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春のたわむれ:着物用の反物を買ってみた

 練習で着物を縫ってみたくなり、通販で反物を購入。

ファイル 1527-1.jpg
 左の暗い色のやつは100%ウールで980円。ウールといっても洋服地みたいに分厚いやつじゃなくて薄くてサラッとした感じの生地。一重に仕立てれば初夏まで着られるんじゃないのみたいな。

 右の明るい緑のやつは経糸(たていと)が合繊で緯糸が正絹だったりして2500円(逆だった。経が正絹、緯がウール)。どの季節向きなのかはわからん。そういう知識は持ってない&着てみて暑苦しくなきゃいいだろと思ってる。別に茶席に行くわけでなし、ドレスコードのある店に入るわけでなし。つっかけ履きで買い物に行くくらいの感覚なら何をどう着てもいいやろみたいな。

 どっちも難アリ品なので広げたら焼けとか染みとかがあるかもしれない。練習で縫うんならこれで充分。これ以上高いもの買ったら恐くてハサミを入れられない。

 いちおう着物を縫える長さがあるはず。足りなかったら羽織にするからいいやって思ってる。

ファイル 1527-2.jpg
 こっちの正絹の反物は伊勢崎産のタグついてた。伊勢崎に織り元とかまだ残ってたんだ(ってこらこら)。だってわたしが子供の頃ですら伊勢崎の織物産業は衰退してるって学校で習ったんだもんw # そういえば現在(って何十年前のだ?)は絹よりも毛織物が盛んみたいなことも学校で習ったよ。わたしゃ上毛カルタで「銘仙織り出す伊勢崎市」と覚えたので、銘仙を触ってみたいんだけど、博物館みたいなところにあるのしか見た事ないのさ。


 で、縫えるのかって?

 うーん、やってみないとわかんない(おいおいおい…)。

タグ:手芸

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  • 2013年03月09日(土)07時00分
  • 趣味::手芸

コメント一覧

ひろこ 2013年03月09日(土)12時51分 編集・削除

良い色だね。

ウールは針の通りが良いけど、ほつれやすいから、
がっしりと「かんぬき止め」で。

絹はなかなか手強いよね。
直線はミシンで行けるとして、
襟付けが幾重にもなるので強力な指ぬきがいるかもね。

襟の形は広襟の方が楽そうな気がする。

銘仙は私の時代にはもう無かったなぁ。
しゃりっとした手触りの軽い着物だったと思う。

珍獣ららむ〜 2013年03月09日(土)22時13分 編集・削除

うおー、アドバイスありがとうなのよ。
まずは扱いやすそうなウールからやってみる予定。
絹は扱いにくいんだろうなと思いつつ勉強のつもりで買ってみた。
まあどうにかこうにか頑張るよ(笑)

銘仙は今となってはレアなんだろうねー。
たまに古着にはあるからそれっぽいのをそのうち買って見て、分解して遊ぼうかなって思ってます。
銘仙は特別高級品ってわけじゃなかっただろうから技術として残りにくかったのかもしれないね。
伊勢崎の銘仙は先染めで裏表が同じ模様になるのが特徴だったらしいんだけど、
よその地方から技術を学びに来る人に
「ここいらじゃ子供だって織るものなのに何を学ぶんだい」
とかなんとか言って、笑って追い返したって話を聞いた事があるよ。
話としては面白いけど実際それやられたらムカつくだろうねー。
でも伊勢崎の人ってそういう感じかもってちょっと思う(笑)
#とかなんとか言ってるわたしは伊勢崎育ちでほぼ伊勢崎っ子ですけど。

珍獣ららむ〜 2013年03月11日(月)09時59分 編集・削除

 ふと思い出しました。

 中学の時の担任の先生が、伊勢崎には織りの工程によって身分の上下があり、それだけは不愉快で許せないって言ってた。

 具体的にどういう仕事が上で、何が下なのかは聞かなかったけれど、いろんな家に家庭訪問に行く先生が言うんだから、まあなんかあったんだと思います。

 伊勢崎の人はいわゆる悪人ではないですが、良くも悪くも正確はキツイ人が目立つような気がします。かかあ天下と呼ばれる地域ですから、女性が強くて憎まれ口をぽんぽんきく風土がありそうです。

 男性も不器用で、とことん無口だったり、多弁で他人をよくからかったり、そんな感じです。たとえばですけど、道で知らない男性から時間を聞かれるとしますよね。でも自分は時計を持ってないとする。で
「ちょっとわかりません」
と答えたとする。すると、伊勢崎のちょっと歳のいった男性は
「なんだバカじゃねえの」
とか普通に言うんですよね。でも相手は喧嘩売ってる気はないらしいんです。
 一度ムッと来たので
「はぁ? バカはあんたじゃねぇの。時計持ってないからわからんと言ってんだよ。そういう口をきくんなら警察行くか」
とすごんで見せたら、相手のオッサンはしどろもどろになって、まわりにいたおばあちゃんに助けを求めてた。求められたお婆ちゃんは「わたしゃ若い人たちのことはわかりませんから」と涼しい顔で無視してたけど。

 学校で隣りの男子が鉛筆を落としたとしますよね。自分のところにころがってきたら、言われなくても拾ってやろうとして手をのばすんですが、その男子は「はやく拾えよ」っていうんですよ。言わなきゃいいのに言う。わたしはそんな言い方されたら拾わない。で、喧嘩になる。

 そんな感じです。あくまで一例であって、伊勢崎ではそんなことが日常的にしょっちゅうありました。先生が言ってた身分の上下っていうのも、昔のことなので身分もあったのかもしれないですが、言葉遣いやなんかで必要以上にイヤな感じに見えてた可能性はあると思います。

 わたしがしょっちゅう群馬の人は性格がキツイ、意地悪、こんなとこ住みたくない(遊びに行くのはOK)とか言ってるのは、伊勢崎でのこういう思い出から来るものです。

 同じ群馬でも前橋の学校に通うようになったら、まわりの人たちがやけに物腰がやわらかなので「進学校だから知的な人が多いのかしら」と思ってました。もしかすると群馬の中にも地域差があるのかもしれません。

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