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お蚕の糸:利用案・悪くない例(ボビンレース)

 クロッシェレース(かぎ針編み)やタティングレースがだめならボビンレースはどうよと思いつきました。

 ボビンレースというのは、日本ではあんまり一般的でないものですが、ヨーロッパでは子供から大人まで愛好されていると聞いています(ホントかどうかは知らないけどね)。

 日本のアニメで名作劇場の『フランダースの犬』でアロアがやってるシーンがあったと思います。『牧場の少女カトリ』でクセラ屋敷の奥様からカトリが習ってたのもこれだったはず。

 ところがですね、こいつは道具に金がかかるのであります。最低でもボビンを10個は用意しなきゃいけない。あと、形をととのえるためのピンと、クッサンと呼ばれる針を刺す台も必要。

 それらを普通に購入すると、ピンは100円で嫌ってほど買えるけど、ボビンは10個セットのやつが2〜3000円してしまう。クッサンに至っては数万とか……誰がそんなものを買えるかっつーの。

 で、仕方ないので自作。クッサンは、以前アジアンノットにハマったときに作ったコルクの台があるので、それを利用。

 ピンも何かの時に買ったのが沢山あるので大丈夫。

 問題はボビン。専用品はこんなヤツ。画像のはちょっとお買い得かもしれない。でもわたしゃ今、これしき買うのも躊躇するほど金欠なのよね。



 要するに棒状のものに糸を巻ければいいんじゃないかと、下のようなものを作りました。
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 パールビーズに竹串を刺しただけ。ビーズの穴が小さかったので竹串は少し削ってあります。材料はダイソーで調達。なんせやったことのないものなので、これが使えるかどうかもよくわかんない。

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 で、織ってみた。案外いける。

 でも竹串のボビンは軽すぎて跳ねちゃう。もっと重さがないときびしい。だから市販のやつは太めなんでしょうね。持ったことないから竹串とどのくらい重さが違うかわかんないけど。

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 何に使うか考えずに作ったのでリボン状の何かができました。

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 最初の方は、どこを引っぱっていいかわからず、こんなぐちゃぐちゃにしかできませんでした。やってるうちに、縦糸も緯糸も、もっと引っぱっていいんだということに気づき、

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 慣れてきたらこのとおり、ずいぶんいい感じに織れるようになりました。

 試作品なので太い糸で作りましたが、これだったら自作の絹糸のような細いものでもいけそう。というか、細い糸を使ったほうが繊細なものができるかもね?


 これはいいんじゃないの? と一瞬にやけそうになりましたが、ここにも落とし穴が!

 図書館から入門書を借りてみたところ、ちょっとしたドイリーなど作るのにもボビンを 11ペア(つまり22本よ)とか使うみたいなんですよ? 多いのだと何十ペアとか書いてあるじゃないの。

 そんな沢山あやつらなきゃいけないのに、自作の竹串ボビンは厳しいんですけど。作るのもめんどくさい。しかし、いちいち買ってたらいくらかかるのよ。

 というわけで、案としては悪くないけど頓挫。



 ホントいろいろ厳しいですわ。もうね、糸を作るのだって道具を自作したり、別の用途のものを利用したり、いろいろアレな状態で、ここまで到達するのに数年かかってまして、かなり疲れました。

 弘法筆を選ばすとかいいますけどね、物事ってほとんど道具の良し悪しだと思うんですよ。ダメなもの使ってうまくやれるのって、弘法大師レベルだからできることなんじゃないの。

タグ:手芸

お蚕の糸:利用案ボツネタその2(タティングレース)

 細過ぎてかぎ針で編むのが無理ならば、タティングという手法はどうかと思い、やってみました。
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 このようなシャトルに糸を巻き、結び目を作って行くと、傍らにおいてあるようなレース作品ができるというものです。シャトルはそこいらの手芸店で1個300円でした。試作なので太い木綿のレース糸を使っています。


 シャトルは1個あればそれなりのものが作れますが、凝ったものに挑戦したいなら複数個使う場合もあるので、こんな詰め合わせで買うとお得で素敵かもしれないです。

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 何に使うか考えずに試作したのでこんなものしかできませんでしたけど、計画して作れば洋服の衿飾りや、ハンカチの縁取りなどいろんなものが作れそうですね。

 これまた作るのはとても楽しかったです。もとの目的(自分で引いた絹糸を利用すること)を忘れて、これにハマりそうだったくらいです。

 しかし、これまた細過ぎる糸には向かないものでした。というわけでこれもボツ。

タグ:手芸

お蚕の糸:利用案ボツネタその1

 前の記事に書いたとおり、糸を使って作るものを探しています。以前youtubeで外国の手芸動画を見ていて面白いな、と思うものをためしに作ってみたのが下の写真。試作なので絹糸ではなく、太い木綿のレース糸を使っています。
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 これをなんと呼べばいいのかわからないのですが、真四角の枠にバイアスに糸をかけて織っていく不思議なものです。

 作るのは面白かったです。ただ、繊維が斜めに走ってるので変形しやすく、細い糸にはまったく向かず、これはボツにしました。

 細い糸にはむななくても、並太毛糸のような太い糸でビッシリ織るといい感じでした。まあ、コースターにしかなりませんけど(笑)


作り方はこの動画を参考にしました


タグ:手芸

この糸で何をつくればいいでしょう

 今年はお蚕の飼育ネタは「はてなブログ」ってところでやってます。

◎趣味の盆蚕
http://okaiko.hatenablog.com/

 ブログは、流行り始めの頃にあっちこっち手を出して、結局自前のサーバに置いた方が面倒がないんじゃないのってとこに行き着いて今日に至るわけですが、あれから何年もたってネット人口も増えているし、大手(じゃないかも…はてなだし…)のブログ屋さんでやると、どのくらい人が来るのかなぁとか、いつも同じところで同じこと書いてても読んでる人が退屈かなあ、なんてことを思いまして……でもなんか、自鯖でやればよかったかなって少し思ったりして…その、集客の点で……;;;;

 でも、はてなに昔からいる人からコメントいただいたりして、そういうのはちょっと嬉しかったかな。はてなでは、これまで人力検索をやるばかりで、自分の普段の活動をそれほどアピールしていなかったから、コイツ意外といろいろやってるんじゃないかと思ってくれた人が二、三人いてくれればそれでいいやもう。誰も見てないところで黙々となんかするのは慣れてるんです。そのくらい平気でないと何もやれないくらい昔からネットやってますから(とさりげなく自慢)。

 でまあ、それはともかく。今年は根性を入れて糸繰りをやりまして、こういうのが出来ました。
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 黄色いのは、黄色い繭からとった糸だからです。せっかく糸ができたので何か作ってみようと思うんですが、まともな織り機を持っていないので出来ることが限られてしまいます。

 意外と細い糸です。かぎ針編みはキツイです。

 額縁にピンを打って織り機にするのは知ってますが、あれもけっこう面倒くさい上に、出来るものといえばせいぜいつまらないコースター程度です(糸は沢山あるのでやってみなくもないですけど)。

 というわけで、何かいいアイデアがあったら教えてください。

これまでに試してみたこと

◎額縁にピンを刺して糸をバイヤスに張って行く織り方(ボツ)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1629

◎タティングレース(ボツ)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1630

◎ボビンレース(悪くないけど道具に金がかかる)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1631

タグ:カイコ 手芸

着物は自分で縫うと洋服買うより安いんだぜ?

 ちょっと前から普段着として着物を着ようと思い立ち、最初は中古の着物や中国製の安売り着物なんかを購入して遊んでいたわけです。

 ところが着慣れてくるといろいろあるわけです。もう暑いので夏用の長襦袢が欲しいなあとか、夏向けの明るい色の着物が欲しいなあとか、その他もろもろ。

 ところが「こういうものが欲しい」と思って買おうとするとお金がかかるのが和服の世界です。前に安売りの着物を買った店で、長襦袢はいくらするのか聞いてみたら、

「お仕立てからなので 1万円からになりますが、いつ御召しになりますか?」

っていわれちゃった。

 襦袢って着物の下に着るやつですよ。つまり下着なんですが、それが1万円からって鼻血出そうでしたわ。一般には着物=晴れ着でしょうから、何十万もする晴れ着になら1万円の長襦袢もアリでしょうけど、わたしが普段着にしているものは帯もセットで3千円程度だったりしますから、もう別世界です。

 ないならしょうがない、作っちゃえばいいんですよ。昔のお嬢さんたちは自分で縫ったんですから出来ないことはないでしょう。

# ここから下、写真で着物の合わせが逆になっているのは鏡に映ったのを撮影しているからです。

最初に縫ったのはこれ

 ってなわけで、図書館で和裁の本を見たり、YOUTUBEで和裁をやってる人の動画を見たりして気分をもりあげつつ、最初に縫ったのがツイートもした↓これ。
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 ウールの反物で単衣(ひとえ)に仕立てました。衿は広衿です。

 和裁は初めてなので、最初は本に書いてあることを理解するのが難しかったんですが、手順通りにやってみると「書いてあるほど難しくないかも?」という感じでした。ただ、衿つけがちょっとだけ難しかったかな。

 反物はネットの通販ショップで買いました。素材はウールで、なんと1反980円でした。むしろ安過ぎて鼻血が出そうですね。店晒しになってたものなので難アリ品という扱いでしたけど、広げてみても特別問題もありません。こんないいものが洋服を買うより安く手に入るんなら使わない法はないですね。

 衿の裏地として洋服の裏地を買いましたが、ダイソーで105円だったのでこれまたお金がかかってません。

 最初なのでいろいろ難はあります。もうちょっと裄(ゆき)があってもよかったなあとか、腰ひもをウエストあたりに締めたいので褄下(つました)をあと3センチくらい長くしてもいいなあとか。このへんは着方でカバーできるし、チャンスがあったらほどいて直そうかと思っています。洋服と違ってほどけば修正可能なんですよ。着物って面白い。

二番目は長襦袢

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 着物の下は長襦袢じゃなくてもいいんですけど、たまたまタンスの中に絽の反物(たぶん洗えるポリエステル)が入っていたので思い切って縫ってみました。絽というのは風通しがいいように細かい編み目状に織られた布(という説明でいいのかな?)のことです。

 なんでそんなものを死蔵してたかっていうと、たぶん近所のイトーヨーカドーかなんかでワゴンセールだったのを買ったんです。3000円くらいだったかなあ。今思うと高いですね。なんせ着物地が980円なわけだし。

 当時は着物を縫おうなどとはこれっぽっちも思っておらず、カーテンかなんかにしてやろうと思ってました。結局カーテンは作りませんでしたが、端を少し切って何かに使ったような気がします。そんなこんなで着物にするには長さがたりなかったのですが、長襦袢なら、おはしょりの分がいらないのでどうにかなりました。

 これまたさまざまな難があります。特に衿がよろしくないですね。身ごろにシワが寄っちゃったりして。

三番目はこれ

 そうこうしてるうちに世の中が真夏なみに暑苦しくなってしまいました。まだ5月なのに…! というわけで、次は真夏に着られそうな着物が欲しくなりました。

 木綿がいいなあ。ザブザブ洗えるといいなあ。通販もいいけど手触りを確かめてから買いたいなあってなことを考えつつ、最初は近所の手芸店をまわったんです。べつに着物用の反物である必要はないので。

 ところが近ごろでは手芸屋さんがお洒落になりすぎて布が高いのなんの。ちょっと素敵なものだとメータ1000円とか普通にしやがるんですよ。またもや鼻血が出そうですわ。そんな高い布じゃ練習に使えないし、どんどん手芸離れが進んでしまうというの。

 で、なんとなく日暮里の繊維街を歩いてみたら、おおお、ここはすごい。使えそうな布がメーター100円で投げ売られている!!! 繊維街おそるべし。侮ってましたわ。

 洗うことを前提にしているので縫う前に水を通して縮めてから作業にとりかかりました。そして出来上がったのが↓これです(自分撮りむずかしい)。
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 単衣で、衿は撥衿(ばちえり)にしてあります。衿付けも三度目なのでだんだん慣れました。本には緩めろだの平らだの書いてあるけどあんまり気にする必要はないんじゃないのかなあ、などと暴言を吐いてみる。

 110cm幅の洋服地を5m買いました。布代500円しかかかってない(自分で書いてて目が点になりそう)。まっすぐ縫うところはミシンを使ったので、製作3日くらいかな。

 洋服地は着物用の反物とちがって幅があるので衽(おくみ)と前身ごろを分けずに作りました。

 着物の前が衽と身ごろを縫い合わせて作るのは、幅の狭い反物を使うからだと思うんです。洋服地ならばもともと幅が広いので、わざわざ切って縫い合わせる必要などないと思うわけです。

 衽線(縫い目)がないと見た目が寂しくなるんじゃないかと心配もしましたが、実際に作ってみるとそうでもなかったです。衽線など飾りですよ。偉い人にはわからんのですよ!!ってなもんで。

 装飾として衽線が欲しい場合は切り離さずにつまんで縫えばいいんじゃないですかね。そのほうが柄合わせも悩まずにすむし。

 前回の反省をふまえて裄を少し出して褄下を長めにしてみました。この改善はなかなか良かったかもしれないです。# そういうことを言ってるそばから突然宗旨替えして「いや、褄下は長くしちゃだめだ」とか言いかねないので注意が必要です。ようするに実験中でよくわかっていないのです。

 あとは身ごろの丈そのものをもう少し調整するとおはしょりがベストの長さに出やすくなりそうな予感。次回はそのあたりを追求したいです。

衽(おくみ)とは、合い褄とはなんぞやという人のために図解

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 大ざっぱに図解すると、着物は図左のように、衽(おくみ)・身ごろ・袖(そで)、衿(えり)を縫い合わせて出来ています。

 衽と身ごろを縫い合わせた線を衽線(おくみせん)と言って、着た時に図右の赤い点線の部分に縫い目が出ます。


 合い褄は図のように衿が終わってる部分のことです。褄下は合い褄から裾までの長さのこと。

 なんで褄下の長さが問題かっていうと、腰紐を合い褄にかけると衿のおかげで着崩れにくくなるっぽいからです。

 が、たいていの着物は合い褄が腰骨の上くらいに来るようになっていて、ウエストに紐をかけたい場合、合い褄位置を標準よりも上にしたほうがよさげな感じなのです。

 ただし、身丈をそのままに合い褄だけ位置を変えると衿の角度も変わってしまうし、あまり上すぎると裾すぼまりに着づらいとかもありそうだし、そこらへんんはいい具合のところでおさめる必要があるかもしれないです。

 というのを試行錯誤してるわけです。結局標準的なサイズで収めるのが最良なのかもしれないですが(笑)

小物作りもまた楽し

 わたしは半幅帯の愛用者なので帯締めはなくてもいいのですが、飾りとしてこんなのを作ってみました。
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 このショッキングピンクの帯締めはリリヤン編み機で編んだものです。リリヤン編み機は昔の駄菓子屋でよく売ってたアレです(今でもダイソーとかで売ってます)。糸はこれまたダイソーで買った太めのレース糸です。サマー毛糸なんかも使えると思います。

縫い方を覚えるために読んだ本


【送料無料】新きもの作り方全書 [ 大塚末子 ]
 この本は70年代に発行された古い本なのですがいまだに版を重ねて出つづけているようです。女物だけでなく男物の着物や、子供の着物、袴(はかま)や羽織の縫い方など、かなりまとまった情報が掲載されています。

 実は衽と身ごろを一体で作るアイデアはこの本に出てました。外にも衿と衽を一体で作ることで細身の人にぴったりフィットする着物とか、けっこう斬新なことも書かれてます。 # ごめん、衿と衽を一体にするのはこの本じゃなかったかも。長襦袢の通し衿(これはこの本にも出てる)の下の方を幅広にした感じのものだったと思います。あとで出てる本を確認しときますね。

 70年代だと、年配の女性はフツーに着物を着て炊事も選択もしてました(サザエさんちのおフネさんみたいな感じです)。そういう時代の本なので、着物を過去のものとして見てないんでしょうね。晴れ着などでは伝統を守る必要があるでしょうが、フォーマルでない場合は自由な発想で進化してっていいんじゃないでしょうか。

 ちなみに、洋裁の本みたいに型紙がついてたりはしません。着物の印付けはほとんど直線を引くだけですし、型紙は必要ないはずです。が、ないと困るっていう人はこの本を買っちゃだめですから注意してね。

訂正

> 衿と衽を一体で作ることで細身の人にぴったりフィットする着物

 というのを上記の本の内容と思い違いして書いてしまいましたが、本当は『きものの仕立て方・頼み方』という本に出ています。

衿衽続きのきものとは
 この仕立て方は、昭和39年に上田美枝さんが発表したものです。下の図でもわかるように、通常の衽の位置に衽衿をつけ、一般的な衿はついていません。そのほかは普通の着物と同じです。
 この方法で仕立てたきものは、痩せて背が高い人にも向きます。(中略)また用尺が短いときの仕立てにも都合がよく、厚手の生地の場合もおはしょりが厚くならず、処理が楽にできます。

 というようなことが図解つきで詳細に書かれてます。面白い発想なのでなんとなく作ってみたくなってしまいますが、衿先に腰ひもをかけて着る人だと着崩れやすいのが難だそうです。そのためにどこに紐を縫い付けると良いというような説明もあります。

 とかく現代では「着物はこう着ないとはずかしい」というような決まりが先行して小うるさい状態ですが、日常的に着物を着る人が多かったほんの30〜40年前には新しい発想の仕立て方を研究している人がそれなりにいたようです。

 『きものの仕立て方・頼み方』は、和裁の入門書ではなくて、有る程度心得のある人が、さらにステップアップして気安さを求める時なんかに読むといいかもしれません。また、タイトルに「頼み方」とあるように、仕立てや直しに出す時にも参考になるかもしれません。なかなかいい本でした。

タグ:手芸

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やまやま Eメール (04/24 20:59) 編集・削除

gabotyan
こんばんは、初めまして!
着物を縫うにあたり、どんな洋服布地がベストなのか?を
検索していてこちらのブログに行き着きました~。
何回も試行錯誤され、アイデアが湧き出てくるあたり
大変やる気をあげさせていただきました。
(まだ縫えておりませんが😅)
子供の家着や寝巻きに、着物スタイルをとりいれたいので
サイズもこだわりも全然別物なのですが
やってみよう!!そう思えました。ありがとうございます(o^ω^o)