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豆腐百珍:金砂とうふ(すなごどうふ)

 『豆腐百珍』は江戸時代の料理書です。漫画『美味しんぼ』などによく出てきます。先日テレビで話題になってるのを見たのでおもいついて借りてきました。面白いので心引かれるものを再現してみようと思います。

十六 金砂(すなご)とうふ よく水をしぼりよくすり鶏卵のしろみをつなぎに入れ板にのばし上へ煮ぬき鶏卵の黄(きみ)をはらりとまきて砂子の如くしよくおさへ蒸す小色紙に切る也

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 言われた通りにやってみました。味付けについてひとっことも説明がないので塩で薄く味付けしてみました。が、ずばり言って味はただの豆腐です。がんばって刷り混ぜたわりに食感も豆腐以外のなにものでもありません(笑)

 見た目は綺麗ですが、これだったら「よくすり鶏卵のしろみをつなぎぎに入れ」なんて手のこんだことしなくたって、豆腐を薄く切って水を切り、上に黄身の裏ごしをかけたらいいような気がします。

 もしかすると、このまま食べるのではなくて別の料理に使うのかもしれませんね。たとえばお吸い物の具にするとか。当時の人は説明がなくても「ああ、どこそこの○○に入ってるのはこれか」みたいに納得してたのかもしれないです。

タグ:豆腐百珍

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