日本橋三越の日本全国のお菓子を集めたコーナーで買った阿闍梨餅(あじゃりもち)。一見すると小さなどら焼きみたい。でも全然違う。どら焼きは二枚の生地で餡こを挟むけれど、阿闍梨餅は生地で餡こを包んでいます。そしてその生地がもちもちして、東京ではあまり経験しない食感です。京都のお菓子なんですが、本店はたしか下鴨神社の近くにあったと思います。
去年の春に本店を訪ねて買った阿闍梨餅は来立てのほかほか。甘さが強烈で「京都の人はこんな甘いものを食べているのか。でもこのモチモチ感はたまらない」という感じでした。
京都の本店では、若いお兄さんが「阿闍梨餅バラで二十個ください」なんてこと言って大量に買っているのに度肝を抜かれたものです。東京では若い男性がひとりで和菓子屋に行くなんてことがまずないのです。たぶん若い女性もあんまり行かないんです。そもそも和菓子屋が寂れてるので。
三越で買った阿闍梨餅は、もちろん作り立てというわけには行かないけれど京都を思い出して食べました。作ってから時間がたっているせいなのか、京都で食べたのよりずっとおとなしい感じがしました。
日本橋三越の全国お菓子コーナーは菓遊庵といいます。本当に全国の名物菓子が来ていて、本当にわくわくする空間でした。
◎三越・菓遊庵
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/kayuan/
◎阿闍梨餅本舗・満月
http://www.ajyarimochi.com/
金沢旅行で買ってきた加賀棒茶。とうとう飲みきってしまい、最後の一杯。
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