記事一覧

関西旅行3:京都から大阪へ、そして万博万歳!!

 関西旅行の続きです。早朝の京都を堪能したあと、阪急電鉄で大阪に向かいました。

阪急の切符
▲阪急電鉄の烏丸駅(からすまえき)から電車に乗りました。良く考えたら隣の河原町駅から乗ったほうが始発なのでよかったんですね。


阪急電鉄
▲これは帰りの便で写した急行電車の車内。各駅停車の車内は椅子の配置こそ違うけど、やっぱりシートが落ち着いた緑色をしててすごくオシャレ。



▲南茨木駅からモノレールに乗り換えました。


大阪モノレール
▲大阪モノレールは派手にラッピングされている車体が多かったです。わたしが乗ったのはチキンラーメン!


万博記念公園駅
▲万博記念公園駅に到着。ここは EXPO'70(大阪万博)の会場跡地だそうです。このモノレール自体は 90年代に作られたものなんですよね。でも、うねうねと続く線路が SF的で EXPO'70 の会場跡に似合ってます。


太陽の塔
▲駅舎を出ると見えるのが太陽の塔。わたしはここで思わず「万博万歳」と口走りました。この感じは写真では絶対にわかりません。駅からだとまだ距離があるのにとてつもない存在感です。


中央橋
▲駅方面から公園へ渡るための橋の入り口。橋の下には高速道路が通っていて、橋の上をモノレールがまたぐという、なんかすごいところです。


貼り紙
▲万博記念公園に自然文化園側から入ろうとすると入園料を取られるんですが、9月10日と19日は無料観覧日だって書いてある。ちなみにこの日は9月8日、二日後ならタダだったのかー! でも今回は民族学博物館を見るので関係ないですね。博物館の入館料を払うと自然文化園はタダで通れるそうです。

ポスター
▲国立民族学博物館のポスター。げげ、10月だったらアイヌの展示だったのか。見たかったなあ(アイヌ好き)。家がもっと近ければいいのに。


太陽の塔
▲太陽の塔の真っ正面に来ました。なんだろう、この感じは。ここには写真ではまったく伝えられない何かがあります。ウィキペディアによれば「塔の高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25m」だそうです。今どきこのくらいの巨大建造物、そんなに珍しくはありません。でも、ここまでの威圧感、存在感、崇高さ、恐ろしさを持ったものって他にはないと思います。

 これまで各地で大観音やら大仏を見てきました。牛久大仏なんか台座を含めると高さが120メートルとかあってもんのすごく巨大なんですが、それでも太陽の塔の存在感にくらべたらチンケなもんですよ。

 とにかく太陽の塔はすごい。この前に立ったらただただ唖然とするばかり。浦沢直樹が『20世紀少年』で登場人物に「万博万歳」と言わせているけれど、太陽の塔の前に立ったら誰だって「万歳」を口走りたくなると思う。両手をあわせて拝んでしまったり、土下座をして礼拝したくなる人もいるかもしれません。


太陽の塔
▲下から見上げて撮影(デジカメで)。
太陽の塔
▲同じようなアングルを iPhone4 で。

 てっぺんにある金色の顔は未来の太陽という名前だそうです。トゲトゲしたアンテナのようなものは避雷針だそうですが、よく見ると口に繋がってるんです。この巨大建造物は天空から落ちてくる雷電を口から吸収するらしいのです。なんという大胆な発想。


太陽の塔・裏
▲裏に回った時の衝撃もすごい。過去の太陽と呼ばれているそうですが、表の崇高さとは対照的に完全に「わるもの」顔!


太陽の塔・裏
▲太陽の塔を裏側から。ちょっと傾いた位置でシャッターを切っちゃったのは残念。

 黒い太陽を見て『天空の城ラピュタ』に出てくるバルスの呪文を思い出しました。良い言葉に力を与えるためには悪い言葉も知っていなければいけないという理由で、決して使ってはいけない悪い呪文が親から子へと連綿と伝えられているのです。この黒い太陽も、太陽の表の顔を明るく輝かせるために必要なマイナス面なんでしょうか。こっち側からの太陽も悪くないですね。静かに音もなく燃える炎のようで。

 わたしは今まで岡本太郎をみくびっていたと思います。太陽の塔ほど人を圧倒するものはないです。日本中のありとあらゆる宗教的建造物のどれよりも人に畏怖を感じさせ、大地や空や宇宙といった、人の手が届かないすばらしいものを高らかに賛美する気持ちにさせるものはないと思います。かろうじて匹敵するのは奈良の大仏さんくらい。

 お金のかけかたが違うんだよ、という声が聞こえてきそうですけど、ほんとにそれだけ? 同じだけのお金を与えられたって、これだけのものを作れる人が他にいるかどうか。実際、日本はバブル景気を経験したけれど、誰が太陽の塔に勝てたのか。

 とにかく太陽の塔はすごい。おもしろい。感動した。東照宮の陽明門を、一日見ていても飽きないことから日暮の門(ひぐらしのもん)と言うそうですけど、太陽の塔もただ黙って一日中眺めていたい……!

 が、時間がないので先に進まないと(頭の切り替えは速い)。


太陽の塔と大屋根
▲手前の骨組みは EXPO'70 の会場を覆っていた大屋根の一部だそうです。開催当時は太陽の塔まで続いていて、この下で大勢が歌ったり踊ったりのお祭り騒ぎをしてる動画を見た事があります。


国立民族学博物館
▲そしてこれが民族学博物館の前ですが、館内はたぶん撮影禁止なので写真はありません。なんのためにここに来たのかは、次の記事に書きます。


(つづく)

タグ:2011年9月関西旅行

    はてなブックマーク - {entry_title}
  • 2011年10月17日(月)15時04分
  • 未分類

コメント一覧

コメント投稿

投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
削除キー