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鼻毛石再び

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=858
↑以前この記事で、群馬の鼻毛石を見に行ったって書いたんですが、「写真に写ってるのは鼻毛石じゃなくて硯石だよ」というツッコミが入ったので、本物の鼻毛石を見に行ってきました。

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▲まずはおさらいで、前回間違えて見ちゃった巨石を見ますよ。ここは鼻毛石八幡神社の鳥居です。

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▲そしてこれが、前回間違えて見ちゃった石です。お、立て札がある。前はこんなのなかったような気がする。

 なんでもこの石には源義家にまつわる伝説があると、現地の案内板に書いてありました。どういうお話かは書いてなかったので検索で調べたところ「この地に義家の軍勢がやってきた時、村人が従軍したいと名乗りをあげたので、義家がこの石の窪みにたまっている水を硯にとって墨をすり、従軍者名簿に書き加えた」というお話らしいです。

 じゃあ、肝心の鼻毛石はどこにあるかっていうと、神社よりもっと南の、大通りからちょっと入ったところでした。

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▲これが鼻毛石。「鼻石」と書かれた看板が立ってます。あれ、ここも以前来た時通りましたけど、この看板も前には気がつきませんでした。最近できたんでしょうか?

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▲ちょっと寄ってみます。うーん、これの何が鼻だったり鼻毛だったりするのかなあ。真ん中のくぼみは人が彫ったみたいです。きっと昔は護符かなにかが置いてあったんでしょうね。

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▲ちなみにあの山が赤城山。伝説では赤城山が噴火したときにこれらの大岩が落ちてきたことになってるようです。


より大きな地図で 鼻毛石 を表示
一番下の赤いポイント、鼻石(鼻毛石)
北へ上がって行くと鳥居が二個ある
黄色い建物のアイコンが神社の拝殿
拝殿の前にある緑のポイントは硯石

タグ:群馬 鼻毛石 珍地名

9月に群馬でまた華蔵寺号(C6120)を見たよ

 関西から帰ってきた翌日だから、9月の10日だったと思いますが、群馬でまた蒸気機関車を見ました。

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▲こんな感じで各種機関車が揃ってて、いろんなイベントをやっていたのです。どれかの運転席に乗せてもらえたり、古い客車に乗せてもらえたりしたみたい。行列してたから並ばなかったけどね。

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▲これが我らの華蔵寺号なのだ(そんな呼び方してるのはわたしだけかも)。伊勢崎市の華蔵寺公園ってところで30年くらい雨ざらしで展示されてたのを修理して走るようにしたやつなのです。

◎C6120 復活号(6月に上越線を走った時のやつです)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1139
 華蔵寺号の雄姿はこのへんからどうぞ。連続して四つ記事があります。次の記事へいくリンクは記事の下の方にあります。

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▲こんなイベントもありました。レールの切断作業の実演です。くっつけるのは溶接だけど切るのは溶断だっけ?


 ところで、C6120 が展示されてた華蔵寺公園は今どうなってるかっていうと…?

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▲消防自動車が置いてありました(笑)

 公園の人に「C6120はもう戻ってこないんですか?」って聞いたら、何億円だかかけて修理したのでもう戻ってこないと思いますよって言ってました。イベントのない時だけまたここに戻されたら面白いのにね。輸送にお金かかってダメか? 伊勢崎駅から引き込み線引いちゃえ(無理)

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▲せっかく来たから観覧車に乗って帰りました。出来た当時は北関東一だった大(?)観覧車でーす。

◎華蔵寺公園遊園地
http://www8.wind.ne.jp/kezouji/
 華蔵寺公園はジェットコースターや回転木馬があるちょっとした遊園地なんですが、入園無料で乗物に乗る時だけ有料という太っ腹な公園です。

タグ:群馬 蒸気機関車

関西旅行8:帰りは中央線でゴー!

 彦根を後にして名古屋に降り立ちました。名古屋見物をしてるヒマはなさそうです。昼食だけ調達して電車に乗りますね。

名古屋・駅の立ち食い蕎麦まできしめん!
▲名古屋です。ホームの立ち食い屋まできしめんです。初めてこれを見た時は感激して思わず入って食べましたねー。

名古屋・おべんとう
▲今回はこんなセットを買いました。天むす、味噌串カツ、鳥手羽のセットです。少し量が多いけど道中長いので夜もこれをつまもうかと。

 東京に着く前に夜になるはずなので、車窓から何も見えなくなったら読もうと思って駅の本屋さんで北杜夫の『マンボウ最後の大ばバクチ』という文庫本を買いました(ツイートで『マンボウ遺言状』と書いたのは勘違いでした)。# これ書いてる最中に北杜夫の訃報が入ってすごく驚いてます。

 名古屋からは中央線です。中央線の旅は前にもしたのでどうしようかなとは思ったんですが、中津川のお土産や、窓からの風景が気に入ったのでまた乗ることにしました。

 中央線の鈍行列車に乗ると、中津川で一時間くらい待ち合わせがあります。去年の春の旅で、駅前に地元の物産を売る立派な施設があることに気がつきました。

◎中津川でいろいろ買った
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=824

 春休みは旅行の季節としてはシーズンオフなんでしょうか。乗客がほとんどいなくて、もんのすごく寂しい状態でした。こんなところで一時間も放り出されて何をすればいいのかなあと思い、駅前の物産展に気づいたという状態です。それが意外に面白くて、また来ようって思ってたんですよねー。 

 そして今年もやってきました中津川。春はあんなに寂しかった中央線ですが、夏はお客さん一杯なんですね。9月9日だったので青春18きっぷの滑り込みラッシュだったかもしれません(夏は9月10日まで)。

 みんな中津川で時間があることを知ってるんでしょうね。大勢が一期に下りてきて、わりと全員が駅前の物産展に直行してました。

中津川
▲去年来た時はこの和風建築が中津川駅前の「にぎわい特産館」だったのですが、なんとビックリ移転したって書いてある。どこに移転したかっていうと……

中津川
▲このでっかいビルの一階に移動してました。デパートかなんかの跡っぽいんですけど、前に来たときはデパート(?)はもうなくなってて、上の方の階に公民館だか役所関係だかが入ってるだけでした。改装して一階を物産展にしたんですねー。
中津川のお土産
▲今回もいろいろ買いました。手前から、三色のからすみ、ちこり茶、中津川産の紅茶と棒茶、紙袋の中は栗きんとんです。

 中津川は意外と知られていませんがチコリの産地なんだそうです。ちこり茶はチコリの根で作ったお茶だどいうことです。少し苦味があると書いてありましたが、飲んでみたらそうでもなくて、すごく知ってる味なんです。よくよく考えたらチコリは爽健美茶に入ってるんですよね。爽健美茶の愛飲者にとっては、ちこり茶はごくフツーの味です(笑)

中津川の栗きんとん
▲これが中津川の栗きんとんです。関東でお正月に食べる黄色いねっとりしたものとは全然違うんです。ぽっくりしてて変わってる。こんなの食べた事ないって感じです。

 この日はちょうど栗きんとんフェアの真っ最中で、中津川のいろんな和菓子屋さんが、それぞれの製法で作った栗きんとんをばら売りしてました。好きなように選んで買えるのでお試し意欲を刺激されますね。ほんとは一通り欲しかったんですけど、現金が心細くなってたので三種類だけ買いました。早くカード払いに対応してください(笑)

中津川のからすみ
▲これは「からすみ」という食べ物です。もち米を練って蒸して作った甘いお菓子です。ボラの卵で作る珍味のカラスミとは別のものです(中津川は海から遠いのでボラ卵の代わりにお菓子で作ったという説があるそうです)。

 かなり素朴な味わいのもので、美味しいかっていうとビミョーなんですが、前に買ったのは写真を撮る前に食べちゃったので、一枚残しとこうと思って買ってきました。餅菓子を固くしたような触感で(ボラ卵のカラスミを食べたことがないので固さが似てるかどうかわかりません)、味は単純に甘いです。

 買い物したり、名古屋で買ったお弁当を食べたりしてるうちに一時間なんてあっと言う間です。中津川面白いです。また来ちゃうかもしれません。

木曽川
▲中央線の旅は続きます。中津川から北は線路が木曽川に並走してるのでずっとこんな景色です。春に乗った時はたまたま増水してて勇壮な眺めでした。

 倉本駅と上松駅の間に、寝覚ノ床という名所があります。竜宮城から帰った浦島太郎が、故郷には知った人が誰もいなかったので旅に出て、この地で玉手箱を開けたという伝説があるそうです。それが中央線の車窓からも見えるんですが、一瞬のことなので言われないと気づきません(特急に乗ると車掌さんが車内放送で言うことがあるそうです。一度聞いてみたいですねー)。

 電車の窓から伝説の地が見えるのは素敵なので、なんとか写真に撮ろうと思うんですが、一瞬のことなのでうまくピントが合わず、難易度が高いポイントです。今回は夏で手前の木が茂っちゃってることもあってやはり写せませんでした。場所は上り線だったら上松駅の手前です。短いトンネルを出てすぐだったと思います。床のように上が平らになった岩が切り立っているので見ればわかると思います。

塩尻駅
▲塩尻駅です。乗り継ぎに20分くらい時間があったので改札を出てみました。ここにも地元の物産を売る施設がありましたが、現金が心細くなっているので寄りませんでした。

 駅のまわりはこれといって何ってこともなさそうなのですぐにホームに戻っちゃったんですが、走り出した電車の窓から犬かオオカミのような生きものの像が見えたので、見とけばよかったって少し後悔しました。何か面白い伝説でもあるのでしょうか。

 17時ちょっと前に岡谷駅に到着。まだ明るいので途中下車してみます。

岡谷・童画館通り
▲このオシャレっぽい道は童画館通りとかいう名前でした。童画というのは見慣れない言葉ですが、この地で生まれた絵描きで童話作家の武井武雄という人が作った造語だそうです。

岡谷・イルフプラザ
▲童画館通りの突き当たりはイルフプラザという建物で、一階はスーパーでした。そうだ、塩イカ買っちゃおうっと。

岡谷・塩イカ
▲これが塩イカです。海のない長野県ではイカを塩ゆでにしたものをよく食べるそうです。かなりきつい塩味なので日もちがいいのが特徴です。2時間くらい塩抜きをして、酒粕あえや天ぷらなんかにして食べます。流通がよくなって生のイカも売られてますが、触感が違うのでわざわざ塩イカを買って食べるそうですよ。

 わたしも以前、話のたねに買ってみて病みつきになりました。天ぷらより塩もみキュウリと一緒にあえ物にするのが美味しいですね。時々食べたくなるんですが、東京では滅多に手に入りません。

岡谷・イルフ童画館
▲駅から見て、イルフプラザの前を右に曲がったところにイルフ童画館があります。ここは武井武雄って人の美術館です。イルフという言葉も武井氏の造語で、古いを逆さにして、新しいという意味だそうです。

 この時はまだ、武井武雄がどんな人なのか知らなかったので、美術館は一階の売店を覗いただけでやめちゃったんですが、あとで図書館でこの人の本を借りて、見とけばよかったって後悔しました。大正時代から昭和にかけて活躍した人なんですけど、生まれるのが早すぎたんじゃないかと思うくらいセンスの新しい人だと思います。

岡谷・イルフ童画館前のラムラム王のオブジェ
▲このラムラム王というのは武井氏の童話に出てくるキャラクターです。王というのも名前の一部で、王様の地位にあるわけじゃないそうです(でも四回くらい本当に王位についてる)。武井武雄は自分のことをラムラム王の生まれ変わりだと自称してたそうです。

http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/20111007
 この辺にも紹介記事を書きました。はてなダイアリーでやってるわたしの日記です。

 岡谷もゆっくり見たら面白いところがけっこうありそうです。以前この町で「岡谷蚕糸博物館」というのを見ました。養蚕や紡績の道具が沢山展示されています。地味な博物館なので価値が分かりにくいでしょうが、ここにある紡績機などはそうとう貴重なものなんじゃないかと思うんです。

 かなり気に入って、もっと貴重さをアピールすればいいのにって思っていたところ、日本機械学会が機械遺産に指定したそうです。
参考>http://www.jsme.or.jp/kikaiisan/data/no_046.html

 今回は17時過ぎてたので見られなかったのですが、いつかチャンスがあったらもう一度見に行きたいです。養蚕関係の道具は見てるとわくわくするような面白いものが多いですからねー。

 岡谷駅に戻ってみたら、思いがけず上諏訪行きの電車がホームにいたので乗ってしまいました。どこだかで電車が鹿を跳ねたせいでダイヤが乱れてるらしいです。

 終電にはまだ時間があるので上諏訪駅で足湯に入ることにしました。

上諏訪駅・足湯
▲これ、駅のホームにあるんですよ。入場券か切符を買わないと入れませんが、足湯自体は無料でした。

上諏訪駅・足湯
▲中はこんな感じです。湯温は高めで疲れた足にぎゅぎゅっと効きます。なかなかいいお湯です。

上諏訪
▲改札の外へも出てみました。こんな味のある看板建築が残ってていい感じです。

上諏訪の夕焼け
上諏訪の夕焼け
▲すばらしい夕焼け。道行く人が携帯で写真をとってました。

 上諏訪駅のタリーズで冷たいものを飲んで、また電車に乗りました。鹿関係で電車が遅れているからホームはごった返していましたが、上りの鈍行列車はそれほど混んでもいなくて普通に座れました。この先は途中下車なしで帰ります。

山梨市駅の桃?!
▲山梨市駅のホームです。唐突に桃の像があったので、思わず iPhone で写しました。一体なんなんですかねこれは。ただのオブジェでしょうか。地元の人は見慣れてるかもしれないけど、通りすがりに見ると、たまらない唐突感があります(笑)

 JR金町駅到着は0時半くらいでしたかねー。最終のひとつ前くらいかな。東京近郊はその日の終電まで青春18きっぷが有効です。



 というわけで、関西旅行の記事はおしまいです。鈍行列車の旅は楽しいなあ。でもたまには新幹線にも乗りたいよー(笑)

タグ:2011年9月関西旅行 青春18きっぷ おやつ

関西旅行7:彦根城、玄宮園、寝弘法

 さてさて、関西旅行も最終日の三日目です。京都は烏丸のネットカフェで目覚めました。今朝は京都見物はしないので、四条駅から地下鉄で京都駅まで行きました。駅まで行くだけならバスより地下鉄のほうが安いです。

 京都駅で青春18きっぷの五日目にハンコを押してもらって、朝7時ごろの電車に乗りました。通勤・通学ラッシュにあたって座れませんでしたが、彦根で下りるので問題ないです。

 8時ごろ、彦根駅に到着。電車に乗ってた人のほとんどが彦根で降りました。階段がすごい混雑なので人がはけるまでベンチで休憩。

 ここでは彦根城を見るつもりです。城めぐりが趣味というわけじゃないですが、江戸時代のまま天守閣が残ってるそうなので、それは見とかないとね。

 彦根城の営業時間は8時半から。駅から歩いて15分くらいだそうです。ゆっくり歩いていけばちょうどいいかな。
彦根城
▲山の上に小さく見えてるのが彦根城の天守閣。JR彦根駅から徒歩10〜15分にしては遠くない??

彦根城
▲城壁の間を一般道が抜けてるので、こんな風景なのに意外と交通量があります。なんかすごい。ちなみに右奥の白い壁に長四角と三角の穴があいているのは狭間といって弓や鉄砲で敵を狙うための小窓です。四角いのが矢狭間、三角のが鉄砲狭間です。

彦根城
▲入場券売り場に到着。確かにここまでは 15分くらいでした。玄宮園(お城の庭園)だけなら 200円、天守閣も上るんだったら庭園とセットで 600円、博物館も見るなら +500円だそうです。今回は博物館は省略で 600円払いました。

彦根城
▲おーっと、これが天守閣なのか。想像より小さいよ。だから遠くに見えたのかー。

彦根城
▲こんなに小さいと作り物に見えちゃうけど、彦根城は正真正銘江戸時代初期に作られた現存天守だそうです。明治のいつごろだかに取り壊されそうになったんですが、大隈重信だか、明治天皇の従姉妹のかね子さんだかが保存したほうがいいと陛下に申し上げて残すことになったそうです。

彦根城
▲本物のお城の階段は梯子みたいに急です。上るのも下りるのも恐いよう。天守閣の中はほぼ昔のままなのでエレベーターもないし、この急な階段を使うしかありません。

彦根城
▲天守閣の天辺です。天守閣自体は小さくても小高い山の上にあるので見晴らしはよかったです。窓から琵琶湖が見渡せましたが、あいにくの曇り空で景色としてはビミョーな感じでした。

彦根城の鉄砲狭間
▲この三角の窓が鉄砲狭間(てっぽうはざま)です。ここから鉄砲で外の曲者を狙うのです。弓用の狭間は縦長の四角になってます。

彦根城の鉄砲狭間・矢狭間
▲鉄砲狭間と矢狭間を外から見るとこんな感じです。

彦根城
▲城内の通路はこんな感じで、石垣で狭くしてあるところがあったりします。

彦根城
▲玄宮園です。お城の庭ですね。もっと池が入るように後へ下がって写せばいい写真になりそうですが、足の豆も痛いし、暑いしで、心に余裕はなかったです。ちなみにここは寅さんの何作目だかのロケ地ですね。

彦根城
▲彦根城といえば、ひこにゃんです。10時半からひこにゃんのイベントがあるよってツイートでお知らせをもらったけど、それ見てると帰りが遅くなるから書き割りを見て我慢。



 お城見学を終えて駅のほうへぶらぶら歩いていたら、途中のお寺に「寝弘法」という看板が見えたので立ち寄りました。寝釈迦はよく聞くけれど、寝弘法は珍しいですよね。

彦根・大師寺
▲ここが寝弘法がある大師寺。

彦根・大師寺の寝弘法
▲こちらが寝弘法様、ブロンズ像です。

 彦根には寝弘法信仰でもあるのかなと首をひねって調べたところ、どうもそういうことではなくて、このお寺を開いた尼さんが、横たわって仮死状態で神仏のおつげをもらい、人々の悩みに答えていたのにちなんでいるそうです(ただし像としては弘法大師のお姿にした)。作られたのも新しくて昭和の初期だそうです。

彦根城
▲彦根駅前の井伊直政公の銅像。

 彦根駅に戻ってきました。朝8時について、彦根城を見て(ひこにゃんと博物館は省略で)、途中で寝弘法を見て、駅でまた電車に乗ったのが 10時半くらい。余裕をとって 3時間あれば途中下車の旅ができそうです。


 彦根城を見ながら帰りは何線に乗ろうか考えていると、ネットで路線案内を見ながら、もしかして大急ぎで豊橋へ移動したら飯田線で秘境の旅ができるんじゃないの、などと妄想が膨らみました。飯田線は 7月にともだちの車で横を通りましたが本当に秘境なので一度乗ってみたいんです。

◎2011年7月の長野旅行で飯田線を見た話はこのへん
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1169
◎長野旅行を最初から読みたい場合は
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?plugin=Tagging&tag=2011%E5%B9%B47%E6%9C%88%E9%95%B7%E9%87%8E%E6%97%85%E8%A1%8C

 でも、飯田線は本数が少ないし、一本での乗り遅れたらアウトです。ついでに言うと豊橋から岡谷に抜けるだけで 6時間かかりますから、昼過ぎの電車になんか乗ったら途中で日が暮れて面白くはないでしょう。もちろん途中下車もできません。こりゃ、日を改めて飯田線のためだけに来たほうがよさそうですね。

 というわけで妄想終了。ひこにゃんをあきらめたので時間に余裕はあるから中央線経由で帰ることに決定。まだ何ヶ所か途中下車できそうですよ。


(つづく)次は中央線の旅ですよ

タグ:2011年9月関西旅行 青春18きっぷ

関西旅行6:新世界と仁徳天皇陵

北大阪急行の切符
▲千里中央駅から北大阪急行に乗って……

通天閣
▲新世界に着きました。具体的には動物園前で降りたんですけどね。

つぼらや新世界店
▲つぼらや前でイマココ(寅さんのロケ地だから)。ふぐ定食1700円くらいなら食べてもいいなと思ったけど、その日のうちに仁徳天皇陵まで行きたいのでお昼はコンビニのおにぎりで我慢しました。

スマートボール
▲おお、スマートボールの店なんかある(入らなかったけど)。子供の頃によくやったわ。パチンコ屋の奥半分とかがスマートボールで、大人がパチンコやってる間に子供はスマートボール打ってたりして、おおらかな時代でしたね(笑)わたしけっこう上手で森永のハイソフトをいっぱいもらったことがあります。なつかしいなあ。

天王寺動物園
▲天王寺動物園。せっかくだから速歩きで見ておこうかと思って。

天王寺動物園
▲ピューマです。ほかにも写真とったけど端からはってると日が暮れちゃうから省略ねー。ガラス越しで間近に見られる猛獣が多くて見ごたえあるんですが、どうしたってガラスは汚れるので写真写りは悪いです。オオカミ(チュウゴクオオカミ?)が沢山いるのは珍しいなと思いました。

天王寺駅
▲JR天王寺駅。ここも寅さんのロケ地になってるんだけど、こんなでっかい駅だったのか。

天王寺駅内の警ら所
▲たしか映画では駅の中にある派出所みたいなところが写ってるんだけど、建て直されてるだろうから同じ場所はないかもねー、と思いながらなんとなく撮影。

 天王寺駅からまた電車に乗って百舌鳥駅(もずえき)へ移動します。

あの森が仁徳天皇陵?
▲百舌鳥駅に降りて、駅のすぐ近くの歩道橋の上から写しました。建物の向こうに見える森のようなものが仁徳天皇陵の一部らしいです。

仁徳天皇陵
▲近づいてみました。でっかすぎて森にしか見えませんっっ。まわりにお堀があって、入れないように柵があるので古墳だってわかるんですけど、もしなかったら古墳だと気づくのに時間がかかるとかも。

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▲これは模型なんですが、真ん中のでっかいのが仁徳天皇陵で、まわりにある鍵穴型の小さいやつが家来のみなさんの墳墓です。ご家来衆のもそれなりの大きさがあるのにこの大きさの差は半端ないです。

 宮内庁が管理してるので発掘調査が進んでないみたいですけど、どうも最近では仁徳天王の墓にしては新しいんじゃないかって言われてるらしいですね。でも、それなら一体誰のお墓なんでしょう。こーーーーんなにでっかいんですよ?? そうとうカリスマった人の墓じゃないとおかしいです。

 仁徳天皇陵のまわりは道路があるので一周できるんですが、歩くと一時間くらいかかるそうです。ここにたどり着いた時には17時をまわっていたし、足に豆ができてたのでこの日は断念しました。いつか一周して世界一の巨大さを確かめたいものです。

 というわけでまた電車で移動、今度は大阪駅まで行きますよー。

大阪駅からの夕焼け
▲大阪駅にたどり着いたらこのとおりのすばらしい夕焼け。手前の白い壁がなかったらすごい写真のような気もしますが、足の豆が痛くてそこまで考えてる余裕とかないんですよほんとにもう。

 丸ビルの地下にあるタロットカードの店をのぞきました。この店はアレクサンドリア木星王って人がやってるらしいです。この方は検索するとそうとう癖のある人らしくて評判がものすごく悪かったり良かったりすごいんですが、タロットカードを日本に紹介して定着させたひとのひとりではあるんじゃないでしょうか。何十年も前の本がうちにも一冊あって(うちには占いをやる人なんかいなかったのに、なぜか本棚にあった)わたしのタロットカード好きはその本が出発点だったかもしれません。確かに内容には癖があって好き好きありそうな感じだったなあ。

 大阪に店があるみたいな話は前から知ってたので、一年半前の関西旅行で面白いから見に行って、記念に仏様の絵柄のオラクルカード(タロットと違って小アルカナみたいな数字札のないやつ)を購入したら、英語の説明書がメチャクチャで、カードについてる番号や名前と、説明書の番号と名前が一致してなかったり、名前がいちいちサンスクリットの単語なんですが、説明を読むと名前と内容が一致してなかったり、ものすごく出来が悪かったです(笑)たしかイタリア製だったかな。

 今回もせっかくだからなんか買おうと思って妖精のの絵柄のやつを選んだら、それもオラクルカードでした(オラクルカードを選んでるんじゃなくて、絵柄の面白そうなのを選ぶとなぜかオラクルカードばっかりなんだよう)。説明書は英語ですよって言われたので「去年ここで買った仏様のカード、説明書がめっちゃくちゃでしたよ」って売り場のお姉さんに教えておきました(人柱)。

 それから、人力検索で教えてもらった梅田駅の古本屋街を見ておこうと思って地下道を歩いたんですが、完全に帰宅ラッシュにあたってしまい、ものすごい人です。大阪の人ごみって東京のと少し違うと思うんです。何が違うのかよくわかんないけど、とにかくまっすぐ歩けないんです。人とぶつかりそうになる。もしかしたら、東京と大阪では、はちあわせた時によける方向が違うんじゃないのかな。あるいはぶつかりそうになったときの反応が違うのでどっちによけていいかわからなくなるとか?

 どうにか大阪駅の反対側にたどり着きましたが、古本屋街は梅田駅の大阪駅と反対側の出口にあるとかなんとか。また歩く。足痛いんですけど。途中に美味しいものの店が沢山あったような気がしますが、どこもかしこも人いっぱいで近づけません。
梅田の古本屋街
▲古本屋街は買うと荷物になるので通り抜けるだけでやめました。

 そんなこんなですっかり夜なので阪急電車にのって京都に戻りました。ほんとは大阪で一泊するつもりだったんですが、京都の方が東京に近いので、少しゆっくり出発できますからね。

 結局夕飯はどうしたんだったかな。何を食べたか思い出せません。一人だと間に合わせでいいやって思うので、コンビニ弁当かなにかで済ませたかもしれません。

 ちなみにこの日もネットカフェで漫画読みまくりでした。一日くらいホテルに、とも思ったんですけど、iPhoneアプリで楽天を検索したら、安いホテルは当日の予約をとれませんでした。たぶん夏休みは飛び込みで来る人のために部屋をあけてあるんだと思います。それだと楽天ポイントを使えないので、ならネットカフェで漫画読んでたほうがいいしー。

 ところが、この日選んだネットカフェは酷かった。パソコンを立ち上げたら入力がボポモフォ(台湾式の中国語入力)になってて再起動してもなおらないし、gmail にアクセスしてみたら誰のかよくわかんないメールアドレスが残ってるんです(再起動してるのにですよ?)。恐くてこんな機械使えるかっつーの、と使ってから気づきました。もう遅いっつーの。どの店に入っても履歴やクッキーを消して再起動をかけてから出ることにしてるので大丈夫とは思うんですけどねえ。

 実は以前にも同じ店を使ったことがあるんですけど(旅先でネットカフェに入ってみるのも趣味のうち)、以前はこんな感じじゃなかったような気がします。どうなっちゃったんですかね、コミックバスター四条烏丸店、とさりげなく実名をあげる。あとで苦情入れとこうと思ってすっかり忘れてたことに今気づきました。もう面倒くさいのでやめときます。


(つづく)次は彦根へ行きますよー

 

タグ:2011年9月関西旅行