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地図の下から
赤いポイント:子愛観音(こあやしかんのん)、駅から徒歩で10分
黄色いポイント:ソフトバンクショップ、駅前
バスのアイコン:愛子駅のバス停
青い線:駅から大仏までの徒歩のルート
波アイコン:開成橋(かいせいばし)
バスのアイコン:中原浄水場前のバス停
黄緑のアイコン:愛子大仏、駅から徒歩だと30分くらい
いよいよ愛子大仏へ行ってみるわけですが、駅からけっこう離れているみたい。google map で経路検索すると、だいたい 3km くらいと出ます。ビミョーな距離ですよね。歩けそうな、歩けなさそうな。
バスもないことはないんです。愛子駅からだと、中原浄水場前ってところまでバスが出てます。時刻表に「開成橋経由」と書いてあるバスは全部止まるみたいです。が、日に6〜7本しかありません!
とりあえず、行きは歩いてみることにしました。平地ならば 3km くらいたかが知れていると判断したのです。
▲広瀬川です。地図でいうと波アイコンで示した開成橋から写しました。
ここらへんまでは平地でなんともありませんでした。駅から川までは住宅地で、橋の近くまでくると景色がよくなります。
ところがここから先に小高い丘がありまして、道は丘を迂回して続いています。その道がですねー、坂道なんですよねー、うひひひ。坂かどうかは地図ではわかりにくいんですよねー。
坂道と言ってもゆるい傾斜です。春先の涼しい時期ならいい運動になるでしょう。しかしこの日は真夏。すばらしい晴天で、お日さまはカンカン照り。歩き始めたのは13時半くらいだったと思うので、いちばん暑さの厳しい時間です。もう全身汗だく。ちょっとうつむくだけで、髪の毛の中にかいた汗が、ぼたぼたっと落ちてきます。
徒歩は無謀だったかな、と思いかけた頃、丘のむこうに大仏様の頭が見えてきました。
▲愛子大仏との第一種接近遭遇!
▲望遠で写すと頭にアンテナが立っていらっしゃる!
大仏や大観音を探す旅でもっとも楽しいのがこの瞬間。遠くからお姿が見えた時の驚きを「ぬーっと感」と表現した人がいますが、まさにそういう感じ。これを見て一気に疲れがふっとびました。
坂を上りきったらあとは平地です。田んぼが広がっていて、その向こうにさらに高台、高台の上に大仏様が座っています。
▲こうしてみると大きいですね。あとで調べたら高さは 15m あるそうです。さらに高台にありますから想像よりずっと大きく見えます。あそこまでもうちょっと。頑張るぞー!
▲田んぼのなかに祀られている馬頭観音。
▲着いたー。これが佛國寺の愛子大仏かー。
途中に坂があったので遠い感じがしましたが、距離的には大したことなかったです。2Km ちょっとかな。お寺そのものは大仏の後ろっかわにあります。
写真ひだりはしに移っている黄色い乗り物がスロープカーの「ナムナム号」です。お墓参りも大仏参拝も、ナムナム号に乗って行う仕組みです。小さい遊園地みたいでかわいい。
乗ったら安全バーを下ろしてボタンを押すと発車です。発車ボタンは自分で押します。ポチッとな。おー、動き出した動き出したー。
▲ナムナム号の中から。この斜面にあるお墓には、ナムナム号にのらないと行けません。
▲ナムナム号は、以前は有料で 1回10円だったそうです。今は無料になって志のある人だけこの浄財箱にお金をいれる仕組みになってます。
▲上まで着きました。ナムナム号を後ろから見るとこんな感じです。発車オ〜ライ!
▲上から見た景色。なかなか見晴らしがいいですぞ!
▲みなさん、こちらが愛子大仏様でいらっしゃいます。プラスチック製と聞いていましたが、そうとは思えない風格です。高さは 15m で、東大寺の毘盧遮那仏をモデルにして作ったそうです。東大寺の大仏様のほが大きいように感じるのは、建物の中にあるからなんでしょうね。
赤い手すりのところへは、今は階段が封鎖されて登れないようになっていました。こちらの大仏様の内部は法事を行うホールになっていて、体内巡りのような仕掛けはありません。蓮華座の下は共同納骨堂になっています。
大仏様のお足下には休憩所やトイレもありました。お彼岸やお盆の季節には、大勢訪れるのだろうなと思います。この日は平日の真っ昼間とあって、参拝者はわたしだけでした。
▲後ろ姿も凛々しくていらっしゃる。頭の上のアンテナで衆生の悩みをキャッチするのですぞ! 注:ただの避雷針です。
▲こちらは大仏内部ではなくて佛國寺の本堂です。非常に立派なご本尊さまでした。まるで絵巻物の世界が現実になったよう。
それからまたナムナム号で下まで降りて帰りました。帰りはちょうどバスがあるようなので、乗ってみました。運賃は200円、駅までたったの 5分です。
▲大仏さまを見た帰りに、太陽に暈がかかりました。
◎仙台佛國寺
http://www.moon.sphere.ne.jp/bkg/index.html
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