記事一覧

パン種に気をつけろ(笑)-自分の中の小麦粉料理の変遷

 ツイートにもよく書いているのですが、地震とかなんとかで炊飯器がぶっ壊れてしまい、新しいのを買うまで仕方ないので小麦粉をこねたり焼いたり蒸かしたりして暮らしてます。

 最初はでチヂミかお好み焼きのようなものを作ってました。小麦粉を水でといて野菜や肉を刻んだのを混ぜて、フライパンで焼いただけ。好みで卵を入れても可。食べる時は酢醤油を添えて。酢醤油にごま油や豆板醤を混ぜてもいい感じ。

 チヂミのバリエーションで焼きそば焼きというのもあります。先に焼きそばを作っておいて、水で溶いた小麦粉をざーっとかけまわして焼きます。これもかなりイケました。
ファイル 1076-3.jpg
▲焼きそば焼き

 しかし、お焼きにも飽きる日がやってきます。そこで、次にやりはじめたのがパン作り。パンといってもベーキングパウダーで作って蒸して作るパンですけどね。

ファイル 1076-4.jpg
▲ベーキングパウダーの焼きパンと花巻(中国蒸しパン)

 作り方は簡単で、強力粉100g(約200cc)、ベーキングパウダー小さじ1、砂糖大さじ1くらい、塩少々、ごま油をべべーっとまわしかけて、60〜70ccくらいの水を加えて混ぜて、こねてひっぱってこねて、まるめて焼くか蒸かすかして作ります。水の代わりに牛乳か豆乳を入れてもオッケーです。

 このやり方は時間のない朝でもできて良いのですが、残念ながら少し固いものが出来上がります。それでも蒸したて、焼きたてはいいのですが、あっという間に冷えてがちがちに。

 ううむ、こうなったらイースト菌を投入するか。ドライイーストかもーん!!

 というわけで、最終的にはパン種(イースト菌)入りのパンに落ち着きます。作り方は書くと複雑ですが菌の発酵時間が加わるだけです。

 60ccのぬるま湯に砂糖を小さじ1杯くらい溶かし、ドライイースト3gを混ぜてしばらくおきます。ここで使うのは水でも熱湯でもだめです。水だとイースト菌さんが目覚めないし、熱湯だと死んでしまいます。

 強力粉100gに砂糖を大さじ1くらい、塩少々を混ぜて、先に発酵させたイースト菌をぬるま湯ごと入れて、ごま油をべべーっとかけまわして、混ぜて、こねて、ひっぱってこねて、乾燥しないように布巾かラップをかぶせて発酵させます。寒いと発酵しないかもしれないけれど、まあこの時期だったら室温で大丈夫です。

 生地が倍くらいにふくれあがったら、軽くこねてガスを抜いて、二等分か三等分にして、まるめて蒸かすか焼くかしたら完成です。蒸かし時間は鍋の大きさとかにもよるだろうけど7分〜10分くらいじゃないですかね。
ファイル 1076-5.jpg
▲イースト菌を使った中国蒸しパン。写真のものはネジって丸めたりしてかっこつけてありますが、丸めただけでもたぶん大丈夫。

 最初は「発酵めんどくさーい」とか言ってたんですが、やりはじめるとやめられない。パン生地がおもしろいように膨らむし、冷めてもガチガチにならない。すごいよ、イースト菌。もう君なしでは生きていけないっていうくらいすごい!!

 聖書にパリサイ人のパン種に気をつけろととか、天国はパン種のようなもので少量で膨らむんだとか書いてある意味がやっとわかった。心をパン生地にたとえたら、一度イースト菌(パン種)を投入すれば、良くも悪くもふくれあがって、もう二度と純粋な練り粉の時代になんかもどれない。ああ、イースト菌、イースト菌、わたしはもう、オマエにメロメロだよ…(かなりヤバい)。

ファイル 1076-1.jpg
▲イースト菌入りの生地で具を包んで蒸したり焼いたりしたパン。パンというより肉まんみたいな感じです。焼いてみると遠くに餃子も見えてくる。

ファイル 1076-2.jpg
▲蒸したのを割ってみました。焼いたやつは写真撮ってるあいだにつまみ食いして消えました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary-tb.cgi/1076

トラックバック一覧