(宮城旅行8のつづき)
何度も書いてしつこいかもしれませんが、東京にいるとテレビや新聞、インターネットでしか情報を得られないので、東北の太平洋側はすべてが壊滅しているようなイメージを持っています。
しかし、これまでに見たところで、仙台市街地は内陸にあるので津波の被害を受けなかったのはわかりました。塩釜や松島は、湾の内側にあって、津波を受けたものの沖合いの島に守られて波が弱まったこともわかりました。
しかし、これから行くところはテレビでも壊滅的な被害を報じられた場所です。震災から一ヶ月以上たっているとはいえ、車では近づけないんじゃないかと思っていたのです。もちろん復興の妨げになることはしたくありませんから通行禁止になってたら引き返すつもりでした。
でも、どこまで行っても道はきれいに片づけられていますし、車が沢山走っていました。拍子抜けしたような、安心したような、狐につままれたような、不思議な感じです。事態は常に動いていて、被災地はいつまでも被災地のままじゃないんだと感じました。
石巻市街地に近づいた頃、通り沿いにジョイフルというファミレスがあって営業していたので立ち寄ることにしました。これから行く石巻の市街地は海辺にあるので津波の被害をもろに受けたと思います。到着してしまったら食事はできないでしょうから(と、この時は本当にそう思っていた)。
▲すんませんこんな絵しかなくて。ジョイフルは東京だと数が少ないんです。ジョイフル体験は生まれて初めてか二度目くらい。
▲これは津波の跡? このあたりはこの程度の浸水で済んだのですね。いや、この水位だって普段なら大災害ですよ。御店の人に聞いたら4月14日の朝10時から営業を再開したということです。
▲230gのステーキ+ドリンク&スープバーで1145円也。安い。東京では考えられない価格。ただ肉が固い。ハンバーグにすべきだったか。贅沢ですまんことです。
▲道の向かい側はパチンコ屋で、入ってみたわけじゃないからわからないけど、どうも営業してるみたい。
▲裏はバッティングセンター。こちらも営業中で、小気味よくかっ飛ばすカーンという音がしていました。
ここを出たらいよいよ石巻の市街地に向かいます。
(宮城旅行10につづく)
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