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フレンチフライでも食べてマターリと

ファイル 83-1.jpg
 今日はいろいろやろうと思っていたことが沢山あり、特に脱出ゲー関係をそろそろつっこんでやりたいと思っていたのに、ろくに進まずに終わってしまいましたよ。

 何がいけないって、朝から折り紙のことやら、youtubeのことなんかを考えてしまったのがいけない。今朝は突然、薬包紙について考えはじめて、あれは日本特有のものなのかなあと思い、药包(簡体字)や藥包(繁体字)で検索をかけてみたところ、台湾の人が作っているらしきサイトに、日本のとほぼ同じ包み方の薬包紙のイラストをみつけました。おお、中国文化にも薬包紙は存在するのか?!

 が、しかし。台湾は戦争中に日本文化の影響を濃く受けている可能性もあって、もしかすると薬の包み方も日本式なのかもしれんなーとも思うのです。たしか、占領以前の台湾にはなかったもので、日本軍が持ち込んだものは、日本語のまま台湾語(中国語とは別どすぇ)になってる例もあると聞いたような。「がっこう」とか「びょういん」とか、そんな単語だったと思うんだけれど思い出せない。まあ、とにかく、薬包紙の包み方も日本から持ち込まれた可能性を今のところ否定できないのですよ。現に簡体字の药包ではそれらしいものがヒットしなかったし。

 なら韓国はどうかと思うのだけど、infoseek先生に薬だの包みだのを韓国語に訳してもらって検索をかけたけれど、日本語と同じで同音異義語が多く、そのくせカナ表記しかない国なので、短い単語のみで検索をかけても関係ないものばかりヒットしてしまう。韓国文化を波乗りするにはそうとうの韓国語力が必要と思われるのです。

 そもそも、散剤を一服ずつ紙につつむ文化というのはいつごろからあるものなのか。漢方しかなかった時代にはあったのか、それとも蘭学が入ってきてからなのか、あるいは明治以降なのか。蘭学や、明治維新以降の欧米文化の影響ならば、アメリカやヨーロッパにも薬包紙の包み方があるはず。

 が、しかし、どうやって探せばいいか見当もつかない。「大草原の小さな家」のベイカー先生や「大西部の女医物語」のクイーン先生は、散剤をどんなふうに処方していたかしらと脳内検索をかけるもこれっぽっちも思い出せず。そういえばメリー・ポピンズが子供たちに薬を飲ませていたような気がするけれど、あれは紙包みじゃなくて瓶から直接だったような。もしかしたら散剤を瓶から直接なのか? いや素直に液体なんじゃないかとも思えるし。

 というわけで、結局なにひとつわからなかったんですけど、身近に外国人の知り合いがいる人、外国に住んじゃってる人は、薬包紙を知ってるか聞いてください。↓こーゆうやつですよ。
ファイル 83-2.jpg
▲これは折り紙で折ったけれど、実際には正方形のパラフィン紙で一服ずつの散剤(ときには錠剤も)を包むのです。糊で袋にしたものは違います。あくまで折って包みにしたものです。

 そんなこと考えてるうちに、半日くらいあーっという間に過ぎたわけよ。なんだか知恵熱出そう。折り紙じゃなくてほんもののフライドポテトを食べたいわ。

タグ:おりがみ

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  • 2007年06月07日(木)21時32分
  • 趣味::おりがみ

コメント一覧

Sari 2007年06月08日(金)00時32分 編集・削除

最近見ませんね、薬包紙。でもこうやって変換できるということは、私の知らないところで出回っているのか?
薬箱の古い太田胃酸はこれでした。一体いつのだ?(^^;)

只今、タイに住んでいる、だんなさんがトルコ人の友人に、トルコとタイの事情を聞いています。
これからインドネシアの人にも聞いてみるけど、昔は薬草ばかりだったような国は、その後に統治した国の薬事情がそのまま持ち込まれているのではないかと思います。
さて、イギリスとオランダはどうだったのか・・・

珍獣ららむ~ 2007年06月08日(金)08時48分 編集・削除

 うはっ、インターナショナルですね。ぜひぜひ聞いてみてください。なんかわかったら教えてくださいね。

 ケロリンも最近まで薬包紙で包んでありましたけど、少なくとも10年くらい前までは……ってどこが最近じゃい。たしかに最近は見なくなってますよねえ。病院でも薬局でもそうとう前から分包機を使ってますからねー。

 ただ、もしかすると特殊な薬だと今でも薬包紙が出てくる可能性もあるのかなあって思います。わたしが高校の時だから、それ自体そうとう前ですが、普通の粉薬は機械で分包されて袋にはってたと思うんです。でも、甲状腺シンチグラム用の放射性ヨードの錠剤が真っ赤な薬包紙で包んであった記憶があります(外用じゃないんですけどねえ)。絶対に持ち出さず、目の前で飲んでくれと言われた(笑)

 ひょっとすると、甲状腺シンチには今時は錠剤自体を使わないのかな。慈恵の放射線部の前を通ると注射(点滴)の説明ばっかり書いてある。

Sari 2007年06月08日(金)23時24分 編集・削除

すみません、聞き方が良くなかったのか、こんなお返事でした。
紙と書いたのですが、37歳と若い方なので、元々紙の概念自体、無いのかも(笑
一部抜粋です。

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オブラードですよね?
トルコにはないです。
なぜかというと、トルコには粉薬はないから。
あるかも知れないけど、粉薬は見たことないです。

あんな面倒くさいことするの、日本だけでは?笑
そういえば、韓国にもなかったなあ。
韓薬(漢方)のような、「良薬口に苦し」の習慣があり、
苦い薬を飲むことが健康にもいいと思うところもあるので、
オブラードを使うこともなさそうです。

タイでは、、、
病院や薬局に入り浸っていますが、いまだに見たことないです。

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オブラート(ド?)さえ無いのだから、紙は押して知るべしですよね。
オブラートって日本の発明ですよね、そう言えば・・・

インドネシアはもう少しお待ち下さい、でも多分同じでしょうね(^^;

Sari 2007年06月09日(土)00時53分 編集・削除

紙のだと返信したら、こんなん来ました(^^)
ミャンマーの様子も分かると思います♪
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きゃああ、勘違い!
sariさんのメッセージを読みながら、オブラードにしては説明がどうもしっくりこないなあ、とは思ったのですが。笑

薬を包む紙は知っていますよ。
色々ないろのセロハンでしょ?
私も子供のころにも、小児科で処方される薬にありましたよ。
だって私は昭和45年生まれだもん。

確かに、トルコやタイでは見ないですねえ。
ミャンマー人に聞いてみましょうか?
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シバケン URL 2007年06月09日(土)03時20分 編集・削除

東急ハンズで実験用具を見てたら置いてあったような気もしますけどやっぱり病院にはないんですね。
以前、蚕の卵を買うとなぜかパラフィン紙に包んであります。

珍獣ららむ~ 2007年06月09日(土)08時07分 編集・削除

 sariさんありがとう! 47年生まれなので知ってるけどトルコにはない?? 子供の頃日本にいたってことなのかな。ミャンマーの人からの情報もお待ちしてますー!

 その後さらに「paper medicine powder pack」などで英語圏を検索して

http://www.indexstock.com/store/Chubby.asp?ImageNumber=1029395
↑こんな写真をみつけました。あきらかに薬包紙を開いた状態で、しかも折り目のつきかたを見ると、ケロリンの包み方とまったく同じと見た。

 ただ、中に入ってるのが西洋役にしちゃ茶色いんだよねえ。生薬を粉にしたのだとしたら包んだのは東洋人かもしれない。

 薬包紙とは無関係にこんな可愛いものもみつけてしまった。セレンディピティーだな(目的とは別の余計な宝をみつけること)だな。
http://www.essenceoftheages.com/azenta/az1.html
 お香を粉のまま燃やせるので余計な成分を入れなくてすむんだと。でもこれ着色料ばんばんだね。日本のサイトを探してみたけどそれっぽいのはみつからなかった。考えてみたら、日本の正しいお香は香木をそのまま加熱するんだから添加物なんか入りっこないんだった。


>シバケンさん
 いつも思うんだけど、シバケンさんがぽろっと口にすることってどれもこれも面白いよ。「蚕の卵を買う」がまず面白い。「パラフィン紙に包んであります」がさらに面白い。

 普通の人は蚕の卵なんか買わないんだけど、たまたま養蚕体験をしてみたーいなんて思った場合に、「蚕は具体的にどこで手に入れるのか(これはシバケンさんのとこに書いてあるよね)」「いくらくらいするのか」「どんな風に売られてるのか」っていうのはものすごーーーく知りたい情報なわけよ。

 卵がパラフィン紙に包まれて来るなんて、些細なことのようでいて実はものすごく面白い。写真かイラストをそえてサイトに書いたら貴重な資料になると思うんだけどなあ。

Sari 2007年06月12日(火)01時49分 編集・削除

インドネシアから回答が来ました。
ちょっと長いけど、そのままコピペ。

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さて、ご質問の
> 実は、日本でも最近見なくなった、粉薬を入れて折り紙のように包む、薬包紙。
> インドネシアではあるのでしょうか?
ですが…

ありますよね!

3月に次女がひどい風邪引いた時に、処方箋持って行った近所のApotikで貰った薬は、まさしく、粉薬を入れる、昔ながらの薬包紙 でしたよ。

ほら、最近日本では見ませんが、昔 西洋紙 て言っていた、灰色がかったちょっと質の悪い紙…
あんな感じでした。

でも、薬局によって紙の感じはマチマチです。

最近は、機械で包装されるようになって、存在無くなりましたが、行きつけの総合病院では、フツウの?白い紙で、やや薄めのに粉薬包まれて処方されていましたよ。

sariさん、何にお使いになるんですか?

以前、sariさん、Mixiで? 片面コーティング仕様のわら半紙(と言うか西洋紙)を、誰か要りませんか? って書いてあったこと無かったでしたっけ?

もし、薬包紙をお探しなら、あれで立派に代用出来ません?
ツルツルの面に包まず、あれを表面にして包むと 良さ気なような…。

なんか面白いこと考えていらっしゃる???(教えて下さ~い!)

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でした。インドネシアはオランダ領でしたから、日本と同様、オランダ由来のものが残ったのでしょうかね・・・

ではではまた。 Sari

珍獣ららむ~ 2007年06月12日(火)07時19分 編集・削除

 sariさんありがとう! インドネシアにもあるんですね。オランダ由来である可能性ありですか……メモメモ。

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