# 寝ぼけてタイトル間違えてたので直しました。×富山のブクブク茶→○富山のバタバタ茶
先日は沖縄のブクブク茶というものをたててスローライフって大変なんだなってことを実感しましたね。
◎ブクブク茶を作ってみた
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1519
こうなったら泡を追求してみようじゃないですか。というわけで買ってきました。富山のブクブク茶。銀座にある富山のアンテナショップで500円くらいだったと思います。
今回買ったのはこんなやつ
▲富山県朝日町名物バタバタ茶。
▲中に入ってたのはこれだけ。
▲確かに黒茶っぽい。ところどころ固まってて、プーアル茶をくずしたやつに似てます。
袋には販売元の社名は書いてあるんですけど産地については何も書かれていませんでした。朝日町でとれる茶葉で製造しているのでしょうか?
袋の裏に書いてある説明
ばたばた茶の飲み方
黒茶を木綿の布袋に適量入れ、ヤカン・茶釜などで沸騰よく煮だした黒茶の汁を、五郎八茶碗にそそぎ、二本合わせのバタバタ茶筅を振りたて泡だてて飲む。
塩を耳カキに一杯ほど入れて泡だてると泡だちがよく味がある。
泡立てないで散茶で
番茶風に沸騰煮だした黒茶の汁を、湯飲み茶碗に入れて飲む。
夏は冷やして飲むと風味がある。
由来と効能
●バタバタ茶は学名を黒茶といい、中国漢時代(約二千年前)に既に飲まれていたものが日本に伝来しました。
●室町時代(1427年頃)真宗本願寺第八世蓮如上人が越中布教の節、朝日町蛭谷で既に飲まれていた黒茶を、供茶・酒飯茶に利用したと推定されています。
●バタバタ茶の語源は、糸魚川の相馬御風(早稲田文学の編集者・詩人)の随筆に、糸魚川に「たて茶」があり別名バタバタ茶と言うとある。バタバタとは地方の方言であせぐらしく、あわただし、の意であり、バタバタと茶筅をあわただしく左右に振る動作を言う。
要するに「煮だして塩を入れて泡立てて飲んでね」「泡立てなくてもいいよ」「冷やしても美味しいよ」っ感じですね。
五郎八茶碗というのは、ウィキペディアによると少し大きめのご飯茶碗のことだそうです。
「散茶で」って書いてあるのも意味不明ですね。もしかすると中国のプーアル茶みたいに沱茶で売られたりもするのかなあ。
▲中国のプーアル茶。こういう塊を沱茶(だちゃ)と言います。
沱茶をくずしたやつを散茶(さんちゃ)というんですが、今回買ったのはくずしてあるのでもともと散茶なんじゃないかと思うんですけどね。
泡立てる道具は「二つ合わせのバタバタ茶筅」というものらしいです。これは今回買ったものには入ってませんでしたが、2本セットで使う珍しい茶筅らしいです。
▲この写真はバタバタ茶・バタバタ茶筅・五郎八茶碗のセットです。写真は楽天市場へのリンクになってます。
専用の道具はあったら楽しいですが、今回は手持ちの茶碗と、お抹茶立てるときの茶筅を使ってやってみます。
とりあえず普通に入れてみた
説明書には煮出すと書いてあったけれど、普通に急須で熱湯を注いだらどうなるか試してみました。
▲ぜんぜん色が出ない。熱湯を注いで5分くらい放置したあとなのにこの薄さ。茶葉はけっこう入れたはずなんだけど。
どうやらこのお茶は煎じないと成分が出ないみたい。見た目は似てるけどプーアル茶とはまるで違うものです。プーアルはお湯を注いだだけで真っ黒な液になるものね。
▲塩をひとつまみ入れて茶筅でバタバタやってみた。いちおう泡はたったけど、すぐ消えちゃう弱い泡しか立たない。
煮出してみた
熱湯を注ぐだけじゃだめだってわかったので、漢方薬を煎じる時に使う雪平で煮つめてみました。
▲お、今度は色が出ましたよ。やっぱり煎じつめないとダメなのね。これに塩をちょっぴりだけ入れて泡立ててと……
▲今度は泡立ちました。でも、想像したほど泡立たないなー。
味:塩は大事
肝心の味ですが、こんなに煮つめているのに優しい味。遠くかすかに苦みを感じる程度。プーアル茶のようにかび臭くもありません。もちろん塩味がします。でも、耳かきに一杯程度だから、塩辛いというよりさわやかですね。真夏のミネラル補給に良さそうです。
ためしに塩なしでやってみましたが、泡はたちます。でも、お茶として物足りない感じ。塩は大事ですぞ。
[おまけ]ついでだから緑茶でもやってみた
▲面白いので緑茶でもやってみました。10分間煎じたのを茶筅でバタバタ……やだ、バタバタ茶を使うよりちゃんと泡立つし。でも緑茶は煎じちゃダメですわ。苦くて頭痛がする(笑)
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