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松戸市最古の庚申塔は地蔵菩薩だったりする

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 前の記事に書いた鵜森稲荷神社のすぐ近くです。この道の奥にあるのが圓勝寺で、道の入り口付近の両脇に、立派な石仏があります。

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▲こちらはお地蔵さんでしょうか。右手に錫杖、左手には宝珠、頭の上には地蔵菩薩の種字であるハ(ह)*1が刻まれているので、地蔵菩薩でよさそうです。

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▲こちらは如意輪観音でしょうか。

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▲由来を書いた杭がありました。なになに?「慶安三年銘庚申塔」「松戸市内で最も像立年の古い庚申塔です。形状は板碑型、塔身128cm、台高35cm、正面に造立趣旨と造立年銘(1650)が刻まれています」「この庚申塔は古ケ崎2405番地にあった古ケ崎不動尊の祠の中にありましたが、庚申塔の世話人と住職の放し合いにより、平成17年10月から圓勝寺で…云々」

 え、これ、庚申塔なの!

 と、驚いて戻ってみました。

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▲これはお地蔵さんの台座です。ほんとだ、三猿が刻まれてる。

 よく見る庚申塔は青面金剛と三猿の組み合わせばっかりですが、地蔵菩薩が刻まれてることなんかあるんですね。

 ネット情報だと、比較的古いものに地蔵菩薩の他に薬師如来や阿弥陀如来などがあるそうです。

*1:ローマ字で書くとhaなので読みはハですが、伝統的にはカと読むと思います。日本語のハより息を強く出して発音するからカに聞こえるらしいですよ。

タグ:神社仏閣

松戸市・鵜森稲荷神社と庚申塔

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▲千葉県松戸市の鵜森稲荷神社。いつも横目で見て通り過ぎてたんですが、初めてお参りしてみました。後ろにラブホテルの看板が見えちゃってるところがガッカリポイントでもありますが、今となってはいい味を醸し出しているかもしれませんね(笑)

 鵜森(うもり)は、神社の名前としてはあまり耳にしないと思って検索してみました。この神社の由来としては、この神社がかつてあった場所に数千羽の鵜が住み着いていたから、だそうです。

 三重県にも鵜森神社というのがあるので、何か関係があるのかなあと思ったのですが、三重県の例は明治時代に鵜森と改称したそうで(おそらく鵜の森という地名に由来)、特別関係はなさそうですね。

 ただ、三重県の鵜森神社には俵藤太が祀られているそうです。俵藤太といえば平将門を討ったと言われる武将なんですが、千葉県には将門伝説がけっこうあるらしいので、この一致は偶然としても面白いような気はします。

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▲拝殿の横に庚申塔がありました。二基あって、両方とも刻まれているのは青面金剛のようです。

 左の小さいものは、風化が激しいのですが、胸の前で合掌する腕のほかに、法輪を持った腕がうっすら残っているので、四臂でしょうか。邪鬼を踏んでいます。頭の上には青面金剛の種字であるフーン(हूं)*1が刻まれています。また、台座に見ざる・聞かざる・言わざるの三猿が刻まれています。

 右側の大きいほうはデザインが大胆ですね。台座に三猿、足の下に邪鬼、腕は二臂で合掌、頭の左右には日輪と月輪が刻まれてます。向かって右に「奉造立庚申待倶養」左に「元禄十六未年九月十七日」と刻まれています。


大きな地図で見る
▲場所はこのへん。地図だと「鵜森神社」になってるんですね。


 実はすぐ近くのお寺の参道にも庚申塔がありまして、それは次の記事に写真を貼ります。

*1:ローマ字表記するとhūmなので読みはフームですが、伝統的にはウンと読んでることが多いかもね。

タグ:神社仏閣

コンビニのコピー機で写真の印刷をしてみた

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 手前の白い縁がある写真が、自宅にあるヘッドが腐ってるかもしれないプリンターで印刷した写真、奥の縁がないやつがコンビニのコピー機で印刷したやつです。どちらも同じデータをプリントアウトしました。

 コンビニのコピー機は最近すごくて、メモリーカードのたぐいにデジカメのデータとかPDFファイルとかを入れて持って行くと、プリントアウトすることができるのです。

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▲これが自宅のプリンターでプリントした写真を拡大したもの。

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▲こっちがコンビニのコピー機のやつ。


 もうこのとおり、歴然と違うんですが、自宅のやつはこれが限界なのか、ヘッダを交換するともっとマシになるのか、イマイチよくわかんないんですよね。今まで写真なんか印刷してみようと思わなかったもので、コンディションの良い状態を知らないんです。

 少なくとも青空に黒い線が入ってるのはおかしいはず(笑)

タグ:写真の写真

一文字一音節地名・流山編「加」と「木」

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 16日に首都圏外郭放水路を見た帰りに、ついでだから流山市の珍地名「加」と「木」をゲットしに行きました。写真多めなので続きを読むをクリックしてください。

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タグ:珍地名

コメント一覧

珍獣ららむ〜 (11/18 10:25) 編集・削除

 実は流山市は一文字地名の宝庫で今回見た「加」の北のほうには「北」「南」「谷」があります。他に「中」もあるらしいです。読みは一音節じゃないんですけどね。

 一文字地名ではないけれど、北と南の間にある「小屋」も魅力的です。
gabotyan

首都圏外郭放水路の調圧水槽(地下神殿)を見てきました

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 上の写真は特撮ドラマのロケなんかでよく使われてる首都圏外郭放水路の調圧水槽、通称「地下神殿」です。春日部市で毎年開催している彩龍の川まつりにあわせて一般公開されたものです。

 写真が多いのでページを分けます。「続きを読む」をクリックしてください。すべて昨日、11月16日(土)の写真です。

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