こことか、ここなんかに書いた、セグロアシナガバチの女王のその後です。毎日熱心に巣の手入れをしていた女王蜂が、三日ほど前から帰ってこなくなってしまいました。
巣は郵便受けの真下にあるので、日に何度かばたんばたんと開け閉てするのがいけなかったのでしょうか。まだ巣が小さいうちに、もっと安心できる場所を探して去ったのかもしれないと思っていました。
ところが、今日になってふと郵便受けを横から見たら、女王が落ちてるじゃないですか!
▲銀色の箱が郵便受け。写真では見えないけれど巣はこの下にぶら下がっている。
▲ほら、ここにセグロアシナガバチが落ちてる。同じ個体かどうか残念ながら確かめようがないけれど、たぶん巣を作っていた女王だと思うんです。
自然は厳しいです。するどい針を持っているとはいえ、カラスのような鳥から身を守るのに充分とは言えないだろうし、民家に迷い込んで殺虫剤にやられるかもしれません。餌をもとめてゴミ捨て場を漁っているうちに、ジュースの瓶から出られなくなるかもしれません。
そんな不幸なパターンも想像はしていたけれど、まさかこんな近くで死んでいるなんて。理由はわからないけれど、死にそうになりながら巣のそばまで帰ってきていたとは、本能とはいえなんて哀れな。
巣の中の卵は自然に孵化するでしょうけど、餌をあたえる女王がいないので幼虫はみんな飢え死にしてしまいます。貴重な蜂の子なのにもったいない。もっと育ってからならわたしが食べたのに(自然って本当に厳しい)。
タグ:虫
Sari 2008年05月13日(火)02時22分 編集・削除
うーん・・・耳鳴り暦・ん~十年の私としても、惜しいことをした。
都会で生きるのは、人も含めて生き辛いのか・・・
>カラスのような鳥から身を守るのに
で思い出しました。インドネシアにカラスは居ませんです。