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暑いとバテる病気の正体

 ことの発端は特定健康診査っていうやつなのです。国保に入ってると年にいっぺんくるやつです。

 町の医院でお決まりの血液検査をしてもらう時、そういえば大昔に甲状腺機能亢進症っていうのをやったことがあるので念のために FT4 と TSH1 という項目を有料で追加してもらいました。2000円くらいだったと思います。

 そうしたら見事に大当たり。FT4 が高くて TSH1 が低いという結果が出ました。甲状腺機能亢進症っていうやつなのです。あと、なぜか肝機能の γ-GTP と GOT/GPT かなんかが少し高めでした。

 そういえば 5月ごろから階段を登るのに息切れしてたし、ちょっとしたことで動悸があったり、暑さにたえられなくなったり、やけに汗をかいたり、手がしびれたり、根気が続かなかったり、鬱っぽかったり、発疹もないのに全身がかゆくなったり……と、次から次へと症状が思い当たります。

 甲状腺機能亢進症は若い頃にもやっているので、それだけ症状があるなら気付きそうなもんですけど、どれもこれも更年期障害(わたしは卵巣がないので)の症状ともとれるので、完全にスルーしていました。

 その医院でさらに検査を追加して(項目は不明、先生がややテンパっていて結果の紙をくれなかった)3000円くらいかかりました。その結果、それなりに悪いので専門の病院に行くことになりました。遠くの病院は通うの面倒なので内心イヤだったんですが、今いる医院にはエコーやらシンチグラムやらはなさそうだから仕方ないです。

 甲状腺専門の病院で改めて検査してもらいました。エコーは超音波断層診断機という、魚群探知器みたいなやつです。それをやると甲状腺がどのくらい腫れてるかと、腫瘍の有無なんかがわかるようです。ちなみにこれ、若い頃にはなかったです(技術的にはあったかもしれないけど通ってた大学病院にはありませんでした)。

 血液検査は甲状腺関係だと THS と HTg が低く、FT3, FT4, TRAb, TgAb, TPOAb が高くて、あとやっぱり肝機能の γ-GTP, ALP, ChE が高めでした。診断はバセドウ病。検査代はエコーと血液検査で 7千数百円だったと思います。思ったより高くなくてよかったです(若い頃は検査検査で毎回ものすごい金額とられてました…orz)。

 先に書いたとおり、わたしは若い頃にもこの病気をやっています。そういえばその時も肝機能で引っかかりました。当時は群馬に住んでいました。町のお医者さんが血液検査の結果を見て「肝炎だ」って言うわけです。しかし当時わたしは高校生です。酒は飲まないし、常用している薬もありません。

 なんかおかしいので別のもっと大きな病院へ行って検査しなおしたら「それは誤診だね。あなたは甲状腺機能亢進症ですよ」って言われました。ブラック・ジャックの愛読者であるわたしは古和医院のエピソードを思いだして「もしかしてバセドウっていうやつですか」と聞いたら「まあ、そういうことになるでしょう」みたいな返事でした。どうも甲状腺機能が亢進してると肝機能にも影響が出るみたいですね。

 甲状腺の病気は血液検査をすると分かるんですが、その検査項目が普通の健康診断には入ってません。珍しい病気かっていうと、たぶんそうでもなくて、あんまり注目されてないんだと思います。それが、群馬では遺伝的な問題なのか、海から遠い食生活に関係しているのか、甲状腺をわずらっている人がけっこう多いので、医師がピンときて検査項目を追加してくれるので発覚したというわけです。

 そんなこんなで、この病気は二度目です。腫瘍だったりするとやっかいですが、単なるバセドウだとわかってしまえば薬飲んでたまに検査するくらいしかすることがありません。もう専門病院じゃなくていいので、とっとともとの医院に戻してもらうことにしました。専門病院の先生が「そういうことなら、ずっとそっちの先生に見てもらうようにお願いしますけど、いいんですか?」みたいなことを言うんですけど、薬飲んで血液検査するだけなので、それでいいですと強くお願いしました。

 薬はチウラジールにしてもらいました。普通はメルカゾールを使うらしいんですけど、実はこれにも深い事情があります(笑)

 群馬時代にバセドウが発覚して、最初に飲みはじめた薬で全身に発疹が出ました。蚊にさされたようなプクッとはれた発疹で、とにかく痒かったのを覚えています。その時は薬のせいだとは思わず一週間くらい飲みつづけてしまったのですが、あんまり痒いので病院に行ったら「そりゃアレルギーですよ」と言われて、慌てて別の薬に変えたのです。

 当時は薬の名前を説明するような時代じゃなかったので、何で発疹が出たのかちょっとわかりません。ただ、バセドウの薬は二種類しかないという話は聞いたと思います。そして、二度目にもらった薬は発疹こそ出ないものの、今度はぜんっぜん効いてないような気がしたのもよく覚えています。

 その話を専門病院の先生にしたら、今でもバセドウの薬はメルカゾールとチウラジール*1しかなくて、チウラジールは効き目が出るまでに二ヶ月くらいかかるから、発疹がメルカゾールで、効いてないのがチウラジールでしょう、ということになったわけです。いやー、我ながら話がくどくて長いですね。

 チウラジールはかゆみ的には大丈夫なはずなんですが、念のためにってアレグラとかいうかゆみ止めが出ました。でもそれは勝手な判断で飲まないことにしました。だって先走ってかゆみ止めを飲んじゃったら、チウラジールで本当に発疹が出ないかどうかわからないじゃないですか? 断ろうかとも思ったんですが、万が一痒くなったら飲もうと思って、とりあえずもらっておくことにしました。

 あと、メインテートという心臓の拍動を抑える薬が出ました。バセドウになると心拍数が上がってちょっとしたことで動悸があるので、心拍数を下げちゃおうというわけです。これも一瞬どうしようかなあとは思ったんですけど、一応飲むことにしました。確かに飲むと動悸がなくなるので楽なんですが、群馬時代に似たような作用の薬を飲んだところ血圧が下がって目の前が真っ白になるような立ちくらみになり、かなり危なかったことがあります。あまり酷かったら薬を変えるなり、減らすなり、医師と相談しようと思います。


 
 バセドウ病になると、とにかくバテます。筋力が落ちて、疲れやすくなり、動悸がして、イライラして、集中力がなく、根気が続かず、やる気が出ません。手が震えたり、しびれたり、ものすごく汗をかきます。ものすごくお腹がすいて、沢山食べるようになります。過食症みたいな感じです(過食症と違って食べても体重が増えにくいのが特徴です)。人によっては不眠も出るらしいです。動悸のせいか寝苦しいと感じることはたびたびあります。

 すぐ気分が悪くなり、若い頃は10分くらい満員電車に乗るだけで吐き気がして耐えられなくなり学校に通えませんでした。今のわたしは暑さに弱くなって、強い陽射しや蒸し蒸しする空間でパニックを起こしそうになります。暑い、もうダメだー、倒れる、ギャー!!っていう感じになるんです。でも実際倒れるほどの暑さかっていうとそうでもなかったりするんですけど。

 こうやって書いてみると、なんだか鬱の症状みたいです。パニック障害とか、そういうのとも似てるかもしれません。すでに書きましたが、バセドウは通常の血液検査の項目では発覚しません。ひょっとすると、鬱やパニック障害の患者の何パーセントかは検査したらバセドウなんじゃないでしょうか。

 特に女性で上記のような症状がある場合は甲状腺の検査をしてもらったほうがいいような気がします。バセドウは男性もかかりますが、女性が圧倒的に多いそうです。子供から大人までかかります。原因はよくわかっていません。

 ちなみに、バセドウにかかると、ずーっと薬を飲みつづけないとダメな人と、緩解して大丈夫になる人がいるらしいです。わたしはどうやら緩解するタイプなので、もしかすると気付いてないだけで、たびたび再発しては治りの繰り返しだったかもしれません。

その後の話 2013年5月3日追記

 チウラジールを飲みつづけて二カ月くらいたつと甲状腺ホルモンの値が減り始め、四カ月くらいで正常値に。薬はその後もチウラジールはのみつづけている。メインテートは血圧が下がり始めたので医師に話して飲むのをやめた。

 この頃、家庭用の手首にはめるたいぷの血圧計を購入。3000円くらいだったと思う。決まった時刻、決まった条件で計るのが基本とは思うがそこまで厳密ではなく思い出すと計ったりしている。メインテートをやめても血圧や脈拍数が上がったりはしていないので大丈夫そうだ。

 チウラジールを飲み始めて二ヶ月目くらいの頃から「抜け毛が多い?」と気づき始める。

 四ヶ月目くらいにはあきらかに減ってると感じるほどに。ある日ふと鏡を見たら額の生え際がどんどん後退していることに気づく。頭をさわると地肌に指が触れる感覚が前より増えてる(つまり髪の毛の本数が減ってるってこと)。

 そういえば若い頃に、同じ薬を飲んでいて抜け毛が増えたのを思い出す。その当時の医師に話すと「甲状腺の治療で脱毛なんて聞いたことがない」と言われる。でも抜ける。この当時は若くて髪の毛の量も多かったので、多少の抜け毛ですぐに見た目に影響するほどではなかったが、抜けてるものは抜けてる。そういうこととか、病院に通うの面倒とか、お金かかるとか、さまざまあって、途中で自分から病院に行かなくなったのを思い出した。→この二十年後くらいに一度甲状腺の検査はしてみたが、その時は異常値はでなかった(つまり薬飲みつづけなくても自然に治る場合もあるってこと)。

 若い頃に比べたら、もともとの髪の量が減っているので、薬で抜けたら今度こそ禿げるかもしれない。ちなみにわたしは女。

 現在の主治医に脱毛をうったえる。薬について調べてもらうと、やはりチウラジールには脱毛の副作用があるとのこと。

 もう一度専門の病院で治療方針を相談してみてはと言われたが、薬を変えられないのはわかってる(二種類しかない一方はアレルギーが出るから)し、残る手は手術か放射線治療のどっちかだというのは以前聞いた。放射線ってのがどういうのかはよくわかんないけど、少なくとも手術は個人的には除外(失敗して神経を傷つけると声が出なくなることがあるので。治療しなくても治る可能性があるのに手術のリスクを負う必要はない)。

 最悪どうしょうもないなら放射線治療の相談に行くとして、今は薬を減らしてみることにした。チウラジールを朝・晩 3錠ずつ飲んでいたところを 2錠ずつに。もちろん医師に相談の上で。

 減らしてから二ヶ月後くらい、生え際に産毛が増えてきたような気がする。三カ月後くらい、確かに髪の毛は生えてきてるという実感がある。やはり薬のせいだったようだ。

 しかし、薬の効き目も減り始める。脈拍など、特別に増えた感じはしないが、たまに動機がして、やや息苦しいことがある。時々のぼせることがある。あくまでたまにであって生活に支障が出るほどではない。血圧は自分で計った感じだと特別上がっている感じではない。脈拍も普通くらい。

 薬を減らしてからは、まだ血液検査をしていない。たぶん甲状腺ホルモンの数値がやや上がってるんじゃないかと想像している。薬を突然やめるとまた元通りになりそうな気がするので今後どうするかは悩み所。

 放射線治療について少し調べた。放射性ヨードの錠剤を口から飲むだけらしい。ヨードが甲状腺に集まって、放射線が甲状腺を破壊し、結果としてホルモンが減るらしい。医療用の放射性ヨードの半減期はすごく短いので、そのせいで癌になる可能性などはほとんどないらしい。簡単で良さそうだが、うっかりすると甲状腺が破壊されすぎて今度は甲状腺機能低下症になり、バセドウとは逆の治療が必要になることもあるらしい。結局なんらかのリスクを負うのなら今のまま薬の量を調節したほうがマシかもしれない。

 …というのが現在の状態。

2014年1月追記

 その後、チウラジールを朝2錠、夜2錠(合計4錠)のままけっこう続けた。薬を6錠から4錠に減らした直後はソワソワ感や火照りなどの症状が出て、ちょっとヤバイ?と思ったけれど、もとにもどすのが嫌だったので漢方薬で紛らわせることにした。

 普通の薬屋さんで売ってるものから、ツムラの柴胡加竜骨牡蠣湯を選んだ。暑い時期だったので、実症向けの薬で、イライラや動悸などに効きそうなのを選んだ。あと、わたしは大黄が入っているとてきめんに下痢してしまうので、大黄が入ってないツムラのにした(同じ名前の処方でもカネボウのとかには入ってる)。

 素人判断でテキトーに選んだ(しかもあまり評判のよくないツムラの顆粒w)のに、偶然にも証にあったのかやけに効いた。薬屋で買うとそれなりに高いので、医師にたのんで同じの出してもらうことにした。医師は「薬屋にあるのと効き目が違うはずなので(もごもご)」と、何か言いたげだったが、それが何かくらいの顔をしていたら出してくれた。たぶん量が違うだけなので、効き過ぎるようなら減らしゃいいんじゃあるまいか。

 血液検査も何度かしてみたところ、6錠から4錠に減らしても、甲状腺ホルモンの値は正常値で問題なさそうだった。やがて秋になり、涼しくなってきて、やや冷えを感じるようになったので、漢方薬を減らしてみた。イライラなどの症状は出なかったので、医師に話して漢方薬もやめた。

 年が変わって1月(つい最近)、医師に相談してまた薬を減らした。朝2錠、夜1錠、合計3錠にした。悪くなったら申告するようにとしつこく言われた。もちろんそのつもり。悪くなりたいのではなくて薬をやめたいのである。だって禿げるの嫌なんだもの。少しは生えてきたとはいえ、やっぱり薄いし、薬の影響が少しでも考えられるのならやめたいじゃないの。

 減らした直後は少しソワソワした。血圧は計っているけれど、とくべつ高くはない。以前飲んでいた漢方薬が少し残っていたので、ソワソワ感が強い時だけ飲むことにしたら、ソワソワ感もなくなった。大丈夫そうだ。

 しばらくこのまま続けて血液検査をする予定。慌てずにじわじわと減薬しようと思っている。

2014年8月 追記

 これまでかかっていたのは町の小さな内科医院で、基本なんでも見るけど、そこの医師はもともと心臓が専門だと言っていた。甲状腺は専門外なのである。見馴れない病気の患者がだんだん面倒なのか、ことあるごとに専門の病院に「意見を聞きに行ってはどうか」とすすめられた。

 その専門の病院(仮にA病院とする)というのはその道では有名な病院だが、家から遠くて通いにくいので毎回行くのはイヤだ。医師が言うには、これまでの検査結果を持ってたまに意見を聞きに行くというのはどうかというので、行ってみたことはある。

 しかしその病院は「継続して見ないと何も言えない」という主義で、セカンドオピニオン的な受診を露骨に嫌がるので、行く意味がないと感じた。

 その旨を地元の医師に何度か伝えたところ、「そういうことなら、この近くにも甲状腺の専門医がいるから」と、勝手に何件か調べてくれた。どれかに行ってみてはどうかと。よっぽど面倒くさくなったのだろう。申し訳ない(汗)

 近くて通いやすいならそれもいいなと思い、紹介状を書いてもらい、今は別の医院に通っている。そこの先生は間違いなく甲状腺の専門医だった。しかも検査代など前の医院より安いじゃないか。ぐっ…これがわかってたらもっと早くこっちに来ていたのに。

 前の医師が紹介状をちゃんと書いてくれたおかげで、メルカゾールで薬疹、チウラジールで脱毛することもすんなり伝わった。新しい医師が言うには、甲状腺の薬での脱毛は確かにあるが、薬が効きすぎて機能低下症になった場合でも脱毛するので、薬の副作用かどうかは判断しきれないそうだ。ただ、すでに二年ほどメルカゾールを飲みつづけていることなどから、減薬していい時期ではあると納得してくれた。

 減薬、これにも一悶着ある。というのは、わたしが素人なりに聞きかじった知識では、バセドウも緩解する人としない人がいるので、二、三年薬を飲みつづけたら、検査で様子を見ながら減薬してみることもできるってことだ。実際わたしは若い頃に自分の判断で治療をやめたが、いつの間にか甲状腺ホルモンは正常値に戻っていたわけだし、薬はやめられるに違いないと考えている。

 それで、専門のA病院で「今回は医師に意見を聞きに行けと言われて来ただけなので、何を聞きたいのかと言われても困るのですが、強いて言えば薬はいつまで飲みつづけなければいけませんか」ということを聞いたことがある。あくまで「いつまで飲みつづければよいか」と聞いただけで、素人なりに減薬の可能性を調べたなんてことは言ってない。素人知識なのはわかっているので、間違ったことを覚えてる可能性もあるわけだから。

 すると、A病院の医師は「いつと言われましても…ずっと飲みつづけるものですよ」みたいに、ちょっと鼻先で笑って言うのだった。もうこの反応だけで、個人的には「二度と来るか」と思うのだが、そこは顔には出さずに「そうですかぁ」と、ヘラヘラ笑っておいた。治療をやめても正常値にもどった実体験があるのにずっと薬を飲みつづけなきゃならないのとか話がおかしい。たぶん、継続して来ない患者には説明しなくていいと思っているのだろう。うんうん、そういうことだからこちらも苦労してまで行きたくないんだこよこんな病院には。

 新しくかかっている医師は、そこらへんはとても協力的なのでありがたい。

 というわけで、現在はプロパジール(チウラジールと同成分のゾロ薬)を1日1錠までに減らしている。採血の結果も特に悪くはなく、血圧や心拍なども問題ないと言われている。この分だと近いうちに薬をやめられるかもしれない。

 薬が減るたびに生え際の産毛が増えるので、自分としては、やはり薬による脱毛だったと感じている。

 ついでなので、新しい医師に聞いた話をかいておこうと思う。

 バセドウの治療には投薬のほかに手術と放射線療法があるというのはこの記事にもすでに書いた。

 手術にしても、放射線にしても、完璧にコントロールできるわけでなく、甲状腺の細胞が減りすぎてしまうことが多々あり、減りすぎてしまったら、逆に甲状腺ホルモンを増やす薬を飲まなければならなくなる。これもすでに知っていることだ。

 医師から聞いた新しい情報としては、ホルモンを増やす方の薬は、バセドウの薬と違い、脱毛などの副作用がほとんどないということだ。薬を飲みつづけるという条件は同じでも、リスクがひとつ減らせると考えれば、手術や放射線も選択肢としてアリなんじゃないかと。

 が、わたしはその手の不可逆な治療は最終手段にすべきだと考えている。これまで減薬してきて、特別問題なくこられたので、少なくとも今は手術も放射線も必要なさそうだ。

2014年12月追記

 その後もまだ薬は飲んでいる。チウラジール(なんかの都合で途中からゾロ薬のプロパジールに変えた。成分は同じ)を1日に1錠ずつ。血液検査は1ヶ月に1度やっている。薬代と検査代で月に5〜6千円飛んでいく。

 脱毛があるので薬をやめたいという話はすでに書いたが、ほんというと経済的にも厳しいので本気で病院通いをやめたい。ただ、医師にはなんの不満もないので、できれば円満にやめたい。再発はするかもしれないので、悪くなった時に気持ちよく受診したいし。

 薬をやめられたら、そのタイミングで、とは思うんだけど、どうもあと一歩というところでやめきれない。採血の結果は特に異常値ではないのだが、TSHレセプター抗体なるものが基準値内で上がっているのとか、なんかの理由で医師が断薬にふみきってくれない。ちなみに、基準値内の変動であるなら評価しなくてよい決まり(わたしの場合でいえば薬を減らしたせいとはみなさない)だとは言ってもらえているのだが。

 しかしこんなことやってたらわたしの財布が本当に危ない。最悪黙って行かなくなるしかないのかなあと、けっこう悩んでいる。予約制なもので、予約をとってしまうとすっぽかしにくいのが悩み。あと、血液検査の結果はもらってからやめたいじゃない? 結果をもらいに行くと検査されてしまうので、また次の結果をもらいにいかなきゃならないという罠である。今月は死ぬほどお金ないからって検査を断ればいいんだよな。しかし、言いにくいよね。1ヶ月にたかが5000円くらいの診察+検査代が払えないとかさ(ホントに払い難いんだけどさ)。

 もしくは何かで一山あてて病院通いでも物欲を満たす買い物でも、好き放題やれるくらいの財力を得られれば問題ないんですけどね。どっかにダイヤモンド鉱山とか落ちてないですかぁ?

*1:正確に言うと、チウラジールにはジェネリックがあるので商品名的には三種類。ただ成分的には二種類しかないそうです

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  • 2012年08月04日(土)00時41分
  • 日記

コメント一覧

通りすがり 2013年10月01日(火)16時43分 編集・削除

はじめましてこんにちは。いきなりのコメント失礼致します。

「チウラジール 脱毛」という単語でこちらにお邪魔しました。私もメルカゾールで薬疹がでてチウラジールに変更。しかし最近、抜け毛が酷く、家系的にも抜け毛は無いのだが…と思い検索した次第です。

何を言いたいわけでも無いのですが、同じ症状の方がいるのだなーと少し嬉し(?)くコメントさせて頂きました。またお邪魔しますね。gabotyan

珍獣ららむ〜 2013年10月01日(火)23時49分 編集・削除

こんにちは。いきなりも通りすがりもOKです。

脱毛はほんとにまいりますね。
ツルッと禿げてしまうほどではないんですが、
あきらかに薄くなってしまい気がめいります。
バセドウは治ることもありますが、
場合によっては一生薬を飲み続けなければならない可能性もあります。
そうなると、一生髪の毛のことで悩まなければならないわけで、
そのくせつるっぱげになるわけではないので医者を含む他人はみーんな冷たいです。
薬を減らしたおかげで少し生えてきましたが、やっぱり薄いのでうんざりしてしまいます。
これ、どうにかならないんですかね。
ふつう、飲むのをやめられない薬で副作用が出たら
副作用を緩和するような治療をすると思うんですが、
なんで薄毛に関しては誰も心配してくれないんですかねえ。
gabotyan

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