いや、ぶちこわすつもりでならたぶんバラバラになるんだけれど、構造上、どうしても三枚の縦板をはずさないとならず、そうなるとかなり大がかりなので断念しました。
丸洗い……というのもアリかなあとは思うんですが、前橋の仲買人や牛久村の所有者の名前が書き込んであったりして、丸洗いして損ねてももったいないです。
▲「元(仲)祖、前橋榎町、細野千代吉」と書いてある。
▲こっちは所有者の名前なんだけど「牛久村牛久拾七番地 久保田氏所有」と、"氏"をつけて書いてあるところを見ると、所有者が署名したんじゃなさそう。こういう器具を仲買人が売るか貸すかする仕組みだったのかな。
というわけで、現在部屋に飾ってます。急に古民家喫茶みたいになってきました。とりあえず、謎の針金の役目を解明したいですねー。ひろこさんに教えてもらった、糸を振る仕掛けか、縒りをかける仕掛け、もしくはカウンターという線で、気長にあちこちの博物館を見て回って似たようなものを探したらわかるかなあ。
と、思って検索かけてたら、前に教えてもらった座繰りの動画を置いてるサイトに富岡式座繰りという名前でほぼ同じ構造のものがありました。
http://www.manabi.pref.gunma.jp/kinu/sangyo/seisan-gyo/05zaguri/zaguri.htm
たしかに糸を振る仕組みのようです。が、なぜこれで振れるのかわからない……(汗)
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ひろこ 2008年08月31日(日)22時45分 編集・削除
多分「往復スライダクランク機構」みたいな物じゃないかと思うんですが、
歯車の幅の分、針金が左右して…
http://www.katch.ne.jp/~n-yotaka/4090S.JPG
こんな感じ。
巻き取る糸は手前でちょっと振れば先で大きく左右するのです。
むしろ、調子に乗って巻いていると、
どんどん弾みがついて行くので、
行き過ぎに気をつけないと軸に巻き付きます。