(宮城旅行14のつづき)
▲萬画と書いて漫画と読みます。石ノ森先生の造語だそうです。萬画館は建物が堅固でびくともしませんでした。
あたりに濃い潮の匂いがします。津波に運ばれたヘドロが匂っているのでしょうか、生臭くて、海が腐ったような匂いです(結局このフレーズしか思いつかなかった)。
▲近づいてみると梁を覆ってる建材がぼろぼろになっています。ほかにも発電設備かなにかがぐしゃっと潰れてました。こういうのはお金さえあれば直せると思います。
▲寄せ書き用のボード。心配して遠くから駆けつけた人もたくさんいます。
▲サイボーグ戦士たちのポスター:今こそみんながひとつになる時。
00ナンバーサイボーグはみんな特殊な能力を与えられています。でも009だけは加速装置しかついてない。加速装置だったら002も持ってます。オマエはなんの能力もあたえられなかった出来損ないだと敵に指摘され、009は「僕にあるのは勇気だ」と答えました。わたしはこの話が大好きです。何にも特化していないということは、なんにでもなれるということです。そのために必要なのは勇気だけなんですね。
ロボコンも同じです。仲間のロボットたちは、特定の仕事をするために作られたものばかり。でもロボコンはぱっとしない汎用品。汎用品だからこそ根性でなんにでもぶつかって行き、失敗してはうららーとしょげるのです。
009もロボコンもエリートではない普通の人間の生き様を表していて、わたしは子供の頃それが理解できてなかったけれど、大人になって気づいてとても好きになりました。
▲割れちゃった仮面ライダー。
名残惜しいのですが、そろそろ仙台に引き返そうと思います。空模様も怪しくなってきました。暗くなる前に大観音にお参りしないといけません。
(宮城旅行16へつづく)
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