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サーバを動かしているのでこっちにも何か書こうかと思うんですが

 書いてみたらすごく辛辣になったけど、まあ高感度も知名度もこれ以上落ちようもないくらい低いからかまわず公開しちゃう。


 最近、twitterを主に使っていたら、いつもいい人だなぁと思うような人が、こと政治に関する話題になると辛辣なのに気がつきました。

 正当な批判ならば辛辣で良いと思うのです。しかし批判というのは「これこれこうだから、こうすべきなのに、現状はこうだ」など、欠点を具体的にのべた上でそれを正す方向で論じるべきなのですが、わたしの耳まで届いてくるのは、理由もなにもない、気に入らない政治家について、あたまから否定して「死ね」だの「馬鹿」だのと口汚く揶揄したようなものばかり。

 そういう発言をする人が普段どんなかっていうと、とても良い人だったりするのでさらにやるせなく、正直言うともう見たくも聞きたくもないレベルに到達しました。

 いやその、わたしだってネット歴は長いですから、ネット上では普段使わないようなキツイ言葉でののしりあったりすることもあるし、そのわりに何かあると団結してがんばろうってなったり、憎しみも親愛の情も増幅される世界なんだってことは知りすぎるほど知っているのですけどね。ただ、ちょっと疲れました。

続日本紀・養老六年秋七月丙子(七日)

 天正天皇はつぎのように詔した。
 このごろ陰陽が乱れ誤り、災害や旱魃がしきりにおこっている。そのため、幣帛(みてぐら)を名山に奉って天神地神をまつったが、めぐみの雨はまだ降らず人民は業(なりわい)を失ってしまった。朕の徳が薄いためにこうなったのであろうか。人民になんの罪があって大地が焦げ穀物がしおれるというのか。天下に恩赦を行うこととし、国司や郡司に無実の罪で獄舎にいるものをつぶさに記録させ、骨やくさった肉を土中に埋めさせ、飲酒を禁じて屠殺をやめさせ、高齢者にはつとめて哀れみを加えさせよ。(後略)

 東洋文庫の『続日本紀』からの引用です。天災が誰かのせいであるはずないのです。天皇が反省したからって自然が言うことを聞くはずないでしょう(今よりは少し信仰が深かったでしょうけれど)。それでも自らの徳が薄いせいかと反省してみせるのは、そうすることで民が納得するからじゃないんですかね。上にたつ人にとって、民衆を納得させる能力はとても大事だと思う。

 今の天皇陛下は人間宣言をして政治からも退いているので、ここで責任があるのは、総理大臣だったり、各都道府県知事であったりするわけですけど、確かにどたなも飛び抜けたカリスマ性もリーダーシップもあったもんじゃない。

 しかしね、それを見て馬鹿だの死ねだの、そんな言葉でしか非難できない民衆側もそうとう頭が悪いんじゃないですかね。

 そこまで言えるならオマエが立候補して世の中をただせよ。そんなことすら出来ないなんて、バカナノシヌノコウデスカワカリマセン。

 というわけで、わたしに政治の話をふりたいならもっと理路整然とお願いします。そのまんま東は東京マラソンに出たいから知事に立候補するといったあなたへ、石原慎太郎に続日本紀でもプレゼントしてあげてください。連邦氏ねと言ったあなたへ、オマエモナー。

 もうやだ、阿呆ばっかりで。とりあえず日本が終わってる件については同意。

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  • 2011年03月22日(火)17時24分
  • 日記

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