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宮城旅行2:仙台で虹を見て、多賀城市で道路に転がってる船を見た

(宮城旅行1のつづき)

 仙台宮城のICを降りたのが15時半くらいです。もっと早くついたら八木山動物園や八木山ベニーランドにも行けるかと思ってたんですが、はんぱな時間なのでやめにしました。

 あてがなくなったので、どうしようかと考えて、そういえば先日注文したチベットのお香を販売している会社が仙台なので、どんなところでやっているのか様子を見に行くことにしました。実店舗はないような気がするけど、もしあったら送料なしで買うチャンスなので。

 住所をたよりにでかけてみると、倉庫があるだけで、やはり実店舗はありませんでした。お店の人が片づけものをしていましたが、地震のことを根掘り葉掘り聞くのもなんだと思い、実店舗があると思って来たんですよというようなことだけ告げて立ち去りました。倉庫にもお香の匂いがしていました。

 店員さんのブログによればこのあたりでもガスが止まったりして大変だったと聞きました。見た感じでは家が倒壊するような被害はなさそうです。

 高速を降りた時は雨が降っていたのですが走っているうちに晴れて、空に虹がかかりました。
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▲修正はかけていません。こんなに濃い色の虹は東京ではあまり見られません。仙台の空は澄んでいるのだなと思いました。

 まだ日没には間があるので、仙台港周辺を見て塩釜のほうへ走ってみることにしました。

 三陸自動車道の北側と南側で被害がだいぶ違うようでした。北側では、壁が崩れたり道路が陥没したりといった被害は残っているのですが、家そのものが倒壊してしまうような被害は少なそうです。それが南側(海側)へ行くと、倉庫の一階部分が骨組みだけになったような建物が増えてきます。

 特に通行止めにはなっていなかったので倉庫街を車の中から写しました。休日なので作業車もいませんでしたし、復興の妨げになるような撮影はしていないつもりです。


 こういうのは本当に海辺だけで、海から少し離れるだけで被害がまるで違います。

 もしかすると地元の人から見ると「なんでそんなとこ写してんの。本当に被害を伝えたいならこっちを写しなさいよ」みたいな意見はあるかもしれませんが、土地勘もありませんし、ただの観光客という立場では、通りすがりに見たものを写すくらいのことしかできませんでした。

 仙台港を後にして、塩釜方面に向かいます。

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▲多賀城市のひまわりというパチンコ屋の前。あまりぱっとしない写真だけれど、あえて貼ってみるのは、ナショナルジオグラフィックの以下の動画に写っている場所のすぐ近くだってことに気づいたからです。
http://www.youtube.com/watch?v=hBQltRW3d00#t=7m49s

 この動画を見ると、この世の終わりが来たんじゃないかとさえ思えるほどです。流れてきた車や壊れたたてものを撤去するだけで何年かかるだろうと思うのですが、意外にもきれいに片づけられていますし、実はこのまわりにも営業している店があったりします。

 これだけの地震と津波からたった一カ月半。大自然の力もすごいけれど、人間の復興力もすごいんだなと、ただただ感心するばかりです。被害は確かに甚大でしたが、被災地がいつまでも被災地であると思い込むのも間違っています。町は確実に動き始めているのですね。

 パチンコ屋ひまわりのあるところから、さらに塩釜方面へ進むと、道端に栄光丸という船が転がっています。
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 写真には写っていませんが、右手がすぐ水路になっていて、どうやら津波の際に土手を越えてしまったようです。何かものすごい光景なのですが、交通規制などはまったくなくて、みなさん普通によけて通っています。


より大きな地図で 仙台港から多賀城市へ を表示
左下から
水色のポイントが虹を見た場所
黄色いポイントが仙台港周辺の倉庫街
青いポイントがナショジオの動画に写ってるコジマ電気
赤いポイントがわたしの写真にあるパチンコ屋ひまわり
ヨットのポイントが栄光丸がある場所


(宮城旅行3につづく)

タグ:2011年4月宮城旅行

宮城旅行1:高速道路は混んでいた

 4月29日みどりの日、30日(土)の一泊二日で宮城県に行ってきました。この時期に宮城県なんて無謀じゃないかという人もいるでしょうが、調べてみたら高速道路のサービスエリアなんかはどこも平常通り営業してるようですし、ファーストフードやネットカフェも、被害の大きかったところを除いてもうやってるみたいなんですよね。

 それでも何があるかわからないので、簡易トイレはいちおう持ちましたし、どこにも泊まれずに車中泊する可能性も考えて毛布を積んだり、食料と飲み物を用意したりして、それなりに準備はしましたよ(結局使いませんでしたけどね)。

 というわけで出発です。三郷西ICから外環に乗ったのが朝の7時くらいです。震災と原発事故で東北が閑古鳥と聞いたので、あまり気にせず連休初日に旅立ってしまったのですが、予想に反して強烈な渋滞に巻き込まれてしまいました。

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▲すごい渋滞。東京から黒磯くらいまで断続的にこんな感じ。何十キロもつづく渋滞なんて最近あまりお目にかからなかったのですが、今回のはすごかったです。高速道路の休日1000円均一が復興の財源作りのために終わるからでしょうか?

 道行く車はごく普通の乗用車です。トラックや自衛隊のジープや高速バスなんかも通りますけど、ほとんどは普通の車です。これだけの車が東北に行くのに、本当に東北は閑古鳥なのでしょうか。どうも腑に落ちない。

 ところが黒磯を過ぎた頃、突然渋滞が終わって那須高原SAに到着する頃はまわりに走っている車がほとんどいないような状態になりました。やはりみんな東北を避けているのでしょうか。

 でも那須高原SAには休んでる人がたくさんいました。ここで休んでいる人たちはもっと北まで行くのですよね。そろいのジャンパーを着たボランティアのみなさんも目立ちましたが、やっぱりほとんどが普通の人たちです。

 那須高原到着は11時半くらいです。朝ご飯を食べていないので、昼食もかねて何か食べようと思ったのですが、レストランが工事中で軽食のフードコートも大混乱になってました。人でごったがえし、食べようと思ったものが全部売り切れです。

 次のSAまで食事はおあづけかなあと思い、インフォメーションのおねえさんに聞いてみたら「次は65km先の安達太良SAまでありません。しかも安達太良は40kmの渋滞の中間地点です」と汗汗しながら言ってました。えー、また渋滞なの??

 仕方ないので出店でホットドッグを軽く食べて餓えを癒すことにしました。

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▲那須高原SAのホットドッグ屋で買ったチリミート。550円だったかな。これけっこう美味しかったですよ。

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▲トイレの前で巣作りをしているツバメ。自動ドアが開いた隙にぴゅーっと入ってきてはせっせと働いていました。

 というわけでドライブ再開。阿武隈PAに近づいたあたりから道路のあっちこっちが新しいアスファルトで埋めてあるのに気づきました。地震のせいで陥没したのでしょうか。そういえば那須高原のSAでも、裏の崖沿いでフェンスを修理していました。崖くずれで壊れたのかもしれませんね。とりあえず、今はもう通行に支障のあるところはありません。地震の当日はすごかったんでしょうね。走ってた人はどんな気分だったでしょう。

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▲安積PAの手前くらいで撮影した土嚢。あちこちに土嚢が置いてあるし、崖がビニールシートで覆われた場所もありました。

 那須高原のお姉さんの言うとおり、途中からまたすごい渋滞に巻き込まれました。やっぱりよくわからない。東北が閑古鳥って本当に本当なのかな。

 やっとの思いで安達太良SAに到着したのは14時すぎくらい。今度こそお昼ご飯を食べますよ。

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▲安達太良SAの伊達鶏わっぱそばセット。1200円(うろおぼえ)。これまた美味しゅうございました。

 安達太良を出てからは福島西ICくらいまで断続的な渋滞。そのあとは仙台までわりとスムーズに進みました。高速を降りてしまうと何があるかわからないので菅生PAで給油しました。ハイオクがリッター165円、高いけど仕方ありません。関東だって安いわけじゃないんです。来る前に三郷市のセルフGSで入れてきましたが、リッター156円でした。

 ここまでのお天気は、東京を出てから栃木県内あたりまでは晴れ。福島県に入ってからは高い山を越えるたびに雨、降りてくると曇りといった感じです。仙台に近づいたらざーっと雨が降りました。気温は、那須高原あたりから少し肌寒い感じもしましたがコートがいるほどではありませんでした。北へ行けば行くほど咲き残った桜が増えてきて、菅生あたりではまだコブシが咲いていました。

 仙台宮城ICで高速を降りたのが15時半くらい。三郷西ICから8時間半もかかってしまいました。普段はこんなに時間かからないんですよ。NEXCOのページで調べても4時間くらいで着く感じだから、ゆっくり走ってもお昼過ぎには仙台に到着するはずだんたんですけど、ゴールデンウィークをなめてはいけなかった。

 外環三郷西から川口JCTまで350円。川口JCTから仙台宮城まで1700円。ともにETC休日特別割引。割引なしだったら合計で7700円です。

 政府は本当に割引をやめちゃう気でしょうか。そんなことしたら観光客が減ってとんでもないことになる悪寒がするのですけど、大丈夫なんですかね。

(宮城旅行2へつづく)

タグ:2011年4月宮城旅行

放射性物質と野菜について、わかること、わかんないこと

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/seisan_situmon.html#y_3
 このページは農水省のサイトですが、ここの説明によるとホウレンソウなどの葉物野菜から放射性物質が検出されるのは、葉が開いていて、上を向いてるから塵を受けやすいのだ、といことになっています。

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/seisan_situmon.html#y_6
 一方根菜類は地面の下にあるから放射性物質の塵がつきにくいとあります。


わからないこと
1. ハウス栽培の野菜からも放射性物質が検出されているのはなぜ? ハウスが密閉空間でなく窓があることは知っていますが、その程度の空気の流入でも汚染されてしまうということ?

2. 根菜類は塵をうけないとありますが、雨により土に染みた放射性物質を吸収する可能性はないのか。

3. ロシアでチェルノブイリのまわりで菜種を作って土壌を浄化しているとあるが、これは菜種(アブラナ)が放射性物質を吸収するからではないのか。

4. その一方で、こうして作った菜種から油をとると、油には放射性物質が出ないとも言われている(ソースは数日前の新聞。讀売か日経どっちか忘れた)。これは次のうちどの解釈が正しいのか。
 4-1. 菜種が土壌の放射性物質を吸収するなんて嘘っぱち。ホントはそんな能力はない。
 4-2. 菜種は土壌の放射性物質を吸収するが、葉・茎・根に取り込むだけで、種には取り込まれない。ゆえに油には出ないが、その他の部分には放射性物質が含まれている。
 4-3. 油から放射性物質が出ないなんて嘘っぱち。油からも出る。
 4-4. 菜種には不思議な力があって放射性ヨウ素や放射性セシウムを分解して放射能を除去する←ヨウ素やセシウムは原子なのでこれ以上分解したら核分裂になりそな悪寒がする
 4-5. 菜種に取り込まれるにあたり、ある物質とヨウ素やセシウムが化合して放射能を失う←くっついても放射能は消えないような気がするんだけど当方文系につき根拠なし


5. 菜種(アブラナ)が放射性物質(主にセシウムか?)を吸収するとしたら、ダイコンやコマツナやキャベツやカブその他もろもろ(全部アブラナ科)が放射性物質を吸収しないと言いきれるのか。

6. 菜種等が放射性物質を吸収するとして、それはどのくらいの勢いで吸収しているのか。土中にどのくらいの放射性物質があった時に発芽から何カ月後の菜種等がどのくらいの放射性物質を取り込むのか。

7. 放射性ヨウ素の半減期は8日だそうですが、16日以上たって放射線が出なくなったら食べても無害な物質になると考えていいのか。


 とりあえず思いついたから書いてみた。ちなみに、これ書いてる本人は、市場に出ているものは安全と信じて、特に気にせずなんでも食べてます。

タグ:植物

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coco URL (10/03 03:36) 編集・削除

はじめまして。
その後、疑問は解決なさいましたか?

ナタネが土壌から放射性物質を吸い上げやすいのは、本当のようです。
「では、しぼった油はどうなのか」ということを調べていて、ここを通りすがりました。

たとえば、牛乳なんかは生体濃縮で放射性物質の汚染を受けやすいのですが、そこから作る生クリームやバターには放射性物質が移行しにくいそうですよ。
しぼって除去する水分のほうに、放射性物質もろともミネラルが集まるためです。
※『ベラルーシの部屋ブログ』[本「自分と子どもを放射能から守るには」調理法編 4 乳製品] より

ナタネ油のばあいも、同じ理屈が成り立つのではという気はいたします。

珍獣ららむ〜 (10/03 07:37) 編集・削除

 coco さんこんにちは。情報ありがとうございます。

 アブラナの種から絞った油に放射性物質が出ないとしても、それはそれで、どこかの例を調べたらそういうデータがでてるんだっていう話になれば、特に疑いもなく信用できます。葉や茎には吸い上げたものがそのまま蓄積するでしょうけど、種は新しく細胞が作られて生まれてくる部分ですから、根から来る養分も少しは通うでしょうが、根・茎・葉にくらべたら影響は少ないだろうと思っています。


 実は、この文章は疑問を解決したくて書いたというより、疑問というのはこうやって筋道たてて片づけていくものだよ、という気持ちで書いて、その後ろくに調べずに放ってしまいました ^-^;

 これを書いたのは原発事故から一ヶ月半くらいの頃で、当時はまだ怪情報ばかりが流布してた頃です。

 当時、植物と放射性物質の件を調べようとすると、葉の表面についたものばかり問題視しているのにまずウンザリしました。根から吸い上げる分は考慮しなくてホントにいいのか???

 その反面で土壌の除染にアブラナ(菜種)やヒマワリを使うという情報も垂れ流されているんです。なんですかこの絶対に破れない盾となんでも突き通す矛みたいな話は。

 セシウムはイオン化するとカリウムと似た性質になるそうですから、カリウムを好む植物が吸い上げるのは本当みたいです。

 ところが、新聞ですら「アブラナが吸う」「ヒマワリが吸う」というところまでしか書かなかったんです。本当はそこから先が重要なんだってことは、冷静に考えたら小学生でも思い至るはずなんですが。

 アブラナが吸うならコマツナは確実に吸うでしょう(すごく近い植物なんです)。ダイコンやカブもあやしいです(コマツナほどじゃないけど近い仲間ですから)。なのに当時はマスコミも専門家も一般人も、葉の表面につく放射性物質のことばっかり言ってて思考が先に進まない。

 食用にする野菜への影響も気にすべきですが、土壌改良用にアブラナやヒマワリを植えたら、それらが枯れた時どう処理するのかも気にしなきゃいけないはずです。なのにマスコミ関連はそういうことをまるで言いませんでした。

 一般のみなさんに至っては大変な混乱っぷりで、ヒマワリやアブラナが放射性物質を分解して無害化すると思い込んでる人までいるんですが、まあメディアが中途半端な情報を垂れ流してるんだからあまり責められません。

(つづく)
わたしのブログってコメント欄に2000文字制限があったんか。知らなかった(えっ

珍獣ららむ〜 (10/03 07:38) 編集・削除

そういえば60秒後でないと投稿できない制限はつけたような気がするなと思い出しつつ…


(つづき)

 …というようなウンザリした状態でこの記事を書きました(笑) そして五ヶ月くらいたったわけですが、今何が起こっているかというと、夏のあいだに延び放題になった草を刈って焼却したら放射性物質の塵が飛んじゃうじゃないか……って、それ見た事かみたいな状態ですよ。夏草は表面に付着している分も含めて危ないってことですけど、土壌改良用のヒマワリやアブラナも、表面ではなく中にあるというだけで、灰になっちゃったら同じのはずですから。

 まあ、仮に半年前に気づいていたって、そう簡単に処理施設を作れるわけじゃないですから、お役人さんたちは気づいてたけど仕方なく黙ってたのかもしれません。



 そういえば、日本テレビの「鉄腕DUSH」という番組で、TOKIO が村作りをする DUSH村という企画があります。その村が実は福島県にあって、計画的難区域に指定されているそうです。

 今、番組の企画で JAXA と協力して村内の植物を検査しているようです。あの番組の偉いところは、仮に植物が放射性物質を吸収したとして、それをどう処理するのかって疑問を初回にやってたことですね。サラッと終わってたので聞き流してしまいそうだったのが残念です。

 JAXA が入ってるなら情報源としてはしっかりしてますし、今後いろんなことを番組の中でわかりやすく教えてくれそうです。



 すみません、長々と。別途記事にするよりここに書いておいたほうがいいかと思って本文に書くような感じでお返事してしまって申し訳ないです。

coco URL (10/11 00:45) 編集・削除

こんにちは、大阪在住のcocoです。
新しい記事を見ました。この連休、こちらにいらしてたのですね、ようこそでした~!


> まあ、仮に半年前に気づいていたって、そう簡単に処理施設を作れるわけじゃないですから、お役人さんたちは気づいてたけど仕方なく黙ってたのかもしれません。

そうですね…、できることとできないこととがありますから、本当はその見極めをさっさとつけて、次善の策(避難移住など)にどんどん動き出すほうが、経済効率は良いはずですが。
被災住民に向かって「除染できません」とは言えない、言いたくない、簡単にあきらめるなと非難されたくない、それが本音でしょう。

じつは、
ららむ~さんがいらした大阪万博記念公園は、40年前、万国博覧会を終えたあと、建築物とコンクリートとアスファルトから成る広大な会場を取り壊し、その瓦礫を広げたうえに土の層を盛り、木を植え芝を植え、池を作り、人工の森林・芝原にしたてあげたものです。
(ららむ~さんは、森林部分を散策なさっていないかもしれませんが、)じつは今では数々の虫と野鳥が生息し、タカが繁殖するほどの生態系をつくりあげています。東京ドーム20個ぶんほどの広さです。
そんな前例があるんですから人間ってすごい!と、誇らしく思う一方で、じゃあ放射能の除染が必要な農地や森林はどれほどの広さか、費用対効果はどうなのかと考えると…。
素人が口を挟めるレベルではないです。政治家と経済専門家の方々に「どうか頑張ってください」としか…。

coco URL (10/11 00:57) 編集・削除

60秒待ちました(笑)


●DUSH村
先日プルトニウムがはっきり検出された地域ですね。
私も『鉄腕DUSH』の、とりわけDUSH村が昔から大好きでよく観てましたので、こんなことになってしまって残念ですし、城島さんたちのお体をとても案じています。
震災時あの村では城島さんと山口さんが収録中で、山口さんは「11時間かけて帰京」、城島さんは「14日までに帰京」と報じられています。城島さんのほうは、どうも村に2~3日とどまっていた様子で、どの報道記事もその部分で歯切れが悪いです。
DUSH村の番組は、正力松太郎氏(原発推進当初の中心人物)が初代社長だったという読売の系列で、基本的に原発の罪悪にはシラを切り通したい一派に属していますので、今、関係者は城島さんの健康管理に必死になっていることと思います。万一肺ガンでも発病したら、他社マスコミのいい標的に。読売系列としては全力で隠し通そうとするでしょう。
TOKIOは、原発事故に対してもっと怒りをあらわにしても良いはずなのに、何も言いません。その部分だけ見ても、DUSH村の裏側には、どす黒い組織の存在を感じます。

●ひまわり
この話は、最初の研究結果の数値表現がわかりにくかったために、皆が勘違いしてしまったというのが真相のようです。
 2010/11/28『雑学情報』
  [放射能除去に効果を発揮する「ヒマワリ」 世界一受けたい授業で紹介]
 2011/03/22『寒地土木研究所』
  [ファイトレメディエーション(植物を用いた地盤の浄化法)について 注意書]
 2011/03/25『呼吸発電』
  [原子炉事故とヒマワリ 補足文]

●ナタネの件は、熊取6人衆のサイトのpdfで確認できましたので、かなり信用できる話だと思います。土壌の除染に利用でき、なおかつ採取した油には放射性物質が含まれにくいといいます。
 2009.9.16『第107回原子力安全問題ゼミ(8月7日)』より
 『チェルノブイリ「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」』
逆に、ダイコンや小松菜への不安が増すのはおっしゃるとおりですが…。

珍獣ららむ〜 (10/11 19:47) 編集・削除

cocoさん、貴重な情報をありがとうございます。
リーダーは地震のあとも留まったんですか。
電車も動いてなかったでしょうから、スケジュールが詰まってないなら落ち着くまで待とうと思ったんでしょうね。
原発も初期の頃は大丈夫だって言い張ってましたし、あの状況だとありそうな話です。
たった三日留まった程度では、おそらくなんの影響もないでしょうが、関係者が青くなってるだろうことは想像できます。
日テレに限らず、日本のテレビ局は多かれ少なかれ自民党系(あるいは創価系?)でしょうから、政府が進めてることに反対はしてないでしょうね。
どうせ中立なんて嘘っぱちなんです。見るほうもそのあたりは分かってないといけないんでしょうね。

震災であちこちの神社で石灯籠が倒れたようです

 水元公園のまわりにある香取神社・日枝神社・熊野神社を見てきました。そのうち日枝神社は今現在、ぱっと見ただけで分かるような損傷はないようですが、すでに片づけられてしまった可能性はあります。

 香取神社と熊野神社については石灯籠が倒れていました。見直したらわかりにくい写真ばかりでしたが、いちおう公開しておきます。撮影は4月22日です。

東水元の香取神社

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▲この額は勝海舟の筆によるものだそうです。こちらは無事でした。

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▲鳥居を入ったところにある石灯籠が片方崩れてしまったようです。わかりにくいかもしれませんが、奥にある石灯籠に注目してください。

 すでに片づけられてしまったのか、がれきはありませんでした。わたしもしばらく見に行ってなかったので、正確にいつから石灯籠の片方がないのかわかりません。ネット上でいろんな人の写真を見ると、少なくとも数年前までは両方そろっていたようですから、やはり地震で落ちたのかなと思います。

# 震災のあとに落ちた石灯籠もがれきを見たという方が連絡をくれました。やはり震災のせいで落ちたようです。

東水元の熊野神社

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▲遠くて見にくいと思いますが、石灯籠が両方とも落ちてしまってます。

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▲近寄ってみるとこんな具合で、竿は残っているのですが、火袋がありません。笠だけが足下に転がっています。灯籠の部位の呼び方についてはこちらのページを参考にしてください。>http://pddlib.v.wol.ne.jp/photo/toro/name.htm


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▲拝殿にこんな張り紙もありました。後へまわると地震のせいかわかりませんが、屋根瓦の一部も崩れていました。



◎関連記事:地震のせいで水元神社の鳥居も撤去されました
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?mode=comment&no=1068


◎関連記事:東水元熊野神社、灯籠なおってました
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?mode=comment&no=1115

タグ:地震 地元(葛飾周辺)

青天の霹靂

 歩いて買い物に出ました。家を出た時は晴れていたんです。見てくださいこの写真を。どこをどう見ても晴れた日の風景じゃあないですか?

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 道端に真っ赤なヒナゲシが咲いていました。ちょっとスペインっぽいなと思って一枚。スペインで見たヒナゲシは赤黒い花でした。amapolaで検索しても真っ赤な花しかヒットしませんが、わたしが見た四月のスペインは、黒いヒナゲシの花が咲いていました。

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 オナガです。最近よく見かけます。好きな鳥のひとつです。鳥にはあまり愛着がないせいか、一番好きなのはオナガだとか、カワセミだとか、気軽に言えちゃうものですね。これが虫だと、どれが一番だとかは決められません。

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 今までいい天気だったのに、気がついたら東の空が真っ黒です。あちこちで稲妻が走り、雷鳴がとどろきました。まるで龍でも泳いでいるような空です。

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 南の空を見ると、晴れた部分と雲のある部分ははっきり別れています。

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 真っ昼間なのに遠くがだんだん赤くなってきました。赤いのは雲が薄くなったところに日が射すからでしょうか。あるいは雨は降っているからでしょうか。急がないと…

 急いで歩いたのに間に合わず、家まであと10分くらいの距離でどしゃぶりになってしまいました。木の下で雨宿りをしていたら、工事をしていた作業員のおじさんがビニール傘をくれました。10分くらい間ったら小降りになったので、おじさにもらった傘をさして帰りました。

 家に帰り着いたとたんに雲が晴れて、今のはなんだったんだというくらいの青空です。夕立というのは夕方来るものですよ、雷さん? まだ14時前じゃないですか。東京のどこかで雹(ひょう)も降ったそうです。今年は雹も多いんです。先日も都内のどこかで降ったようですが、雨雲が葛飾に来るころには雨になってしまいます。

 20年ちょっと前の本ですが、ルネ・ヴァンダール渡辺というオジサンが、4月に入道雲を見たら彼様に告白しなさいと書いていました。そのくらい珍しいことなので幸運が来るよという意味なんでしょうが、今年は毎日のように告白日和ですね。昨日も積乱雲がもくもくしていましたよ。


# この日、千葉県柏市では竜巻が発生したそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20110425-OYT8T01219.htm

 突然、空が真っ暗になり突風が襲った——。25日午後1時15分頃、県北西部で竜巻とみられる突風が発生した。柏市名戸ヶ谷のホームセンターの駐車場では、車6台が風にあおられて横転するなどし、近所の住民は「家も吹き飛ばされるかと思った」と恐怖に震えた。

 県防災危機管理課によると、住宅被害は柏市で23棟、鎌ヶ谷市、白井市で各8棟の計39棟。屋根瓦が吹き飛ばされたり、窓ガラスが割れたりした。鎌ヶ谷市では街路樹が横倒しになった。鎌ヶ谷消防署の風速計は瞬間風速30メートルを記録した。

 銚子地方気象台によると、県内は同日、大気の状態が不安定で、午後1時54分に竜巻注意情報を出したが、突風が発生したのはその約40分前だった。

 駐車場で車6台が横転するなどしたホームセンターで買い物をしていた主婦(39)は「空が真っ暗になって、植木鉢も風に飛ばされていた。歩ける状態じゃなかった」と振り返り、「子ども2人と一緒に来ていたので、避難させなければ危ないと思って1時間ほど店内にいた」と話していた。
(2011年4月26日 読売新聞)

タグ:空と雲