16日〜18日まで、秋の乗り放題パスを利用して 3日連続で鈍行列車の日帰り旅行をしました。以下はその 1日目のまとめです。
旅行日 2014年10月16日 日帰り
金町駅〜郡山(駅のまわりでのみ観光)〜金町
旅の目的
17:00から郡山駅前のスペースパークで全天周映画を見る
往路
画像はジョルダンの路線検索結果をキャプチャして引用しています。
今回は郡山までまっすぐ行って、駅のまわりで観光して、終わったらまっすぐ帰るだけだったので、鉄道的にはあんまり面白いことないです。素直に東北本線を使えば 金町〜郡山 は4時間ちょっとです。
旅の目的は17:00〜の全天周映画なので、なんなら寝坊してゆっくり出かけてもいいし、早起きできたら水郡線経由で行こうかと思ってました。
それで最初は常磐線の下りに乗ったんですけど、松戸駅で降りたら目の前に上野行きが止まってたので、急に気がかわって東北本線で行くことにしました。
これが幸いして、普通に上野駅に向かうよりちょっぴりだけ早く着いたので、黒磯駅で乗り継ぎに28分の余裕ができました。トイレに入ってから改札を出て、駅前をウロウロ。でも、駅前にはなーんにもなかったです。
あとは郡山までまっすぐ。順調な旅でした。
郡山駅2Fの待合室で昔話を聞く 10:50頃〜
何か検索してて偶然みつけたのですが、郡山の駅の中に、昔話を語って聞かせてくれる場所が常設されてるんです。特別なイベントではなく、1日に3回、平日でも休日でも関係なく毎日やってるそうです。
普段の開催時間は 11:00 13:00 15:00 の各1時間ずつだそうですが、この日はどこかの市民団体?のみなさんが来ていて、10時50分ごろ、わたしが到着した時にはもう始まってました。
そういうわけで途中から聞いたのですが、これは想像以上に面白かったです。来てみるまで「毎日やってるってのがすでにあやしい、たぶんやってないだろう」「どうせ本の内容を覚えて語ってるだけなんだろうな」というような想像をしてました。
ところがですね、少なくともこの日語ってる方は、お母さんやお姉さんから聞いた話を土地の言葉で本当に語ってるんです。ちょっと驚きでした。福島県の民話の収集もされてるそうなので、うちの地方ではこうだけど、よそではこういう話もあるんだよ、という広い知識も持ち合わせながら、語りの基本はご自分の家の伝承なんです。これは本当にすごい。
この日聞いた話はあとで思い出してあらすじをまとめてみます。一般に「二口女」というタイトルで知られている話の他に、よそではあまり聞かない昔話をいくつか聞けました。
語り手の方が複数いらっしゃるでしょうから、日によって味わいが違うかもしれないです。次に行く時もこれを聞けるように時間調整しようかと思っています。
場所は、郡山駅の 2F で、改札の外なんですが、どこって言ったら的確に伝わるんでしょうね。たしか新幹線の改札の近くにある待合室の中で、売店もあって、誰でも自由に無料で入れます。
◎おばあちゃんの民話茶屋
http://www.o-minwa.net/
ここが公式サイトみたい。
◎この日聞いた話のあらすじはこんな感じでした
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1823
『口無し女』『ひめいたか』『猿と雀』『おりや』かなりうろ覚えなんですが、気分だけでもどうぞ。
向山カフェでパンケーキを食べる 12:20頃〜
郡山の表参道(安積国造神社の参道)にある生キャラメル屋さんがやってるカフェ。郡山駅から徒歩で10〜15分くらいですかねえ。
ここをやってる会社は、本業は電子基盤かなんか作ってる向山製作所です。たしか「ITバブルが弾けたらこの業界やばい」と思ったので食品業界に参入しようと、本気で研究して生キャラメルを作った、というのが歴史だったと思います。うろ覚えですけど。
震災の一年後くらいに、銀座かどこかの屋外で、東北の名産品フェアがありました。そこで生キャラメルを試食して、あんまり美味しいのでファンになりました。
ほんとうは生キャラメルを買って帰りたいんですが、要冷蔵の品なので半日持ち歩くのは無理。パンケーキとジンジャーエールで我慢です。パンケーキもおいしいですけどね。
スタンダードパンケーキ700円+自家製ジンジャーエール600円、セット割引(あるいはランチタイム割引か?)かなんかで -150円で、合計1150円(税込み)でした。
◎向山製作所・郡山表参道カフェ(公式)
http://www.mukaiyama-ss.co.jp/caramel/info/
◎ブログ内関連記事
向山製作所という名前の生キャラメル屋がやってるカフェに行ってきた
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1553
安積国造神社でお参り
その、表参道の先にあるのが安積国造神社です。せっかくなのでお参り。ここは拝殿が古式ゆかしい造りで、京都御所にあるのと同じような跳ね上げ格子の窓があったりします。神社建築萌えとかでないとすばらしさがわかりにくいかもですが。
◎安積国造神社(公式サイト)
http://www.asakakunituko.jp/
◎蔀戸の写真はこっちに貼ってみました
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1822#azumi
スペースパークの展示スペースを見る 13:30頃〜
郡山駅前にもどり、駅前のビッグアイという大きなビルのてっぺんでスペースパークという博物館の展示を見ました。入館料は大人400円。
郡山には乗り換えなどで何度も来ていて、そのたびに「ここには何があるんだろう」って気になってたんですよね。この日はせっかく早くついたので思う存分楽しんでおこうかと。
何を見たかは書き始めたら長くなったので別の記事にしますねって、書いてみたけど文句ばっかりで酷いですね、わたし。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1822#tenzi
半券を持ってたら出入り自由なんですが、時間をかけて見られるのは今日だけだろうと思ったので(それどころか二度と入るチャンスがないかもしれないので…!)、太陽系シミュレーションをだらだら見続けてしまいました。
16時ごろ出て、ビッグアイの1Fにあるコンビニでおにぎりを買って食べてから、22階の展望スペースで星座ジグソーパズル(無料)とかやって暇つぶし。
あとで冷静に考えたらここでこんなに時間をとらなければ、午前中に見た昔話茶屋で午後の部を聞けてますね。
スペースパークの宇宙劇場で全天周映画を見る 17:00〜
全天周映画っていうのは、プラネタリウムのドームに映画を映しちゃうやつです。もちろんそのために独自に作った番組が使われます。
今年は市制施行90周年・合併50年なんだそうです。そしてスペースパークの名誉館長が松本零士だっていうつながりで「銀河鉄道赤い星ベテルギウス999いのちの輝き」を上映することにしたそうです。でも、べつに郡山独自番組とかではないと思います。エンドロールに郡山の名前は入ってなかったような気がするし、今年の春にスカイツリーのプラネタリウムでもやってたそうですから。
そういうわけで、今後都内でもやるかもしれないんですが、秋の乗り放題パスの期間中にやってるので見に来ちゃったというわけ。
冒頭に普通にプラネタリウムとして星を投影して、秋の星座の説明なんかもします。そして999の旅に行ってらっしゃいませーという感じで映画を上映してました。
ストーリーは、999がベテルギウスのそばを通りがかった時に、星が寿命を迎える時の活動に巻き込まれて999の機関車が失神しちゃう。このままじゃベテルギウスに飲み込まれて全員死ぬっていう状態で、鉄郎が機関車を起こしに行くという話。キャプテン・ハーロックも出てきちゃうという大サービス。
ドームに投影することに意義があるような番組ですけど、それにしちゃ力が入ってて、音楽はタケカワユキヒデだし、鉄郎・メーテル・車掌さんはおなじみの声優さんですよ。みなさんお年なので、いつまでこのメンバーでやれるかって状態での新作ですから貴重な作品だと思います。
作画もけっこういけてる。メーテルが汽車の窓をあける手つきは萌える瞬間だと思うのですけど、この映画を作ってる人もお分かりのようで、しっかり萌える手つきで窓開けてました。ほほほほ。
復路
映画が終わったのは17:50ごろ。帰りもまっすぐ東北本線です。これは最終の1本前です。
悪天候などあると帰れなくなるかもしれない時刻なので、ちょっとドキドキしましたが大丈夫でした。
この日のツイートのまとめ
旅の様子はツイートもしていました。この日のまとめはここでどうぞ。
http://twilog.org/chinjuh/date-141016