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昔の遊び:クリップのバッタ

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 子供の頃に、こんな遊びをしませんでしたか? プラスチックのクリップの尻をおっかいて、ひねって作ります。

# もしかして「おっかく」は群馬方言? 折り欠く/押し欠く→おっかく、だと思うのですが。

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▲こんな感じに尻をおっかいて足を作り、

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▲足をひねって真ん中の凹んだところにかけます。この写真は右側の足をかけたところ。左も同じようにやれば出来上がり。

 形がバッタに似ているだけでなく、指ではじくと目にもとまらぬ早さで跳ねていきます。ほんとにバッタみたい。


 プラスチックのクリップは、昔だと学校の近くにある文房具屋さんで売ってたけれど、今なら100円ショップにあるかもしれません。写真のは、数年前にキャンドゥで買ったものだったと思います。

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たっぷ (09/19 19:57) 編集・削除

「お っかく」って言いますね@東京 江戸川区葛西辺り
長い飴とか、煎餅とか分ける時に「おっかいて」って言ってました。

gabotyan

珍獣ららむ〜 (09/19 23:39) 編集・削除

おー、東京でも言うのですね>おっかく
群馬特有じゃないなら関東方言なのかな。
gabotyan

珍蔵品:上野動物園と葛西臨海水族園の缶バッジ

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 上野動物園と葛西臨海水族園の缶バッジが出てきました(iMacのバッジも混ざってますが)。

 両園とも無料ガイドツアーというのがありまして、参加者に1個づつバッジをくれるんです。今もやってるのかな。写真のものは10年くらい前のデザインです。そういえば最近、上野も葛西も行ってないです。

タグ:珍蔵品

なんのために描いたか覚えてないイラスト[ネコ科編]

 大掃除で出てきた自分のイラストです。なんのために描いたのか、もう思い出せません。

ラキシの猫

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▲猫の小像。イスラエルのラキシ(ラキシュ)で出土した紀元前1700年ごろの象牙製品だとメモしてありました。

こことか(1)
http://219.118.215.123/new_web/column/rensai/r05-05.html

こことか(2)
http://www.lessingimages.com/viewimage.asp?i=08050557+&cr=260&cl=1

 これらが実物だと思うのですが……えー、なんていうかぜんぜん似てない上に顔の向きまで違うんですけど。あと(1)と(2)が同じものと思いきや足の形が違うんですよね。

 てことは、レプリカ等も含めて似たようなものが複数あるってことなのでしょうか。謎は深まるばかり。ちなみに何からスケッチしたかはさっぱり思い出せません(笑)

スカンジナビアの琥珀製の猫

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 9世紀、スウェーデンのものだとメモにあります。たぶんビルカ Birka ってとこのだと思うんですが、実物の写真がネット上で見つからない。

[追記]Birka bärnsten Katt で検索

http://www.historiska.se/template/RelatedImagePopup.aspx?parent=21720&image=21723
 わりとそのまんまでしたわ。
 bärnsten は琥珀のこと。 Katt が猫。

キー・コーマのピューマ/エジプトのバステト女神

 お、これには出典がメモしてありますね。どうやら『新猫種大図鑑』からスケッチしたようです。

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 左は1450年ごろの木製のピューマで、フロリダ州南西のキー・コーマってところのものだとメモがあります。ネイティブアメリカンのものなのかなあ。

 右は紀元前600〜200年のエジプトのもので、ブロンズ製のバステト女神だそうです。って自分でメモしたはずなのにさっぱり覚えてない。

 バステトはきちんとお座りした猫の姿だったり、首から上が猫、体は人間だったりするのはよく見ますが、寝そべって子育て中のは珍しいような気がしますね。

 ふと、フロリダピューマの像はこうしてみるとバステトに似てるかも。…実物はスケッチと似てない可能性は大(笑)

???

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 猫っぽい頭の鬼神(?)が、裸の人間らしきものの手足を掴んで立ってる図です。9世紀敦煌の遺跡とメモがあるので、遺跡のレリーフかなあと思うんですが、なんすかねこれは。


 さらに仏教典やギリシアに関するメモが添えられてるのも超謎。

 子猫の夢を見たあと、そなたの子供がぐったりと舌を出したら、猫の霊が祟っている証拠である。いけにえを供えれば、すべては解決する。

前500年ギリシア 大理石のレリーフ
犬と猫を対決させる人々の図あり
イスラエルの例は山猫か?

 もうさっぱり意味不明です。

珍蔵品:1974年小学館『よいこ』『幼稚園』おりがみ関連の連載

 大掃除で出てきた昔の雑誌から、おりがみの連載を紹介します。

1974年の『幼稚園』から「母と子の折り紙」

吉沢章さんという、おりがみ界では有名な先生が自作を紹介するコーナーだったようです。

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 二色刷りの見開きで、右ページ上段に完成品の写真、下段に先生の解説、左ページに折り図という構成になっています。

 『よいこ』は幼稚園に上がる前くらいの幼児向けの雑誌ですが、このコーナーは主にお母さん向けだったみたいですね。紹介されている作品は、お母さんが手伝ったとしても幼児が折るには少し難しい気がします。

 わたしも折ってみました。

ゆきだるま 『よいこ』1974年1月号

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 裏の白い紙を使って雪を表現し、目と口に表の色を出す手法ですね。足を裏側に折り返してあるので自立します。頭と体の間のくびれを作る手法が大人でも慣れないと戸惑いそうです。

 完成品の写真で雪だるまと一緒に写っている子供の折り方は6月号(1973年?)に出ていると書いてありました。

おひなさま 『よいこ』1974年3月号

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 あやめの基本形の一歩手前みたいなところから折るものです。自立はしません。

 最後に表側の紙をちょっと折り返すと、下の紙が袴(はかま)をはいて座っている足になるところが素敵です。

 勺や扇を持たせたらもっと表情が出そう。女びなには髪の毛を書き加えたいですね。


 吉沢先生は2005年に亡くなられた方ですが、有名な先生でおりがみ関係の著書もあります。古い本が多いので、図書館で探すのがいいでしょう。まだ確認はしていませんが、ここに紹介した作品も、著書のどれかに載っている可能性があります。

国際折り紙研究会会長 吉沢章
作者紹介
1911年 栃木県生まれ。幼少のころより折り紙に興味を持ち、多くの創作折り紙を発表。
1955年 オランダにて個展を開く。
1957年 国際折り紙研究会を創設。
1966年、1972年 外務省より世界各国に派遣され国際親善につくし、世界じゅうにファンをつくる。
1963年 毎日出版文化賞受賞。
1972年 モービル児童文化賞を受賞。



一方同じ時代の『幼稚園』は「折り紙童謡シリーズ」

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▲小学館『幼稚園』1974年6月号
 見開きで、右ページが一色刷りの折り図、左ページがカラーで、上段にイラストと折り紙の完成品、童謡が掲載されています。下段は銀行の広告。6月号で2回目なので、毎号載らなかった可能性はあります。

 折り紙の指導は現在も活躍中の笠原邦彦さんです。創作とは書いてないので、紹介されている作品が笠原さんのかどうかはちょっとわかりませんが、とくに作者もかかれていないので、笠原さんの自作かなと思います。手元にこの号しかないので、いつも笠原さんの指導だったかは未確認です。

 左ページの童謡は吉丸一昌さん…って「早春賦」の作詞をした人ですね。その人の「おたまじゃくし」という詞です。

 わたしは不勉強で知らない歌でしたが、梁田貞さんが曲もつけてるそうです。こちらは「どんぐりころころ」や「城ケ島の雨」で有名な作曲家です。

タグ:珍蔵品 おりがみ

珍蔵品:思い出のさし絵の作者は?(その2・その3)

真琴さまキャー!!

 これもツイートしましたが、70年代に小学館の幼児雑誌でよくおみかけしたさし絵画家で、少女漫画のように瞳キラキラで、美しいお姫さまの絵を描く人がいらしたんです。もうね、思い出すだけでため息が出るような美しい絵だったんですよ。

 こちらは「70年代 挿し絵画家 お姫さま」で検索したら一発でした。そうですよね、70年代でお姫さまといったら、どう考えてもこの方です。まだご存命で公式サイトをお持ちでした。

◎真琴るーむ
http://www.macotogarou.net/

 漫画家ではないと思っていたのですが、お若い頃に漫画も描いてらしたそうです。真琴さんの仕事については下記のサイトも参考になりそうです。

◎京都精華大学国際漫画研究センター:作家紹介・高橋真琴
http://imrc.jp/project/author/cat29.html


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▲小学館『小学一年生』1974年(昭和四十九年)10月号:せかいのはなよめさん

 この時期、高橋真琴さんの絵は、よいこ、幼稚園、小学○年生のたぐいに頻繁に出ていたと思います。今回の大掃除で以下の四冊が出てきましたが、うち三冊に載ってました。

よいこ 1074年1月号 世界名作「しらゆきひめ」
よいこ 1974年3月号 世界名作「はくちょうのみずうみ」
ようちえん 1974年6月号 なし
小学一年生 1974年10月号 「せかいのはなよめさん」

 『よいこ』に関していうと世界名作童話の連載だったようなので、この年は毎号載ってたかもしれないです。

 この時代の学習雑誌はけっこう持ってたはずなんですが、ほとんど捨てられてしまいました。残っていたのはあくまで偶然。きれいに片づけていなかったからこそ別の本にまぎれて残ったんです(爆死)

 選んで残したわけではないのに「せかいのはなよめさん」が残ったのは奇跡でした。わたしこれ大好きで、とにかくしょっちゅう眺めてたのを覚えてます。

 その当時の好みでは「イギリスのはなよめさんがいちばんすきー!」だったはずです。でもね、目をつぶると鮮明によみがえってくるのは、ハンガリーやノルウェーのお嫁さんです。それほど好みでなかったはずの絵まで覚えてるくらい、何度も見てたんだと思います。

 しかも今の好みだと「お式はノルウェーでお色直しにハンガリーをキボンヌですわ」だったりして、今さら乙女心全開で超ヤバイです。
 

海の中といえばこういう色を塗るものだ?!

 以前こんな記事を書きました。沖縄産の海藻でスーナというものの紹介です。

◎これはまさに食の竜宮城やー!!
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1543
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 で、これがなぜ竜宮城かって?
 竜宮城の絵を書く時、こんな色の珊瑚(さんご)を書きません?
 …えっ、書かない?
 おかしいなあ、竜宮城なら珊瑚でしょ。珊瑚大事ですよ、珊瑚。ちゃんと珊瑚書きましょうよ。

 これを書いた時、脳裏に浮かんでいたのも70年代の雑誌でよく見た挿し絵なんです。海の中の風景で、ちょうど上の写真のように淡い色彩で珊瑚か海藻が塗られていました。

 自分の中では海の中といったらそういう色を塗るのが常識くらいに擦り込まれていたので、「竜宮城」とかで画像検索しても、想像しているような絵がヒットしないのには愕然としました。

 じゃあ、わたしにその海の風景を擦り込んだのはどこの何先生なのかってことです。最初は、二つ前の記事に書いた石田英助さんじゃないかと思ってたんです。

 ところが、今回の大掃除で発見してしまいました。
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▲小学館『幼稚園』1974年6月号 にんぎょひめ アンデルセン・原作/有馬志津子・文/アリマジュンコ・え

 がーん、これはまさに沖縄産のスーナの色彩じゃないかー!!

 どうやらわたしはアリマジュンコさんに海の中の風景を擦り込まれていたようです。しかしよく残っていたものです。選んで残したわけでなく、ほんとうに偶然残ってた雑誌です。


 なお、文章を書いている有馬志津子さんは、ジュンコさんのお母さんです。

◎アリマ・ジュンコ 町田市ゆかりの美術家たち
http://home.wako.ac.jp/user/m-artist/2008/11/post-57.html

童画作家。本名森原順子。東京都に生まれる。中学1年生のときに、童話作家の母・有馬志津子氏と発表した『親子の童話集』で注目され、学生時代より小学館や講談社の学習雑誌に多数の作品を掲載。
新美南吉の童話『てぶくろをかいに』の絵は教科書にも登場した。

タグ:珍蔵品

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Sari URL (09/13 00:57) 編集・削除

こんばんは、またまたご無沙汰です。

高橋真琴さん、大好きでした。いや今でも。
この春だったか、去年だったか展示会があったんです。でも気づいたときは京都へ移動していて残念でした。

小五の頃、真琴さんイラスト大判のハンカチを買ってもらい、嬉しくて林間学校へ持って行き、失くして涙したことがありますw
雑誌はいつも薄紙や半紙を乗せて模写していました。懐かしい・・・

前の記事のキンダーブックも懐かしいです。私の時代は「光の国」も一緒に本屋のおじさんが届けてくれる日が楽しみで。
ここにこんな記事がありました。行きたかったです。
http://www.mandarake.co.jp/information/2007/10/06/12nkn01/

たまに目白の講談社の美術館で昔の絵本を見にいくんですけど、小学館もそんなのないんでしょうか。

あ、gabotyan でしたっけ。 うち、猫 只今11匹。

珍獣ららむ〜 (09/13 06:52) 編集・削除

おひさしぶりです。
真琴さんいいですよねー。亜土たんみたいに再評価されてもよさそうな人だと思います。
雑誌に半紙をのっけて写しとるのとか、懐かしいですよねー。よくやりましたよ!!
個展は定期的にやってるとサイトに書いてあるので、またきっと関東に来ますね。次回は見に行こうと思ってます。
佐倉市に画廊があって「毎週 木・金・土曜日のみ開廊」だそうです。こちらも気になりますねー。

講談社の美術館とかあるんですか!
それ知らなかったです。
小学館のもあればいいのにねー。

猫11匹すごい。うちはgabotyanだけで一杯一杯ですよ。