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来年はウシ年だそうですが

 今年最後のウシなんとかさんは、動きは鈍いけどまだ寝ていません。部屋の中のウシ2号は元気に餌をたべているし、ベランダの大きいウシも、今日みたいな暖かい日は出てきて餌を食べてます。


▲2008年12月26日に撮影した動画です。2007年11月のウシなんとかは>こちら。ほとんど同じように手づかみにしているので大きさの比較になると思います。

おせち進行状況

 煮豚、いい感じ。なます、なかなか良い。栗きんとん、あまり色よくないけど味は可なり。菊花蕪、今年はラディッシュで作ってみた。可愛いかも。黒豆、明日にならないとわからない。雑煮の汁。たぶんイケてる。

 伊達巻き、明日やる。それと、年越し蕎麦の代わりににぼうとを作って雑煮の汁で煮る予定。

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 今日もいい天気。夕日がきれい。

タグ:カエル

これは一体なんだろう

 ハードディスクを漁っていたら出てきたんだけれど、これらはなんという植物だろう。ちょっとかわいいので名前を知りたいんだけれど。

謎の植物その1(蔓草)

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▲ピントぼけてるけど、葉は五枚あるんじゃなくて五裂してます。手のひらみたいに。つきかたは互生。

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▲バネのような巻きひげがある。

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▲葉の付け根に托葉がある。

撮影地 水元公園(東京都)
撮影時期 9月 この時点で花などは咲いていない。12月の初めに同じ場所で葉が枯れていない。今はどうかちょっとわからない。

謎の植物その2(樹木)

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▲これはたぶん実だと思う。つぼみではなくて。

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▲葉はこんな感じ。丸くて鋸歯はなく、表はつやのある緑、裏は白。互生。

撮影地 葛西臨海公園(東京湾)
撮影時期 9月
草ではなく樹木。

タグ:野草 植物

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ゆの字 (12/19 18:48) 編集・削除

こんにちわ。
その2はハマボウではないでしょうか。
オオハマボウというのもあるけど。
その1は一瞬トケイソウの仲間かと思いましたが
葉の質感も違うし、全然違いますね。

Miki Eメール (12/19 18:57) 編集・削除

いつも楽しく拝見させていただいています。
最初のツル植物はトケイソウ科のトケイソウ、またはその近縁種では? こちらの住んでいる滋賀県南部でもトケイソウは冬でも枯れていません。
その次の木はアオイ科のハマボウ。果実の形はムクゲにも似ています。

珍獣ららむ〜 (12/20 09:12) 編集・削除

 おおー、なるほど!! 蔓草のほうはどっかで見たことがあるような気がしてたんですが、トケイソウの仲間ですか。そう言われてみると民家の塀なんかで作られてるのはこれをもうちょっと分厚くしたみたいなやつですね。

 公園の植え込みにからみついてたもので、誰かが世話しているような状態ではないので、なんらかの形で種が運ばれてきて勝手に生えてきたんですね。来年は花が咲くかどうか気をつけて見ようと思います。……っていうか、これ挿し芽で増えるのか。切ってこよう(笑)

 樹木の方は、これがハマボウっていうんですか。名前と植物が結びついてませんでした。そうそう、ムクゲに似てますよねー。立ち枯れてるムクゲのほうを見て、そういえば臨海公園でこれと似たものを見て写真をとったような……と思い出したくらいです。

 ゆの字さん、Mikiさん、ありがとうございました!

ヒョウタンの始末

 (前回までのあらすじ)センナリビョウタンができたので、穴をあけて水にぶち込んで一ヶ月ほどたった。果肉は腐り、薄皮も剥けたけれど、細い四ツ目キリで開けた穴から種が出なかった。仕方なくバスに乗って太いキリを買ってきた珍獣様は……?!

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 ってなわけで、ヒョウタンの始末をしたのですが、せっかくだから最初から手順を書いておこうと思います。

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1. 茎の付け根ぎりぎりのところで切る。はさみよりノコギリでやったほうがよさそう。写真の右は本当にギリギリで切ったもので、左は胴を少しだけ切り落とす感じで切ったもの。いくつかやってみたけどセンナリだったら右の状態でいいみたい。このへんは利用法とか好みで適当にやる。

2. 8〜10mm のキリで穴をあける。
 この行程で道具がなくて転けたわけです。家にあったのは細い四ツ目キリだけ。

 果肉を腐らせるだけなら小さな穴でもいいんだけれど、あとで種を出さなきゃいけないので太めのキリは購入したほうがいいです。イラストのようなT字型で、先がネジのようにスパイラルになってるのがいい。エラソーに書いてるけど昨日テキトーに選んで買ったのが大正解だったのです。穴のサイズはセンナリならば10mm くらいがよさそうです。

 ヒョウタンは、外側がガチンガチンに硬いので、つい力を入れたくなりますが、決して力を込めてはいけません。キリの先をあてて、くるっとまわし、スパイラルになっている先端部分が自然にねじこまれていくのにまかせること。

 硬いのは外側だけで中の果肉はやわらかいのです。硬い部分を貫通するといきなり手応えがなくなり、このときに力を入れていると勢い余って転けます。場合によっては穴のまわりを破損したりするかもしれません。どうせならきれいに丸くあけたいでしょう?


3. 開けた穴に棒をつっこんで果肉を突き崩す。
 やらなくてもいいけど、やったほうが果肉がはやく腐ると思います。果肉はやわらかいから菜箸とかで大丈夫。


4. ヒョウタンを水につけて数日から一ヶ月ほど放置する。
 果肉が腐るように穴からも水を入れる。ヒョウタン全体が水に浸かった方がいいので軽く重しをするといいって聞くけど、適当なものがなかったのでうちではしませんでした。

 放置する期間もわりとテキトーです。わたしは水に藻が生えて緑になるくらいまで放っておきました。


5. 種と果肉を抜く。
 水につけて放置すると、果肉が腐って液状になり、穴からどぼどぼ出るようになります。穴から水を入れてシェイクしては捨て、また水を入れて……と繰り返すと種も一緒に出てきます。10mmくらいの穴では種が出にくいと思うので、穴から見えている種をピンセットでつまみ出します。
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 昨日買ったキリは 8mm なので穴が少し小さめでした。ピンセットを太い部分まで差し込んで、ぐりぐりっとやったらいい具合に削れて穴が広がりました。8mm くらいの穴があけば、あとはどうにでもなりそうです。


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6. 皮をむく。
 水につけて放置すると、表面の薄皮が剥がれてきます。手でなでれば剥けますが、剥きにくい部分はタワシでそっとこすってもいいでしょう。力を入れすぎてヒョウタンに傷をつけないように注意してください。

 写真の皮は昨日剥いたものなので乾燥してますが、おおむねこんな感じの薄い皮が剥けます。ぬれた状態で剥いてください。


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7. よく洗って干す。
 果肉をよく洗い流し、皮もきれいに剥けたら乾燥させます。現在この状態です。さて、うまく乾くでしょうか。


[追記]
 その後この瓢箪はきれいに乾いたのですが、匂いが抜けません。洗ってる間は悪臭といってもそのうち薄れるからと高をくくっていましたがダメでした。種をぬいたあとに洗い方が足りないと臭くなると聞きましたが、けっこう頑張って洗ってるんですけどねえ。仕方なく再度水につけて試験管洗いでごしごしやって様子を見ています。何度か洗い直したら薄れてくるかもしれないし。

 臭いのは果肉を腐らせるのに時間をかけたせいかと思い、あとから収穫したものを同じ手順で水につけてみましたが、季節がすっかり移ろって気温が上がらなくなったせいか、ちっとも腐りゃしない(笑) 皮もなかなか剥けずに苦労しました。こちらは現在乾燥中なので、匂いについてはまだよくわかりません。

[追記2]
 洗い直した瓢箪ですが、だいぶ匂いが抜けました。試験管洗い(細いブラシ)でこすり落としたのが良かったみたいです。瓢箪を洗う手頃なブラシがあるといいんですけどね。細い口からするっと入り、中で広がって腰が強く、瓢箪の膨らんだ部分にもとどく感じの……だいぶ無理のある注文ですが。

# ヒョウタン ひょうたん 瓢箪 作り方 つくりかた つくり方 やり方 方法 利用法 千成瓢箪 センナリビョウタン 千成り 千生り せんなり

タグ:植物 園芸 瓢箪

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まる URL (11/21 16:48) 編集・削除

いいな~。ひょうたん。うちのはベランダから麻ひもを垂らしてツルを巻きつけていたのですが、その麻ひもがぶっちぎれてしまいました。地べたに落ちたひょうたん達はみごとなタコ足配線で救出断念。いっぱいなっていたのに~。残念。

ひょうたん、私の一番の関心事はニオイです。水に漬けたときすんごいニオイがするってどこかに書いてあったんだけど、どんなニオイなのか気になって仕方ないんです。臭かったですか??

珍獣ららむ〜 (11/21 17:04) 編集・削除

うーん、臭いことは臭いですよ。
なんともいえない変な匂いですね。
どんな匂いかっていうと、
死んだ貝を水槽の中に放置したみたいな感じ。
あるいは腐った虫歯みたい……どんな例えだ。
でも噂に聞くほどすんごくはないかも。

匂うのは腐った果肉です。
うちでは最初にあけた穴が小さかったので、
果肉は実の中で発酵してて、
外には出なかったんだと思います。
水は緑色になってたけど特に匂わず、
果肉をどぼどぼこぼしたら、ちょっと臭かった。
この手の臭さは、我慢できる人とできない人がいそう。
わたしは、うーん、別に平気かなあ。
猫の糞のほうが臭いー(笑)

お蚕動画



 めくるめくお蚕動画を作ってみたけど、画質が粗くてキャプションが読めないなあ。テンポが悪くて退屈だし。言われるまえに書いておくと英語デタラメだし。いいんだ、通じれば(通じないかも。ヤバイ)。

タグ: カイコ

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ひろこ (11/19 23:10) 編集・削除

良い。

キャプションは読める。
動画と静止画のバランスも良い感じ。
脱皮は応援したい気になる。

Sari (11/20 06:13) 編集・削除

脱皮は感動的・・・
自分で自分を生み出しているような気がします。

プリニウスの博物誌から蚕についての抜き書き

 ローマの博物学者である大プリニウスは、カイコについて以下のように書いている。

  • カイコとよばれるもののひとつはアッシリアに産する。
  • アッシリアのカイコは塩のような泥で巣を作る。石に付着して非常に固く、投げやりでも貫けない。
  • アッシリアのカイコは、固い巣の中にミツバチよりも大きな蜂房を作り、大きな幼虫を産む。
  • 幼虫は蛆であり、成長すると二本の突出した角を持つ毛虫になる。
  • 幼虫は繭を作り、蛹になる。
  • 蛹は六ヶ月のちに「カイコ」になる。
  • カイコが蜘蛛と同じように巣を張り、絹の材料になる。
  • カイコの巣を糸にして織る方法を考えたのは、コス島に住むプラテアスの娘パンピレである。
  • コス島のカイコは、雨で落ちたテレピン樹、サイプレス、トネリコ、カシワの葉に、地面から立ち上る蒸発気があたることで生まれる。
  • 最初に小さな蝶が生まれる。これには綿毛がない。
  • この蝶が冬の寒さに耐えられなくなると、木の葉の綿毛をかきあつめて足で圧縮し、羊毛状のものを作って体にまとう。綿毛は爪などで梳かれて補修されるうちに螺旋状の巣になるという。
  • その虫は人によって飼われる。焼き物の容器に入れられ、温味と糖の餌で飼育されると特殊な綿毛を生じる。この綿毛を剥きとって蒸気を加えてやわらかくし、灯心草の錘(つむ)で細い糸にされる。

雄山閣『プリニウスの博物誌』より要約・引用


 上記は複数の虫について書いたものかもしれない。また、日本で主に育てられている家蚕ではなく、野蚕の何かであろうと考えられる。

 野蚕は、日本や中国ではヤママユガ科の昆虫をさすが、アフリカやヨーロッパでは、カレハガ科やギョウレツケムシ科の昆虫も利用されるという。参考>有限会社きぬさや(絹製品の開発、製造、販売)


 地面から蝶が生まれることから、その虫が土中または落ち葉と土の間などで蛹化することが想像できる。また蜂のように房を作るとあるので幼虫が集団で糸を吐き、巣を作ることが想像できる。蝶が冬の寒さにたえきれずに綿毛を作るのは、卵胞に卵を産む様子かもしれない。

 ウガンダにアナフェサンというギョウレツケムシ科の蛾がいるそうだ。幼虫は子供の頭ほどもある大きな巣を作る。詳しい生態がわからないので判断しかねるが、プリニウスの記録と何か関係があるだろうか。

タグ:カイコ