卵のふわふわっていうのは江戸時代に袋井宿(現在の静岡県袋井市)ってところの名物だった料理だそうです。土鍋に澄まし汁を作って、よく泡立てた卵を汁に流し込み、火をとめ、蓋をして、1〜2分おいたものです。
主役は卵なので具はなくたっていいんですけど、ふわふわ感をじゃましない、小町麩と湯むきしたトマトを入れてみました。
100均ショップで売ってる小さな土鍋にすまし汁を作って、湯むきしたトマトと、小町麩を入れて数分煮る。小町麩はあらかじめ水で戻して軽くしぼっておくこと(そのまま入れるとすまし汁を全部吸っちゃうかもしれないので!)。その間に、卵(全卵)をよく泡立てて、煮立った土鍋に流し込んで、すぐ火をとめて蓋をする。
すまし汁は自分で出汁をとったら完璧ですが、わたしはお気に入りの「茅乃舎だし」を使って、醤油、みりん、塩・各少々で味付けして作ってます。
2分くらいして蓋をとるとこんな感じ。
卵は固まってるわけじゃなくて、ふわっととろけるような状態。このフワッと感を楽しむ料理なのですが、鍋肌でやや固まったところも美味しい。
思いつきで入れたトマトと小町麩ですが、想像した通りの相性の良さでした。調理は土鍋でどうぞ。100均の土鍋が大きさ的にも手ごろです。
グッドアンサーズに投稿しようと思って写真を用意したんですが、今受け付けしてるお題が「鍋」じゃなくて「モツ鍋」だったの巻きでござるよ。うん、まあ、自分のブログに書いちゃうから無駄はないです。美味しいのでやってみて。
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