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油壷マリンパーク

 行ったと言っても2月12日のことなんですが、油壷マリンパークに行きました。サッカーの李忠成(り・ただなり)選手がゴールを決めて日本が勝ったので、名前に「り」がつく人が入場無料になるキャンペーンをやっていたからです。わたしはサッカーにこれっぽっちも注目していないので、なんで油壷で李選手なのかさっぱりわかりません。わかんないけどありがとう李選手。これからは薩摩守と呼ばせて…いや、それは「ただのり」か。あ、しまった、わたくしとしたことが失礼な連想を。ちなみにキャンペーンはとっくの大昔に終わってますので念のため。

 油壷マリンパークには小学生の頃に何度か行ったことがあります。あの頃は確か、関東随一という感じの大水族館だった気がするのですが、今見るとこぢんまりして、あら意外に小さいわーという感じなのです。他に大きいところが増えたせいでしょう。回遊水槽もあるし、イルカショーやオタリアショーなんかもあるので押さえるところは押さえてあるのです。ここのオタリアはすごいんですよ。調教師の指示で楽器を演奏する生き物はけっこういますけど、ここのはボイスパーカッションをやります。一見の価値あり。

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▲魚が算数などをするショー。これは何十年も前からありました。出し物が多少違ってるんでしょうが、テイストは昔のままで懐かしいなあ。信号機の光に反応して道路を渡る魚の群れや、デンキウナギの校長先生が自ら発電して始業のチャイムを鳴らしたり、魚の生徒が算数の問題を解いたりします。


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▲ぜんぜんピントが合ってないけどエジプトの壁画にも刻まれているサカサナマズです。カメラを新調する前だったので魚は全部ピンボケでダメでした。ダメすぎてテンションが下がり、オタリアショーみたいな写せるものも写すのを忘れました><


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▲園内の食堂で食べられる三崎まぐろラーメン。汁の少ないラーメンにマグロのほぐし身たっぷりの片栗粉あんをかけたものです。えー、なんといいましょうか、魚特有の生臭みと、麺の鹹水臭が渾然一体となり、個人的にはダメでした(笑)興味のある方は挑戦してみてください。

◎京急・油壷マリンパーク
http://www.aburatsubo.co.jp/index.php



 ついでだから三崎港と城ケ島へ。城ケ島のお土産屋さんではばのりを買って、灯台に上って、三崎港の近くで海鮮丼を食べました。

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▲城ケ島の灯台。


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▲食事処魚音というお店の…、丼じゃなくてナントカ重という名前でした。


◎魚音
http://www.uooto.com/shop/contents?contents_id=88030

タグ:三崎

カメラ練習中につき上野動物園に行きました

 このまえの土曜日は久しぶりに上野動物園に行きました。入り口に「パンダの公開は未定です」と書かれていますが、誰も気にせず切符を買ってました。ジャイアントパンダなんかいなくたって動物園はイケてるんじゃなかろうか。

 それはともかく入園料が600円になってるじゃないか! ってずっと前からかも?? どうも20年くらい前に400円だった印象が強くて、少しずつ値上がりしているのは気づいてたんだけど、600円まで来るとさすがにギョッとするなあ。ギョッとしすぎて前回の記憶が欠落しているのかも。葛西臨海水族園が700円なので、そのうち同じになるかしら。水族館にくらべると動物園は安く楽しめると信じていたけど過去の話だったのね(と、日記に書いておけば記憶は飛ばないだろう)。

 久しぶりに来たらいろいろ変わっているので困惑しました。ゾウなんか堀が埋められちゃってるんですよ? 昔は人とゾウの間に水のない堀があったから視界を遮るものがなくても大丈夫だったのですが、今はゾウの背丈ほどのロープが張られていて、写真撮ったらロープが入ってしまうじゃないか。ま、ゾウが居心地よくしてるんならいいけどさっ、なんて少しすねた気持ちになったりする。
 
 しょっぱなですねた気持ちになったせいか、ふと気づいたら鳥ばっかり写してた。次は平日をねらってみようと思うんだけど、ジャイアントパンダの威力で平日感などたやすくふっとびそうな気がしてなりません。むしろ行船公園にでも行くべきなのか。


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▲星五位。ゴイサギ(五位鷺)の幼鳥のことを体の模様からホシゴイと呼んだりする。動物園の展示物ではなくてケープペンギンの池で餌を狙っていた野鳥です。

 この鳥のことを五位鷺と呼ぶのは、醍醐天皇の従者がこの鳥を捕まえようとして「帝のご命令である」と言ったところ、おとなしくその手に捉えられたことから、帝が喜んでこの鳥に正五位(しょうごい)を授けたという伝説にちなみます。こう見えて彼はけっこう偉いんです。


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▲ベニイロフラミンゴ。ネットの隙間から撮影しました。


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▲カモメかなあと思ったのですが、くちばしの色やなんかを考えるとウミネコでございましょうか。鳥の見分けは自信ないんです。後ろ側にダウンコートを着たおばさんがいるのがやや残念な写真です。


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▲このオシャレさんはインカアジサシだそうです。手前に金網があって、どうやっても写り込んでしまうのが非常に残念な写真です。


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▲これはオオワシでしょうか。不忍池の小島に展示されています。散弾銃で撃たれた傷がもとで飛べないので、檻でかこっておく必要がないそうです。

タグ: 伝説 動物

給食のうどんを語りつつ食パンに着地する思い出話

 食パンをかじりながら、昔のことを思い出した。

 伊勢崎の学校では一カ月に一度くらい、給食にうどんが出る日があった。その話をすると「ソフト麺でしょう」と言われるのだけれど、そういうものではなくて、本当にただの生うどんだった。透明なビニール袋に入っていて、今でもスーパーで3食入り150円くらいで売られているものとほとんど同じものである。


▲たとえばこんなやつ。

 食器にあたたかいおつゆをよそって、ビニール袋から取り出したうどんを投入して食べるのだが、食器というのがお椀ではなく、浅いトレイ状のものだった。うどんは麺どうしがからみあいビニール袋の形に固まっているから、汁に投入して先割れスプーンで泳がせてほぐす。そう、うどんなのに箸ではなく、先が割れたスプーンだった。やっとほぐれていい具合になった頃には汁もすっかり冷めてしまう。

 こんな風に書くと少しも美味しそうではないけれど、実は給食のメニューで一番好きなのがうどんだった。給食センターで大量に作る料理なので、どれもこれも大味で病人食みたいな感じだった。しかも当時のわたしはパンが嫌いだったので、主食がうどんになるだけで万万歳だったのである。うどんは市販のものと同じだし、つゆだってそうそう不味いものは作れないから、うどんの日だけは安心して食べられた。また、うどんの日は牛乳ではなくヨーグルトが出るのが決まりで、これも楽しみのひとつだった。

 さて、ある月のうどんの日。その日は午前中から暖かく、給食の頃にはみんなけだるい感じになっていた。おたのしみのうどんが配られてビニール袋をあけてみると、中から蒸れた匂いがした。クラス中から「くさい」「すえてる」「くさってるんじゃないの?」などという声がしはじめる。教室で生徒と同じものを食べていた先生が「このくらいなら食べても大丈夫だけれど、気になる人は残しなさい」と言ってご自分は食べておられたけれど、生徒はほとんど手を付けずに残した。

 そのうち他のクラスでも騒ぎになって、学年主任の先生が「大丈夫だとは思うけれどまだ食べていない人は手をつけずに残すように」と言いに来て、騒ぎになってしまった。それから何カ月もうどんが出なかったので、学校にうどんを納入していた業者がしばらく出入り禁止になったのかもしれない。

 その日は主食のうどんに不備があったので、五時間目が終わった頃に食パンが差し入れられた。それが、いつも給食で出る食パンとは食感が違い、みんな口々に「これのほうが美味しい」と言っていた。パン嫌いのわたしでさえ美味しいと言って食べた。

 パンの容器には普段の給食に来るのとは別の業者のロゴが入っていたので、男子などは「いつもの店はダメだ。今度からこの店のパンを給食に出したほうがいい」なんてことを言っていた。今思うと差し入れのパンはスーパーなどに卸す市販用のものだったんじゃないかと思う。給食用のパンは安く卸せるように市販品とは違う材料で作られてるんじゃないのかなあと。

 ところで、当時そこいらのお店で食パンを買うと同じメーカーのものが二種類ないし三種類あったと思う。よくは覚えていないけれど、一斤140円、160円みたいな値段の差で、パッケージのデザインが同じで色違いだったような気がする。なんというメーカーだったか覚えていない。伊勢崎ローカルとかではなく、ヤマザキとか第一パンとか、全国的に聞くメーカーだったような気もするけれど、思い違いかもしれない。

 高いほうが美味しいのかというとそうでもなくて、ある日何気なく一番安いのを買ってみたら、うどんが匂った日の午後に差し入れられた美味しいパンと同じ味がした。高いパンはふんわりして弾力があるのかもしれないけれど、わたしの口にはパサついたように感じられて好きではなかった。一番安いパンは、押すとぺしゃっと潰れてしまうけれどしっとりしているのだ。なんだ、わたしはパン嫌いじゃなくて、口にあわないパンを食べてただけなのか。



 …ということを、ついさっき食パンをかじりながら思い出したわけだが、最近の食パンはどいつもこいつも昔食べて嫌いだった高いヤツに似てるんだなぁ、これがまた。昔よりも食の好みが広がっているので「だから嫌い」とまでは行かないんだけれど。あの頃美味しかった一番安い食パンはもうどこにもないのかしら。



 

タグ:昔のこと

葛西臨海公園

 丑三つ時ですが、がぼ様(猫)が暴れて眠れないのでブログの更新とかしてみるのです。

 前の前の日曜日に新しいカメラを買ったのですが高機能すぎて使い方を覚えるのが大変です。慣れるまでいろんなものを写そうと思い、先週の金曜は葛西臨海公園に行きました。

 葛西臨海公園はディズニーランドがある舞浜の手前です。京葉線の駅を降りると目の前が公園になってます。まわりは巨大な倉庫街で駅のまわりには人がほとんど住んでいないんです。水族館や観覧車があるので土日は人が来ますが、平日の真っ昼間はゴーストタウンのように閑散と……

 …してるはずだったんですけど、久しぶりに出かけてみたら人のいない場所を探すのが難しいくらい人がいるので開いた口が塞がりませんでした。駅前のマクドナルドなんか昼頃のぞいたら満員で、公園をぐるっと歩いて一時間後くらいにもう一度行ったらやっぱり空いていませんでした。店が狭いわけではなく、席数はけっこうあるんですよ。こんなの平日の葛西臨海公園にはあるまじきことじゃないかと。どうやらここ数年でメジャーな観光地になったんですね。ぜんぜん知らなかった。

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 葛西臨海水族園のマイワシ、だったかな。一部の水槽は上からも見られます。この日は水族館もすごい人でした。一般の見学者も多かったけれど、遠足の子供たちが複数組いたようです。撮影の練習のつもりでわざわざ平日に来たつもりでしたが何もできませんでした。


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 高いところで咲いているマンサクの花。これを望遠で狙ってみると…
 

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 ここまで行けました。新しく買ったカメラは光学30倍です。手ブレ補正のものすごいのがついていて、三脚なしでもブレないのはいいんですが、写したいものを真ん中に入れてシャッターを切ったつもりなのに左上にずれてることがよくあります。


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 立ち枯れたエノキですが、幹に無数の穴があります。カミキリムシの幼虫かなにかが巣くった跡だと思います。


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 対岸は別世界。ネズミの国。

タグ:植物

若柳駅・くりはら田園鉄道

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 先日の東北旅行で宮城県登米市の石越近くでみつけました。小さな木造の建物で、最初は学校跡かと思いました。


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 近づいてみると若柳駅(わかやなぎえき)と書いてありました。


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 建物の中は待合室で、子供の頃に見たような古い木造のベンチが並んでいます。でも鍵がかかっていて中には入れませんでした。


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 金網越しに覗くとホームと線路があって、列車も止まっていました。 


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 駅舎の傍らにある記念碑。くりはら田園鉄道とその廃線の説明が平成二十二年六月の日付で刻まれています。鉄道の廃線そのものがいつなのかは書かれていませんでした。

 道行くおじいちゃんに「この鉄道はいつまで走っていたんですか?」と聞いたら「去年(平成二十二年)の三月いっぱいだよ」とと言ってました。帰宅後に検索してみたら平成十九年(2007年)の三月に廃線されたそうです。どうやらこの町では世間の一年が三年にあたるようです。

 昔は細倉というところに亜鉛の鉱山があったので、そこで働いてる人が大勢乗ったんだよと、おじいちゃんは話してくれました。

タグ:2011年2月東北旅行