京都に一泊して(宿はとれっこないのでネットカフェだけど、わりといつものことだから気にしない)、翌日も京都観光です。
ともだちが嵐山のトロッコ列車に乗りたいっていうので、とりあえず切符を買いに行くことにしました。朝7時半からあいてる喫茶店をみつけたので朝食はその店のモーニングで。
▲珈琲陣のモーニング。400円也。安いねー。偶然入った店だけど、ちょうど40周年なんですよって、インスタント珈琲をくれました。
トロッコ嵯峨駅に着いたのは午前8時ちょっと過ぎくらい。切符を買うのに行列ができててすごいことに。
この行列を見たらフツーやめるでしょって思ったら、またもやおともだちが並んででも乗るの一択でテコでも動かない。なんだこいつ、昨日までは「乗れたらでいい」とかテキトーなこと言ってたくせに。
そこでわたしはやっとわかった。このおともだちは本物の馬鹿なのだと。そこまで乗る気まんまんなら最初から乗りたいって言えばいいのだ。乗れたら乗るというのは乗れなかったら乗らなくていいってことなので、フツーこの行列を見たら乗らないのだ。しかし、どうしても乗りたいって最初から言ってたら、東京を出る前か京都に着いた直後にみどりの窓口から切符を予約できたかもしれないのである。
しかし今となっては後の祭り。馬鹿のおともだちのせいで朝から1時間以上行列するはめに。そんなに並んでも買える切符は15時以降の便だけ。今からだと5時間。半端な時間だよねえ。お寺はどこも混んでるだろうし、たぶんなーんにも見られないよ。
▲トロッコ嵯峨駅内にある謎の空間。屋内に蒸気機関車がでんでんでーんと置いてあって、なぜか天井にはシャンデリア。ベートーベンの像があってパイプオルガンがあって、みょうに年期の入ったグランドピアノには自動演奏の装置がついてて童謡を奏でてる。
暇なので嵐電で嵐山まで行って、無駄に渡月橋を渡ってみる。ここもすんごい人、人ばっかり。
自分の中では渡月橋は京都のガッカリスポットの筆頭くらいにあがる場所だと思ってる。木造の橋だと紹介されることが多いけど、木造の部分なんて欄干くらい。遠目に見ると昔の橋みたいに作られているけれど、上を歩いちゃったらコンクリの橋。拡声器で「一方通行です、左側の歩道を歩いてください」とか言われながらじゃ「くまなき月の渡るに似る」どころか目の下に隈をつくって熊猫(パンダ)になれそうですよ。
嵐山の駅前で買い食い。湯豆腐、ハモ天、ハモ天フライ、サトイモのコロッケ。どれも美味しかったよ。ハモを練り物にしちゃうなんて関東の感覚だともったいなくてできないんだけど、食べてみると腰が強くておもしろい食感でした。