(宮城旅行16のつづき)
仙台大観音を後にしたわたしたちは、まだ明るいので青葉城趾を見に行くことにしました。途中でまた小雨が降り出したり、途中に地震で崩れた場所があるというので山をぐるっと迂回したりしましたが、ギリギリで閉門前に到着。
閉門というのは神社のです。城跡そのものは夜でも入れるみたいなので。仙台城趾には神社があるのですが、城跡を見るならまずここを拝んで下さいとか書いてあって、同行したともだちなんかすっかりその気になって「さすが伊達さんちはすげぇよ、立派な神社だ」とか言ってやけに有り難がるんです。
でも、やけに新しい感じがするし、資料室みたいなところに戦艦大和の模型があったりするし、個人的にはものすごく違和感がある場所でした。それでもともだちがやたらと褒めるので、まあそうだねえ、とか返事をしたのですが…
◎ウィキペディア:宮城県護国神社
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%B8%A3%E8%AD%B7%E5%9C%8B%E7%A5%9E%E7%A4%BE
なんだ、やっぱり伊達家となんの関係もないんだ。きっとどこかにそういう経緯も書いてあるんだろうな。この日は閉門時間が差し迫ってたので慌ててお参りしちゃったんですけどね。
お参りしてからお土産屋さんでトイレを借りて、出てきた時には巫女さんが閉門の準備とかしてました。おお、本当にギリギリセーフ。ともだちが戦艦ヤマトの模型を見たいと言ってたけど、残念ながら見学時間が終わってて見られませんでした。
神社とは別に、青葉城関係の資料館はお土産物屋の中にあります。こっちもちょうど終わる時間で入れませんでした。入れなかったけどちゃんと営業してたみたいです。津波がなかった地域は4月の中頃には平常に戻っていて、観光客カモーンってな状態だったみたいです。
▲伊達政宗像。特に破損した様子もなく無事でした。あいかわらず凛々しいお姿。
▲城跡からの風景。パイロンがあるのは地震で地盤がゆるくなっていて崩れると危険だから。写真中央左寄り、山の上に白く顔を出しているのが仙台大観音。
▲昭忠塔。西南戦争や日露戦争で倒れた兵士たちを悼むモニュメントだそうですが、あれ、なんかおかしいですよ?
▲あっ、天辺が折れちゃってる。ここには鳶(とび)がついてたはずなのに。*1
▲ビニールシートからはみ出してる鳶の尾羽? 揺れてる最中に折れたんだとしたら、まわりにいた人はパニックだったろうな。
(宮城旅行18へつづく)
*1:鷲か鷹だと思ったら意外にも鳶だ、という意味の文章を検索でみつけたけれど、明治時代のものだから神武天皇の伝説にある金の鳶にちなんでるんじゃないのかな。
タグ:2011年4月宮城旅行
ぱる子 URL 2011年05月06日(金)20時45分 編集・削除
ああ、懐かしい眺め。「昭忠塔」という名称も建立の趣旨もぜんぜん知りませんでしたが、てっぺんに鳶が…というのを読んだら翼を広げたポーズがすぐに浮かんだところをみると形状はしっかり脳内にインプットされてたんですね。それくらい何度も来てるんだけど護国神社、特に拝んだ記憶がありません。伊達家ゆかりの…ならやっぱり愛宕神社ではないかと。