八ッ橋で有名な京都の井筒で買い物をすると、こんなリーフレットをくれることがあります。表紙が古文書なので読んでみました。
右上の文字の部分を拡大。
祇園町北側
井筒の茶店
佐竹
勝義
いろいろの
花染ころも
きてそ
ゆく
春は
ひかしの
都大路
を
…って感じでしょうか。
左上の文字です。
井の
そばかし
打水
清し夕
すずみ
祇園
米菓
ですかね。そばかし=蕎麦菓子。
井筒は蕎麦ぼうろというお菓子を江戸時代から作ってたらしいです。米菓と書いてあるのは八ッ橋か、八ッ橋のもとになった米粉の煎餅のことでしょうか。
ちなみにこの古文書は『花洛名勝図会』でした。れいによって早稲田大学のデータベースをさがしたらありました。
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/bunko30/bunko30_e0217/
↑ここの「1」をクリック→「37」をクリックで解像度の高い画像を見られます。
ちなみにこれはお店の看板(たぶん中に灯を入れる行灯看板)ですが、ちゃんと井筒って書いてあります。左面は仮名で「ゐづゝ(為徒゛ゝ)」ですね。
# 写真みなおしたら「これは」って言うほど拡大されてなかったですね。行灯看板は◇紋のついてるのれんの右で、軒下についてます。
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