おりがみのくす玉にはいろんな作り方があるんだけれど、わりとよく見かけるのは↓こんなやつ。
くす玉折り紙セット 価格 420円 (税込) 送料別
くす玉を作るための折り紙セットですが、正方形の普通の紙で折ればいいので特にこれを買わなきゃってほどのもんじゃないです(紹介しといてそれはないだろ>わたくし)。
通販はどうでもいいのでリンク先の写真を見てください。どっちも伝承おりがみ(昔から伝わっている作者不詳のおりがみ)のくす玉です。アイスクリームのコーンみたいな形のパーツを沢山作って、左側のは糊で接着、右側のは糸でくくって作ります。
↑こういうやつの作り方を覚えたのはそーとー昔の話で、小学生の頃だったと思うのです。左のは貼ればいいとして、右のは大変でした。パーツの折り方は誰でも知っているのに、おともだちに聞いても、まわりの大人に聞いても、玉にする方法は誰も知らない!
「さあ、糸でくくってどうにかするって聞いたけど」
「うーん、わっかにしたのをいくつも作るらしいけど」
「えっ、必要な数? 知らないわよ、そんなことー」
こんな感じで、誰に聞いてもらちがあかないのです。結局どうしたかっていうと「わっかにしたのを」「適当な数作って」「糸でくくって」丸くしました。お話的には試行錯誤を繰り返しました、と続いた方が楽しいのでしょうが、別になんともなくできちゃった。それがわたしのくす玉第一号の思い出。
ただ、パーツの数だけは調節したような記憶があります。円錐型のパーツをなんらかの方法でまとめれば玉になります。何個作ればいいかはとがってる部分の角度によりますよね。算数の得意な人なら計算で割り出すのかもしれませんが、わたくし自慢じゃありませんけど体育の次に算数が苦手です(当時は小学生でしたし計算法も知りません、っていうか今も知りません。円じゃなく球なんだもん、考えたくなーい)。
でも、こんなの作って試して、ちょうどいい感じのやつを正解にしちゃえばいいんだと思い、減らしたり増やしたり、いい感じの数になるまで調節しました。でも、いくつが最適だったかは覚えてません。大量生産する気はなかったので、その時限りの成功で満足でした。
ところで、何度も書きますが、円錐型のパーツを組み合わせれば球体になるんです。ってことは、何もこの折り方にこだわる必要もないのですよね。なんとなく円錐型になってさえいればよいわけで……
そこで、↓こんなのも考えました。行き当たりばったりの小学生だった頃に考えたものです(たぶん誰でも考えつきます。やるかどうかは別として)。
わりと誰でも知ってる伝承おりがみのアヤメをくくったものです。アヤメの折り方は>おりがみ屋さん・あやめ
いくつ使うかわからないので、とりあえず36個作ってみましたが、実際に使ったのは24個でした。6個づつ糸に通して、ゆるくわっかにします。ゆるゆるに輪にするのがコツ。
やってみればわかりますけど、この状態で重ねて置いてみると自然に半球形になります。半球を二個あわせたら球です。あとは毛糸かリリアンみたいなヒモで巻いてまとめるだけ。
アヤメ玉の場合はあまりきっちりまかないで、隙間があいてたほうがかわいいみたい。
緑がほしいのでこんな感じの房をつけてみたけれど、なくてもよかったかもね。
旧暦の端午はまだ先なので鯉のぼりのままでもよかったんだけど、ついでだからブログのタイトル画像も変えてみたよ。
タグ:おりがみ
こま 2007年05月23日(水)20時30分 編集・削除
色合いがとっても素敵ですね。これ、紙は普通の折り紙ですか?
葉っぱがつくと花嫁さんのブーケのようにも見えます。
糸でくくるタイプはあまり好きじゃなかったのですが、
珍獣さんのくす玉でイメージが変わりました。
鶴でも何でも、糸でくくりゃくす玉になるかも?!