最近なぜか「つのこうばら」という検索ワードでたどり着く人が多いみたいなんだけど、作者のサイトがトップに出てくるから、折り図が見たいならそっちで済むよね。ということは、図を見ても折り方がわからなくて困っているということなのかしら?
折り方には考案した人に著作権があるので一部しかお見せできないけど、折り目をつけたあとにねじってたたむとこだけ動画にしてみたので、苦しんでる人は参考にしてみてねん。
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珍獣様!かゆい所に手が届くとは、この事です!!実は、つのこうバラで苦しんでました。福山ローズは丁寧な説明で一回で折れたのですが、つのこうバラは、「ねじる」辺りが全く分かりませんでしたので。早速参考にさせて頂きます(^-^)
斜めに折り線をつけてねじるっていうのは、慣れないとよくわからないんだよねえ。わたしなんか、未だに成功率が2/3ぐらい。三回に一回は失敗してるよ。
上のネジル部分は何となく出来るんですが、下のねじる所が問題ですね。後、『つのこうバラ』の説明の25番の『いろんなめんをむこうがわに折る』にツッコミを入れたくなります。一体どこを折ったらキレイになるのか。。。
いやいや「色のない面を向う側に折る」ですがな。裏の白い紙をつかった時に、上から見て色のついてない裏側が見えてる部分を折って隠す、という意味、みたいよ?
でもこれ、わたしもつっこみを入れたい。22番の「たたまれているぶぶんをひろげる」なんだけど、普通に引っ張り出したんじゃあの形にならないような気が。もっと奥まで広げてたたみ直さないとダメっぽいです。
そこも動画に加えようと思ったんだけど、メモリーが足りなくなってあそこで終わっちゃった。
写真で追記してみた(続きをよむの後)。折り図の方が正しいのなら、珍獣アレンジってことでひとつ。
日本語ちゃんと読めなかった事に(恥)写真を参考にさせて頂いて、つのこうバラはもう一度チャレンジしてMIXIに載せてみます。次は川崎ローズと一緒に載せます!
おりがみのくす玉にはいろんな作り方があるんだけれど、わりとよく見かけるのは↓こんなやつ。
くす玉折り紙セット 価格 420円 (税込) 送料別
くす玉を作るための折り紙セットですが、正方形の普通の紙で折ればいいので特にこれを買わなきゃってほどのもんじゃないです(紹介しといてそれはないだろ>わたくし)。
通販はどうでもいいのでリンク先の写真を見てください。どっちも伝承おりがみ(昔から伝わっている作者不詳のおりがみ)のくす玉です。アイスクリームのコーンみたいな形のパーツを沢山作って、左側のは糊で接着、右側のは糸でくくって作ります。
↑こういうやつの作り方を覚えたのはそーとー昔の話で、小学生の頃だったと思うのです。左のは貼ればいいとして、右のは大変でした。パーツの折り方は誰でも知っているのに、おともだちに聞いても、まわりの大人に聞いても、玉にする方法は誰も知らない!
「さあ、糸でくくってどうにかするって聞いたけど」
「うーん、わっかにしたのをいくつも作るらしいけど」
「えっ、必要な数? 知らないわよ、そんなことー」
こんな感じで、誰に聞いてもらちがあかないのです。結局どうしたかっていうと「わっかにしたのを」「適当な数作って」「糸でくくって」丸くしました。お話的には試行錯誤を繰り返しました、と続いた方が楽しいのでしょうが、別になんともなくできちゃった。それがわたしのくす玉第一号の思い出。
ただ、パーツの数だけは調節したような記憶があります。円錐型のパーツをなんらかの方法でまとめれば玉になります。何個作ればいいかはとがってる部分の角度によりますよね。算数の得意な人なら計算で割り出すのかもしれませんが、わたくし自慢じゃありませんけど体育の次に算数が苦手です(当時は小学生でしたし計算法も知りません、っていうか今も知りません。円じゃなく球なんだもん、考えたくなーい)。
でも、こんなの作って試して、ちょうどいい感じのやつを正解にしちゃえばいいんだと思い、減らしたり増やしたり、いい感じの数になるまで調節しました。でも、いくつが最適だったかは覚えてません。大量生産する気はなかったので、その時限りの成功で満足でした。
ところで、何度も書きますが、円錐型のパーツを組み合わせれば球体になるんです。ってことは、何もこの折り方にこだわる必要もないのですよね。なんとなく円錐型になってさえいればよいわけで……
そこで、↓こんなのも考えました。行き当たりばったりの小学生だった頃に考えたものです(たぶん誰でも考えつきます。やるかどうかは別として)。
わりと誰でも知ってる伝承おりがみのアヤメをくくったものです。アヤメの折り方は>おりがみ屋さん・あやめ
いくつ使うかわからないので、とりあえず36個作ってみましたが、実際に使ったのは24個でした。6個づつ糸に通して、ゆるくわっかにします。ゆるゆるに輪にするのがコツ。
やってみればわかりますけど、この状態で重ねて置いてみると自然に半球形になります。半球を二個あわせたら球です。あとは毛糸かリリアンみたいなヒモで巻いてまとめるだけ。
アヤメ玉の場合はあまりきっちりまかないで、隙間があいてたほうがかわいいみたい。
緑がほしいのでこんな感じの房をつけてみたけれど、なくてもよかったかもね。
旧暦の端午はまだ先なので鯉のぼりのままでもよかったんだけど、ついでだからブログのタイトル画像も変えてみたよ。
タグ:おりがみ
色合いがとっても素敵ですね。これ、紙は普通の折り紙ですか?
葉っぱがつくと花嫁さんのブーケのようにも見えます。
糸でくくるタイプはあまり好きじゃなかったのですが、
珍獣さんのくす玉でイメージが変わりました。
鶴でも何でも、糸でくくりゃくす玉になるかも?!
糸でくくっちゃうと工作に傾いていくので折り紙の楽しみから遠ざかってしまうんですよねえ。
紙は千羽鶴用に売られてる 7.5cm のやつで、メーカー名はKOMAって書いてあるけど、サイトもないのでどこの会社かサッパリですねえ。でも紙質は普通の折り紙と同じですよ。
ちなみに、折り鶴の場合は糸どころか糊もつかわずにこーんなのとか……
http://art2.photozou.jp/photo/show/87949/2214377
有切正方形一枚折? ←用語これで合ってるのかな
面白いけどこれは球ではない(笑)。
そうそう、そんな感じ(わたしもそこらへんの用語はよくしらない^^;)。確かに球じゃないですねえ。連鶴でくす玉ができたら神降臨(笑)
簡単な方と同様に、難しい方も比較してみようと思います。結論から言うと、完成したらどっちだかわかんないくらい同じになりました。
左下 『バラと折り紙と数学と』のバラ
右上 『折り紙夢world(花と動物編)』の薔薇
この二品は紙をバイアスに折りたたむ難しい方の川崎ローズですが、基本は折り目をつけてエイヤッと立体化するところは福山ローズと基本は一緒です。
『…数学と』版には福山ローズ手順28にある斜めの山折り線がなく、『夢WORLD』版にはそれがあります。
簡単な方の川崎ローズではその違いが完成品に大きく影響していましたけど、難しい方を折り比べてみたら、ほとんど同じものができてしまいました。斜めに山折りしたほうが立体化作業がしやすいくらいの違いでしょうか(それすらあまり感じなかったけれど)。
ただ、わたしゃあまり上手な折手ではないので、上手い人が折ったら違いがわかる可能性も否定できません。
やっぱり川崎ローズはすごい。本物のバラと見比べても見劣りしないもの。
左 『折り紙夢WORLD 花と動物編』の薔薇
右 『バラと折り紙と数学と』のバラ
厳密に言えば違うものができなきゃおかしいので、もっと張りのある紙で折ってみました。やはり斜めの山折りをする夢WORLD版のほうが中心がすぼまっていて、上品な感じに咲きます。数学版の角張ったのも、すこし開いた感じになって、使い方次第のような気がします。
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KAWASAKI Rose
origami rose
最近、館を訪れて以来、やたらと福山ローズばかり折っているチムです。いいですね~!!川崎ローズ是非チャレンジしてみたい!!!すっごいキレイです☆
ぜひぜひ折ってみてください。ちょっと複雑で最初はとっつきにくいですが、福山ローズが折れる人なら必ず折れると思います。
そうだ、たとえば mixi とかに「川崎ローズ・福山ローズを折ったら自慢しよう」みたいなコミュニティーを作ったら使いたいって人はいますか? mixi である必要はないんですが、うちで掲示板やると3日後にはエロ広告で潰されてしまう。ゲームと関係ないけどgotmailでもいいね。需要があったら作りますよ。
夏休みに入ったら、参加するので、是非MIXIでコミュニティー立ち上げてくださーい( ・ω・)∩
川崎敏和さんが創作したバラの折り紙はすべて川崎ローズと呼んでいいと思うのですが、ここでは紙の目に直角に折り目をつける比較的簡単な方のバラを川崎ローズと呼びます。また、福山ローズも川崎ローズの仲間として扱います。
川崎ローズの折り方を掲載する本は複数あって、しかもそれぞれ折り工程が少しずつ違っていたりします。その違いはほんのちょっぴりだし、できあがったものもおおむね同じような形をしています。趣味として普通に折る場合は大して問題にならないような違いかもしれませんが、厳密に折り比べてみると違う物ができるようです。
簡単な方の川崎ローズには大きく分けて二種類あります。閉じたバラと、開いたバラです。ここでは閉じたバラを比較します。
左から
『折り紙夢world(汽車の表紙)』の「バラ」
『トップおりがみ』の「ばらの花」
『博士の折り紙夢book』の「ばら」
本来は花びらをカールさせ、全体にもっと丸みがつくように仕上げますが、違いを比較しやすいよう杓子定規に折り、仕上げをほどこしませんでした。
左「バラ」と中央「ばらの花」は折り工程が違うだけで同じものと言えます。完成品が違って見えるのは、立体化する段階で「バラ」は棒状のものを使って花の中心を開く工程を積極的にしていますが、「ばらの花」は道具を使わず、手で開きながら立体化しています。どちらも真上から見ると四角いのが特徴で、これは福山ローズでいうと折り工程第3段階の手順28にある斜めの山折り線をつけずに立体化するからです。
写真右の「ばら」は、「バラ」「ばらの花」とまったく同じ折り方をしますが、福山ローズと同様に手順28の斜めの山折り線をつけます。この線をつけてから立体化すると、写真右のように花心がすぼまり、全体に丸みが出ます。
▲「バラ」「ばらの花」を立体化したところ
「バラ」はこのあと中心に楊枝のような棒状のものをつっこんで、すり鉢とすりこぎでごまをするようにくるくるやって中心を開きます。「ばらの花」は上の写真の形になる前から手で中心を開きつつ立体化させるので形を作るのが難しいです。
▲「ばら」を立体化したところ
斜めの山折り線をつけてから立体化すると、中心を開く工程を積極的にしなくともこの形になります。また、「バラ」「ばらの花」に比べるとこの段階ですでにすぼまった花の形になってます。
開いたバラは、閉じたバラと同じ折り方をしますが、さらに一手間加えて外側の花びらが開くように工夫されています。福山ローズも川崎ローズの開いたバラの一種です。
上『折り紙夢world(汽車の表紙)』の「バラ」
下『折り紙夢world(汽車の表紙)』の「ひらいたバラ」
『折り紙夢WORLD』には「バラ」の応用として「ひらいたバラ」の折り方が存在しています。途中まで閉じたものと折り方は同じで、仕上げの段階で一手間加えます。福山ローズの折り方で言うと第3段階の手順39をするかしないかの違いです。
『博士の折り紙夢book』の「ばら」
下『福山ローズ』
夢BOOK版の「ばら」には開いたバージョンがありませんが、仮に開いたものを作るとしたら完成品は「福山ローズ」と同じ形になります。
これまで、「福山ローズ」は「川崎ローズ」をどのくらいアレンジしているかあまり深く考えずにいたのですが、こうして折り比べてみると、完成品はまったく「博士の」の開花バージョンで、アレンジと言えそうなのは折り工程のみと思われます。たとえていうなら鈍行で行っても急行で行っても高崎線の上り列車は上野駅に着きます、というような違い(よけいわからん)。
ただ、先に夢WORLD版があり、この段階でアレンジして「福山ローズ」と「博士の」ができたとすれば、ちょっぴりのアレンジがさらなる傑作を生み出したといえるかもです。そこらへんの歴史はわたしにはわかりません。
なお、わたしは長いこと、夢WORLD版と博士版の違いを無視していたというか、ぜんぜん気づいてなかった馬鹿者なので、まだ何か勘違いしている可能性があります。そりゃ違うだろって思うことがあったらつっこんでくださってもかまいません。
かまいませんが、つっこみを理解できるかどうかはビミョーです。なんせ馬鹿者なので(涙)