(宮城旅行7のつづき)
松島を出て、国道45号線を道なりに進みました。海沿いのパークラインとかいうのを通ったほうが近いんでしょうが、なぜか曲がりそびれてしまったのです。
吉田川沿いを走っていると、川の中に家や車が沈んでおり、土手にも瓦礫が散乱していました。それを見て、いよいよ壊滅的な被害を受けた場所にさしかかったのかと緊張しました。
ただ、沿道の建物は流されずに立っていたような気がします。川に沈んでいるのは海から津波に乗ってきたものなのでしょうか。なんという津波の威力でしょう。ただ唖然とするばかりです。
▲川に沈んでいる乗用車。
▲土手には何かの破片が散乱してる。
▲何かの倉庫の前に瓦礫の山が。
▲ヘドロに覆われた水田。
▲ぽつんと残った松の古木。
車の中から見ただけですから確かなことではないのですが、国道45号線沿いでは、建物が倒壊したり流されたりということはないようです。それでもよく見ると、民家の基礎というんでしょうか、壁の下のコンクリ部分に亀裂が入ってるのをあちこちで見ました。
田んぼには津波で運ばれてきたヘドロがそのままになっていて、どこからか流されてきた倒木が転がっています。一体この田んぼは何年くらいすると米が作れるようになるのでしょう。その間、この田んぼの持ち主はどうやって暮らすのかと考えると、心が重くなりました。
(宮城旅行9につづく)
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