近江町市場
金沢城趾から近江町市場へ徒歩で移動。魚屋とか八百屋とかが立ち並ぶアーケード街で、京都の錦市場みたいなところでした。
こんな感じの入り口があちこちにあって、
中はこんな感じ。
たまに、ゆるキャラが子供を襲っていたりします。このピンクの物体はえっちゃんと言うそうです。茶色い彼氏がいて、彼氏の名前はちかちゃんだそうです。
ここで食事をするつもりだったのですが、人が多い上にぱっとした店もみつからず、どうせなら金沢名物の麩を使った料理でも食べようと、不室屋というお麩専門店に移動しました。近江町市場の近くにあります。
不室屋で昼食
この店ではお麩尽くしの料理が出ます。ちょっとお高くて2500円/1人くらいでした。ぱっと見どこがお麩なのって思うような感じですが、ほとんど全部が麩でできています。一番上の写真の、右手前の一口カツのようなものも、中身が生麩でした。最後の写真の団子のようなものも、生麩であんこをくるんだものです。
真ん中の写真は金沢の郷土料理・治部煮です。鳥肉・椎茸・筍とお麩を煮て「小麦粉」でとろみをつけたものだそうです。これがけっこう美味しくて、地元ではよく作るのですかとお店の人に聞いたら、「若い人は作らないんじゃないでしょうか。わたしも家では作りません」と言ってました。でも、治部煮は金沢の代表的な料理だそうで、治部煮専用のお椀まであるくらいです。
ちょっと出費でしたが、なかなか美味しい料理でした。
◎不室屋
http://www.fumuroya.co.jp/
近江町市場の近くにあるのは「不室屋本店」です。料亭ではなくお麩の専門店で、お店でいろんな種類のお麩を売っています。金沢駅の中にもあるし、東京と横浜にも支店があるようです。
主計町茶屋街・ひがし茶屋街
不室屋から主計町茶屋街をぬけてひがし茶屋街へ。徒歩移動です。ずーっと雨が降っています。さきほどお昼を食べた不室屋で「雨でよかったですね。雪にならないようにお祈りしています」なんて言われたんですが、こんな雨が続くなら雪のほうがマシなんじゃないかしらってブツブツ言いながら歩きました。
茶屋街というのは昔の歓楽街のことです。料亭があったり、遊廓があったりしたのでしょうか。古い街並みが保存されていて、今も料亭のような店が沢山あるみたいです。
観光的に賑やかなのはひがし茶屋街なのですが、通り道なので主計町も歩いてみました。浅野川のほとりに古い建物が沢山ならんでいて、京都の先斗町(ぽんとちょう)にそっくりです。写真を撮ればよかったのですが、とにかく雨でそんな余裕なかったです。
▲これはひがし茶屋街の一番それっぽい場所です。
▲美容院?理容院?? コールドパーマという看板が古くさくていい感じ。
ひがし茶屋街の中に三味線屋さんがあります。店先で店主が三味線に皮を張ってるのを見られます。300円で三味線演奏体験(抹茶付き)と張り紙があったので入ってみました。
まずはお茶をどうぞとお抹茶をふるまわれて、まったりしているうちに次から次へとお客さんがやってきて、総勢6人くらいになりました。
「飲んだらあっちでやってくださいね。説明がありますから、みなさんちょっと読んだらできるようになっちゃうみたいなので」
と、店主は引っ込んでしまいました。てっきり教えてもらえると思ったのに少しがっかりです。
それでも三味線なんて初めて手にするので楽しかったです。注意する人もいないのでやりたい放題ですね。基本のきの字もわからないまま「さくらさくら」が弾けるようになりました。
◎福嶋三絃店
http://www.k2.dion.ne.jp/~sangen/
他に、ひがし茶屋街では、箔座という金箔屋さんを見ました。なんとなく店に入ってみたら、お店の人がいろいろ説明してくれて、奥に金箔張りの蔵がありますよって見せてくれました。金箔の可能性を表現するためとはいえ派手なことをするなーと関心しまくりましたが写真は撮りそびれました。
◎箔座
http://www.hakuza.co.jp/
ひがし茶屋街を出た頃日が暮れたので、いったん宿のある香林坊に戻ることにしました。観光用の市内循環バスは昔懐かしいボンネットバスでした。これまた写真なし。雨降っててそんな余裕ないんですー。
(つづく)
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