場合は、もちろん自分で茹でたってかまわないのですが、豆を煮るのはめんどくさいと思うので、その場合はサヤインゲンをゆでて和えても OK です。グルジアでも夏はサヤインゲンをゆでてつかい、冬は乾燥した豆をゆでて使うそうです。
食後にロシア語もかじってみよう
лобио ロビオ(ロシア語)
ლობიო ロビオ(グルジア語) インゲンマメ
ローマ字書きすると lobio になります。ロシア語じゃなさそうなので、google翻訳で材料をグルジア語に翻訳させてみたら、インゲンマメがずばりロビオでした。
わたしが参考にした本だと、インゲンのクルミ和え=ロビオのように書いてあるのですが、この調子だとインゲンマメの料理は全部ロビオなんじゃないかって気がします。
画像検索してみると、ロシア語、グルジア語ともに、スープや炒め物や、さまざまな「インゲンを使った料理」がヒットしてしまい、やっぱりという感じ(笑)
ただ、「わたしのロビオ」というタイトルでクルミ和えの写真を掲載している人もいたから、クルミで和えるのが定番料理ではあるんでしょうね。
じゃあ「インゲンのクルミ和え」はなんて言うのかっていうと、ロシア語だと、
Лобио с грецкими орехами
とか言うらしいです。
ええと、ロシア語の前置詞は動詞の格変化によって意味が……後ろに続く単語が造格っぽいので……ええもう知恵熱出るわっ!! 意味はたぶん「ロビオ with クルミ」です(笑)
орехи ナッツ
грецкие орехи クルミ(のナッツ)
грецкими орехами は格変化しています
グルジア語も解明したいところですが、こちらはさっぱりわかりません。そもそも文字がまるで読めない…orz
おいしいものの画像検索をしているうちに夜が明けたので今日のところはこのへんで。
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