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水戸・大洗プチ旅行5:ダイダラボウがいる公園

 大洗から水戸方面へ向かう途中に大串貝塚ふれあい公園というのがあります。常陸国風土記にある巨人伝説の舞台だと言われています。

 那珂郡(なかのこおり)と呼ばれるところに大櫛という岡があり、むかしこの岡に巨人が住んでいた。自分の体は岡の上にいながら、海まで手を伸ばしてハマグリをとって食べていた。その貝殻がつもりつもって岡になったのだという。大くじり(または大朽ち)という意味で大櫛の岡と呼ばれるようになった。巨人の足の大きさは、長さが三十歩(約54メートル)、幅が二十歩(約38メートル)ほどだった。また巨人が小便をしたあとにできた穴は直径が二十歩(約38メートル)もある。

http://www.chinjuh.mydns.jp/ohanasi/365j/0221.htm
 昔作ったページから持ってきました。たしか常陸国風土記の内容を大ざっぱに訳したんだったと思います。このお話の大櫛というのが今でいう大串のことで、そこには貝塚があるんです。

 なお巨人の足の大きさは計算が違ってるかもしれませんね。二十歩が38メートルなら、三十歩は57メートルにならないといけませんよねえ(汗)


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▲公園の入り口にこんな建造物があります。

 この回廊のようなものは埋蔵文化財センター(古代史の資料館みたいなやつ)というものに続いてます。屋根が崩れて柱が折れてるので、ともだちが「震災の影響だ」って騒ぐんですが、これは遺跡をイメージしたデザインですよねー??

 いくらなんでもこんな壊れ方したら手抜き工事だもん。近くで遊んでた子供に変な目で見られてすっごく恥ずかしかった。

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▲巨人の足跡を再現した池です。近くに立て札があって、幅38メートル、長さは「70メートル」って書いてありました。おーっと、さらに違う数字がでてきてしまいました。わたしが昔見た資料はなんだったのでしょう。古典は底本がちがうと細かい部分が違うことがあるので、そこらへんも控えておかないといけませんねー。

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▲ここが大串貝塚です。岡になっていて、斜面に貝殻が沢山落ちてました。掘ると貝殻がビッシリ堆積した層があるということです。断面が見られる場所もありましたが、施錠されていて近づけませんでした。

ファイル 1256-4.jpg
▲これがダイダラボウだ!

 残念ながら改装工事中でした。こっちは震災の影響かな。この像は高さが15メートルあって、奈良の大仏さんより少しだけ大きいそうです。中に入ることもできて、手のひらの上にある展望台に上れるそうです。上ってみたかったなあ。

ファイル 1256-5.jpg
▲古代の家を再現した一画。建物が倒壊しそうになってるので立ち入り禁止でした。

タグ:水戸・大洗 伝説

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  • 2012年01月17日(火)18時12分
  • 語り部屋関連

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