▲2014年7月24日撮影
うちのまわりには、毎年フタモンアシナガバチが巣を作ってます。人が通らない場所なので、隣近所にバレないように(えっ)大事にしています。
いやほんとに、いくらわたしが虫好きでも、大勢が通るような通路にあったら駆除を考えます。が、ここは不審者でもなければ通り抜けない場所なので、まあいいかなって(笑)
▲2014年12月18日撮影
フタモンアシナガバチは秋になると繁殖と巣作りをやめてしまいます。11月はじめ頃までは成虫が巣に取りついていたのですが、12月に入ったらもういませんでした。空き家になったので巣をとってみました。卵も蛹もおらず、完全にカラッポです。
右の小さいのは夏の初めに放棄された巣で、左の少し大きめのは11月まで使われてた巣です。フタモンアシナガバチの巣は、スズメバチ類の巣みたいに大きくはならないようです。だいたいこんなサイズで打ち止め。
裏側です。出っ張ってるところで壁にくっついてました。
この巣を作ったハチは今どうしているかっていうと、たぶん死なずに越冬してると思います。
▲2013年9月12日撮影
これは去年の写真ですが、桑の葉に集団でとりついて動かなくなっています。最初はてっきりミツバチの巣分かれのようなものかと思ったのですが、この状態のまま台風が来ても動かず、葉が枯れ落ちる季節になると、桑の幹に移動したりして、11月の中旬までずっとこうでした。
ある時姿が見えないので、とうとうどこかに飛んでいった(もしくは死んでしまった)のかな、と思ったら
この伏せたまま放置してあった植木鉢の中で、
▲2014年1月12日撮影
こんな状態で越冬してました。寒くて動きは鈍いですが、死んではいません。このハチ団子は翌日にはいなくなっていたので、もっと目立たない場所に移動したものと考えられます。
フタモンアシナガバチは冬になると巣を放棄して、成虫のまま越冬するようです。今よくわからないのは、越冬している成虫が、すべて次世代の女王なのか、働きバチもまざっているのか、あるいはオスも混ざっているのか、ってことなんですが、どうなんでしょう。せめてオスメスくらいは見分けたいものですが、今年はどこで越冬してるか、まだ発見できずにいます。
なお、スズメバチの被害を頻繁に耳にしますが、フタモンアシナガバチはスズメバチのようには攻撃性がなく、すぐ近くを人が通っても襲ってくるようなことはないです。
しかし、身の危険を感じれば刺すので、刺激しないことが大事です。
刺されるとどうなるかっていうと、ハチの毒に対する反応には個人差があるのであくまで「珍獣様の場合」ですが、
痛いのは刺された瞬間のみ、あとはメチャクチャ痒いだけ!
でした。二度くらい刺されましたけど、とにかく痒かったです。刺されたら水で洗い流して、心配な人は皮膚科に行ってください。心配じゃなくても医者行ったら良く効くかゆみ止めをもらえるかもしれません。
攻撃性がないはずのアシナガバチになぜ刺されたかっていうと、草むしりをしていないところへスカートのまま踏み込むという、お前アホなんかみたいなことをやったからです。だって家のまわりだし、一瞬通るだけなんだもん。
草むらにいたハチが、スカートのすそにとりついて、上にむかって歩いたら、ウエストで行き止まりになったので、外に出たくて刺しちゃったってなところだと思います。むしろこんなのにとりついたハチのほうが災難だったと思います。
この事からもわかるように、公園や野山で遊ぶ時は、長袖長ズボンがいいですよ。足首と手首が広がってないやつを選べばベスト。まあ、野歩きの常識ですけどね。
タグ:虫