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春一番?

 春一番が吹くかもしれないって話だったけど、結局東京にも吹いたのかな。天気が悪くてぜんぜんそんな感じじゃないけど、確かに午後まだ明るいうちにゴウゴウ音をたてて風が吹いてたような気がする。

 今週くらいからオオイヌノフグリが咲き始めたし、油断してるとあっという間に春がくるね。

ママニムとマーマー

 『チャングムの誓い』で、尚宮(さんぐん)という女官の偉い人たちを、目下の女官たちが「ママニム」とか「マンマニム」って呼んでるんだけどさあ、あれってやっぱりお母様という意味で「媽媽様」なの? だとしたら女性にしか使わないと思うんだけど、たまに王様のことを「マーマー」と呼んでる場面があるのはなんだろう。王妃とかではなく、あきらかに王にむかって「マーマ、なんとかかんとか……」と呼びかけてる。あれはどんな意味で、どんな字を当てるんだろう??

 そういえば、皇太后にも「マーマー」と呼びかけてるみたいなんだけど、尚宮には「ママニム」で様づけなのに、もっと偉い皇太后はなぜ「マーマー」なの?


今日のおやつ、中国菓子

ファイル 588-1.jpg
▲同發菜館の豆沙蛋黄酥(塩卵入りこしあんパイ)

 先日買ってきた中国菓子。卵の黄身を塩漬けにしたのが入ってる。黄身は水分が抜けてるので「これが黄身?」って首をひねるような感じですが、ほのかな塩味がアンコの甘さを引き立てて美味しい。買わなかったけどカスタードクリーム版もあったよ。


 別の店のだけど、こんなのが通信販売で買えるようです。これは中身が白餡+塩卵。


アイヌ語は日本語とは断じて全く決して全然、似てないと思う!!

 場所になりうる名詞と、なりえない名詞があると前に書いたんだけど、動詞にもその手のややこしい決まりがあるらしい。

oma 〜に入っている、〜にある(他動詞)
an ある(自動詞)
p(pe) 〜するもの(直前の単語の語尾によって変化)

Cise or oma p. 家にあるもの
Cise or ta an pe. 家にあるもの

 「Cise 家」は物なので「家という場所(家・のところ)」は cise or となる。ここまではわかったよ。

 ところが、次に続く動詞によって、場所格助詞を使わなきゃいけない場合と、使ってはいけない場合があるらしい。

  • oma は場所を表すフレーズを目的語としてとる他動詞なので ta はいらない。→or oma p 〜のところにある物
  • an は自動詞なので ta を入れなきゃダメ。→or ta an pe 〜のところにある物

 わかるかこんなもん(T-T)

 他動詞は、動詞側に「〜に(ta)」の意味が含まれるから、直前に 格助詞の ta を必要としない、という理屈はわからないこともないよ。でも、これって、ホントに必死になって品詞を覚えないとダメという事だよねー。

 こうなってくると、シベリアなんかに住んでる北方民族がどんな言葉をしゃべってるのか気になる。アイヌ語と似てるのか、それともぜんぜん違うのか。

タグ:おやつ

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  • 2009年02月13日(金)18時26分
  • 日記

コメント一覧

Goudeau 2009年02月14日(土)03時31分 編集・削除

怪しい情報をひとつ。鹿児島県立図書館で昔、戦前のオロチョン族(北東アジアのどこかのツングース系?民族)の調査報告書みたいなもんがあつて、ペラペラと見て居ましたところ、オロチョン語の歌が採録されてゐたのですが、その音が、例の戸来村伝説に登場する、あの「ナニャドヤラ」にクリソツだつた、やうな気がしたのですが、ハツキリとは覚えてをりません。あやふやな話ですみません。

珍獣ららむ〜 2009年02月14日(土)07時53分 編集・削除

 うわ、それ面白いですよ。北の方から来た見慣れない人たちが残してった歌なのかー。ヘブライ語説も衝撃的だけど、もっと現実的でかえってドキドキしますねー。

 アイヌ語で読めないかと思ってウィキペディアに書いてある歌詞をしばらく眺めていたけどまるで似てないですね。似てたら誰かがとっくにアイヌ語説を唱えているでしょうけど……と思って外部リンクを見てたら、もうあるのか(笑)

 ウィキペディアに乗ってる梵語説というのも、正直どこが梵語に聞こえるのかと首をひねるばかりなんだけど、歌ってるうちに変形してる可能性もありますからねえ。

 八潮市の獅子舞に、演目の前に謎の歌を吟じる地方がありまして、発音通りに聞くとまったく日本語とは思えないんですが、もとはちゃんと意味の通じる和歌だっていうんですよね。あの変形っぷりはすごいですよ。あれならナンデモアリだろうって思う(笑)

Goudeau 2009年02月14日(土)16時38分 編集・削除

続報です。鹿児島県立図書館のオンライン検索で調べましたところ、私が見た本はまだあるやうです。

治安部参謀司調査課『満洲に於ける鄂倫春族の研究』1及び4(1939)

「鄂倫春」を読めるかどうかがミソですね。マア閲覧してみれば私の情報の真偽も判明する筈ですが、最近ちと忙しくて昼間は寝てゐるんですよ。

珍獣ららむ〜 2009年02月15日(日)10時50分 編集・削除

 ありがとうございます。ちょっと探してみたら、その本は都立図書館にあるようなので、取り寄せをかけてみようかと思います。

 他館からの取り寄せもネット越しにできれば簡単なのになあ。

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