前の記事に書いた吉見百穴の近くに、こんなお堂があります。吉見観音堂岩室観音堂というらしいです。
# 地図をみたら岩室観音堂でした。タイトルも修正しました。
気が利かない写真で申し訳ないんですけど、山の裂け目にはめ込むように作られた櫓です。一階部分には石仏がちょっとあって、菅野様のお堂は二階にあります。
一階は向こう側へ通り抜けられるようになっていて、向こう側にはホントに山が裂けたみたいになった場所がありました。穴の開いた岩があって、くぐり抜けたらいいことがあるよ的なことが書いてありました。
穴くぐりはちょっとした岩を上らなきゃいけないので、くぐるのは最初から諦めたのですが、くぐった先がどうなっているのか見ようとしたら、地面がぬかっていて、というより小川のようになってまして、ぐっちゃり足をつっこんで大変な目にあいました。おかげで山の裂け目は写しそびれてしまいました。どろんこの足は百穴のとなりにある公衆便所の水道を借りて洗いました。
一階部分にある石仏。如来像だったと思うのですが、お札がたくさん貼ってあるのであまりちゃんとは見ませんでした。
お札には、百地蔵尊なんとかかんとか、と書いてあり、どなたかの戒名らしきものも書いてありました。たぶん紙貼り地蔵という行事ですね。各地でお彼岸の行事として行われているそうです。わたしが訪れたのはゴールデンウィーク中でした。春彼岸のお札が残っていたのでしょうか。
◎柏書房:彼岸の紙貼り地蔵・百地蔵参り・千体地蔵
http://www.kashiwashobo.co.jp/new_web/column/rensai/r03-24.html
急な木の階段を上ると観音様のお堂があります。格子の向こうにあって、普段はご開帳されていません(写真ピンボケですみません)。二階は風通しがよくて晴れた日はとても気持ちがいいです。
こんな額絵がいくつか奉納されていました。もっと全体の様子がわかるような写真を撮りたかったのですが、広さがあまりないもので、わたしのカメラだと、わりといっぱいいっぱいです。