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育ってます(植物編)

今年の菜の花

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 まだ寒いうちにアブラナの種をまいた。去年のアブラナからとった二代目なんだけど、発芽率が悪いだけじゃなく、そだちがやけに悪いです。去年の今頃はもっとわっさり育って大変なことになっていたのに。やっぱり二代目はダメなのかな。環境はほとんど同じだと思うんだけどねえ。

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 それでも花芽をかきとって食べてる。茹でてから、ゴマ和え、わさび醤油和え、梅肉マヨネーズ和え、ニョクマム+みりん和え…などなど。こんなに育ちが悪いんなら、もっとばかすか蒔いておけばよかった。種はイヤってほどあったのに。


レンゲソウが咲いた

 毎年春になるとレンゲソウを見たくてあちこち探すんだけどみつからない。米の育て方や品種が昔と変わっているので、どこの地方でもレンゲソウを緑肥に使わなくなってしまったみたい。

 レンゲソウはあれだけ全国で種をまいていたにもかかわらず、まくのをやめたらたちまち見なくなってしまった。代わりにムラサキツメクサという似たものをよく見るようになったけど、これはぜんぜん別の植物。

ムラサキツメクサ
▲ムラサキツメクサ(レッドクローバー)。アカツメクサともいう。最近これはどこにでも生えてる。

シロツメクサ
▲シロツメクサ(クローバー)

 似たものといえばシロツメクサも、誰が種をまくわけじゃないのに毎年しっかり生えてくるのよね。

 どれもきれいな花だけど、見たいのはレンゲソウなんだよーってことで、今年は種を購入して寒い時期に蒔いてみました。田圃にばらまいてほったらかしで育つくらいだから、どこでも勝手に育つんじゃないかと思ったんだけれど、地面に蒔いたのはほとんど発芽せずに終わってしまい(野良猫にほじくられたというのもあるんですが)、プランターに蒔いたのだけが育ちました。

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▲レンゲソウ(ゲンゲ)

 そして、昨日やっと開花。花芽がちょっとしか出てないんだけどこれからなのかなあ。田圃にくらべると水はけのいい園芸用の土なのがいけないのかもしれない。

 レンゲソウの種をまくとき、近所の子供が見に来て「お豆さんみたいだね」って言ってました。種は小さいけど、よく見るとソラマメみたいな形をしてます。マメ科植物だからねえ。


立ち性のローズマリーも咲いた

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 這性のローズマリーは年がら年中咲いているのに、立ち性のものはちっとも咲かないのでつまらないなあと思っていたらやっと花が咲きましたよ。花の色はわりと普通の青でしたが、這性のものにくらべるとちょっと大きめです。


今年もやってきたナガミヒナゲシの季節

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 これはわざわざ育てたりはしていません。そこらに生えているのです。90年代の終わりくらいから爆発的に増え始めて、あれよあれよと言う間に春の顔に。外来植物で、日本で初めてみつかったのは1961年だと書いているサイトがいくつかあるんですが、そんな昔からあったものが、なぜ最近まで増えなかったのか謎です。まさか、温暖化の影響?

タグ:園芸 植物 野草 食材

いろんなもののタネをまいた

 4月3日に書いてた記事なんだけど、下書きのまま保存して忘れていたので日付を変えて投稿。


 冷蔵庫の中や、がらくたの入ったダンボール箱の中からいろんなもののタネが出てきたので蒔いてみた。

シカクマメ

 これは五年くらい前の種なので発芽しないかもしれません。断面が四角いへんてこな莢(さや)がなるマメで、食べるのは莢。東南アジアでは地下茎も食べるらしいです。

http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/bota/sikak_a.htm
ここで、来年もまいてみようと言ってるやつじゃなくて、買ってきて、袋の中に残していた豆です。さすがにもう発芽しないかなあ。

ワタ

 これまた五年前のタネなので発芽しないかもねえ。前に育てたのはいちおう綿になったんだけど、こういうのは大量に育てないと実用的ではないし、あまり楽しくはありませんでした。

ナシウリ

 前に千葉市の農園の方からいただいたのを、毎年ちびちびと蒔いているのですが、そろそろ発芽率が落ちてきてるかもしれません。最初の年は途中で入院しちゃったのでろくに世話もできず失敗。翌年(去年)は途中までいい感じだったのに、となりで育ててたトカドヘチマに負けて玉砕。今年こそ食べられそうなものになるといいんだけれど、その前に発芽するかどうか(笑)

北海甘露(二代目)

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=81

 昨年、イトーヨーカドーで果物の北海甘露を買って種をとったのですが、それが意外と簡単に育ちました。実の数は少ないし、市販のものより幾分小ぶりでしたが、甘みはちゃんとあって(というか市販のものも大騒ぎするほどには甘くない)充分に食べられるものでした。甘露は以外と育ちますね。

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▲この写真のは収穫時期をのがして割れちゃったけど、こんなのも食べるとちゃんと甘くて美味しかったです。

 その種をとって冷蔵庫にしまっておいたやつなので、ひょっとすると発芽しても去年と同じものはできないかもしれません。メロンみたいに改良の進んだものじゃなさそうなのでいけるかなあとは思うんですけど。

トカドヘチマ(二代目)

 これまた二代目ネタ。去年までは種苗店で買った種から育てたので正しくトカドヘチマになったけれど、今回のは去年の実からとった種なのでビミョーです。芽は出そうな気がするけれど、となりで普通のヘチマも作っていたので交雑してしまってる可能性あり。どんな実がなるやら。

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▲去年はこんなのが大量に実ったので、ありとあらゆる料理にトカドヘチマを使ってたほど。とても丈夫で育てやすいです。なぜか夏の間はあまり実がつかず、八月の終わりごろからどんどこ実がなり始めて秋の終わりまでずーーっとトカド祭でした。

 見た目はごつくて食べられるところがなさそうに見えますが、緑色の皮を大胆にむいてしまっても食べる部分が沢山残ります。食べるのは内側の白いところです。未熟なうちはたねも白くてやわらかいので一緒に食べてしまいます。写真のものは、撮影したあと食べましたが、こんな50cmを越えるようなサイズになっても実がやわらかくて美味しかったです。ただ、秋が深まってくると、ヘチマ特有の繊維質が固くなるのが早く、ほんとうに若いうちしか食べられなくなります。そうなったら来年のためにタネをとるのがよさそうです。

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▲熟れた実を乾燥させたもの。ちゃんとタネができてると、中でカチャカチャ音がする。タネはお尻か頭を切るとひとりでにざらざらーっと出てくる。

 トカドヘチマのタネは、昔は横浜にあるサカタのタネの本店で買えました。たぶん当時ならば通販もきいたと思うんですけど、今年ちょっと覗きに行ったらありませんでした。楽天市場を検索してもなさそうだし、今はどこで買えるんでしょうか。二代目がトカドにらなかったら、わたしも新しいタネがほしいような気がするんですけど。

ヘチマ

 これは去年買ってまかずに残した分なのでたぶん大丈夫。小学校で育てるようなものだから、ろくに世話をしなくても育ちそうなものだけど、トカドヘチマと混生させてたら、トカドに負けてヘロヘロでした。今年はなんらかの手を考えたいと思います。

白苦瓜

 今年買った種なので確実に出てくると思います。真っ白な実の成る苦瓜です。日本の苦瓜は緑色だけど、台湾などでは白いもののほうが主流だと聞きました。日本の農家でもたまに作ってます。

ストロベリートマト

 愛称はトマトだけどホオズキです。南米産の甘酸っぱい食用ホオズキ。

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=158
 去年は、ストロベリートマトのゼリーにめろめろになり、ぜひとも果物としても食べてみたいと通販をかけ、こんなに美味いものなら栽培してみようじゃないかと思ったところでシーズンオフになり、忘れずに思い出したのでタネを注文したというわけです。


▲タネはここで買えます。写真をクリックで楽天市場へ。

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▲こんな小さいタネなんだよ。とりあえず半分蒔いてみたけど、ちゃんと出てくるかなあ。

タグ:植物 園芸

最近のウシなんとかさん



 これはお化けオタマだった方のウシなんとか。かなり大きくなったけど食用にするには小さいです。屋外の水槽で飼っているのでどうやって冬越しさせようか悩んでいるところ。小さいウシはまだ屋内の小さな水槽にいるので今年は冬眠しないと思います。

タグ:カエル

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てっちゃん (11/13 22:16) 編集・削除

うわ。牛何とかさんてば。
想像以上にちっちゃい!

まだ食べ頃じゃないですね~。

珍獣ららむ~ (11/15 01:25) 編集・削除

水槽で餌も限定されてるから成長が遅いんでしょうねえ。
水苔を買ってきて入れてやったんですが、
うまく冬越しできるかなあ。

珍獣ららむ~ (11/19 14:10) 編集・削除

ウシなんとかさんが冬眠に入ったようです。せっかくだから↓の最後のほうに情報を追加しておきました。
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/musi/zz000146.htm

クロベンケイガニが二匹になった?

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 ある朝目覚めてみたら、水槽の中のクロベンケイガニが二匹になってた。ちなみにこのカニは水元のライフの近くで拾ったもの。水槽は部屋の中に置いてあるし、蓋も閉まってる。クロベンケイガニが一夜にして産卵して、卵が大人サイズまで成長するなんてこともありえない。

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 ってことは、この赤茶けたやつはカニ本体じゃなくて、抜け殻!

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 手にとってみる。ピクリとも動かないけれど、それなりに重量があって言われなければ抜け殻だとわからないくらいしっかりしてる。抜けがらなら、どこかに裂け目があるはずなんだけど……

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 あった。甲羅のまわりに裂け目があって、このとおりパッカリ。確かにカラッポだ。カニはこんなに分厚い殻を脱ぐのか。

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 中身はどうなってるかというと、この通り元気です。ちょっとだけ脱皮に失敗したようで、一皮むけたカニにはハサミが片方しかなかった。取れちゃったハサミは近くにころがってる。

 ちゃんと計ったら前より大きくなってるんだろうと思うけれど、見た目の大きさはあまり変わってない気がする。脱皮直後のカニといえば、甲羅がやわらかくてふにゃふにゃだと聞いているけれど、気づくのが遅くてすでに固まっていた。とれちゃったハサミをひろってみたら、ゆでダコみたいに弾力のあるプヨプヨした物体だった。

タグ:カニ

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Sari (09/11 21:47) 編集・削除

ふぇ~、面白い !
こちらを覗いていると、なかなか勉強になります(もう役に立たない年だけど^^;)

子供のころ、海で採って来たカニを、実家の側溝に祖父が放したら暫く元気で時々見かけました。
冬になって忘れてしまったけど、あれからどうしたんでしょうね(笑
友達の家の前の小川にはシジミがいたとか言ってたけど
東京の話かと思うようなことばかり(笑)ありがとう。
 夢の島にアサリ採りに行ったり、富士山をバックに庭で行水とか・・・
カニの記事でいろんなこと思い出させていただきました。

こま (09/14 23:18) 編集・削除

ハサミはもう生えてこないのでしょうか?

私も子どものころ、カニを飼ってました。遊びに行った海で捕まえてきたのですが、水槽でみるみる元気がなくなってかわいそうになり、親にまた海へ連れて行ってもらって、放してやったことがあります。横走りで波へ消えていった瞬間を、今でも覚えています。

まさか数年後、自分の好物がカニ味噌になるとは思いもよらず…。

珍獣ららむ~ (09/15 01:42) 編集・削除

>アサリ・シジミ
 先日テレビで荒川だか隅田川だかでシジミをとってる人の紹介をしてたから今もいないことはないのかも。その話を友達@東京育ちにしていたら、やはり家の近くのどぶ川で取れたみたいな話をしてましたよ。江戸川も今と違って河原というか、干潟みたいなところがあって、川岸からシジミを掘れたとかなんとか。

 わたしゃ小さい時に住んでたところが海なし県だったばかりか近くに大きな川もなかったですよ。田んぼの用水路でアメリカザリガニならとったけどねー。ぜんぜん長生きしなかった。なんでだろ。

>ハサミ
 うーん、カニってちゃんと飼ったことないのでよくわかんないけど、クモやナナフシと同じで再生はするはず。次の脱皮の時にちいさいのが生えてくる、と思うんだけど、数年かけて何度も脱皮しないともとの大きさにはならないんじゃないかなー。

シバケン URL (09/19 18:34) 編集・削除

そういえば荒川の河口近くでシジミをとったことがあります。
江戸川の江戸川放水路は大きな干潟があるのでトビハゼやアナジャコなんかがたくさんいます。
シジミもいるんじゃないかと。

台風一過の水元公園

 台風は風呂場みたいな湿気を残して去っていき、東京は午前中に雨もやんで明るくなりました。でも風だけは夕方までずーっとふいてた。フェーン現象ってやつでしょうか。

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▲小合溜(こあいだめ)
 増水はしてたけど、あふれたりはしてなかった。舗装された道はもちろん、林の中も思ったよりは乾いていたし、歩きにくい長靴を履いて行ったのを軽く後悔した。仕方ないのでわざと水たまりに入って長靴に仕事をさせる。

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▲ドングリ(マテバシイ)

 いたるところに木の実が落ちてる。今日拾ったのは以下。拾わなかったけどモミジバフウの実もたくさん落ちてた。

  • マテバシイ(ドングリ)
  • クヌギ(ドングリ)
  • ミズナラ?(ドングリ)
  • ヒノキ
  • ラクウショウ
  • ムクロジ
  • カエデ類の実(種類まではわかんない)

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▲倒木

 そんでもっていたるところに木が倒れてる。この木はこずえが通路にかかっていたみたいだけれど、チェーンソーで切って片付けたあとがあった。公園事務所仕事早すぎ。

 雨上がりは昆虫もたくさん。写真とったけどここには貼りきれないから蝶を二種類だけ。

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▲ウラギンシジミ
 これはメスの夏型かなあ。オスはもっと赤茶色に錆びたみたいな色をしてて、秋に出る個体は翅の先がとんがってるらしい。翅の裏側は銀白色をしているんだけれど、裏を激写する前に逃げられちゃった。

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▲ツマグロヒョウモンのオス
 ヒョウモンチョウ類は似たのが多いので自信ないけど、これはツマグロヒョウモンですよねえ。関西方面より南に多い蝶だったのが最近は東京でもよく見られる。今年は家のまわりでも何度も見た。温暖化?

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シバケン (09/08 00:27) 編集・削除

ヒョウモンって東京ではツマグロくらいしかいなくなってしまったんでしょうかね。
もともとミドリヒョウモンは数が少ないようだけど。

珍獣ららむ~ (09/09 20:17) 編集・削除

 そういえば見かけるのはツマグロヒョウモンばっかりですねえ。食草も同じなのに、ツマグロは増えていて他のは減っているというのは不思議。