さてさて東北旅行の続きです。磐越西線で会津若松に降り立ったら、普通の人だった鶴ヶ城や武家屋敷を見に行くんじゃないでしょうか。
しかしわたしが目指すのは会津村です。
会津村って、何それ?
はっきり言いましょう。わたしにもわかりません(きっぱり)。
たしか去年のことですが、車を運転するともだちと福島方面を走っていた時、国道沿いのあちこちに「会津慈母大観音」という看板が立っていました。
こんなところにも観音様があるんだ、と思って見に行ったら、そこにあったのが会津村だったのです。
その時はまだ 3月とかで、村の前までたどり着いた時には17時ちょっと前くらい? 塀にかこまれたその「村」は閉門されてて誰もおらず、中には入れませんでした。
◎2010年の訪問記
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=844
それで、いつか、開いてる時間に来てみようとずーっと思っていたのです。
しかし、会津村への道は険しかった!!
バスがあるのですが、調べてみるとこれがまた日に 5便しかありません。
会津若松駅前から会津村行きのバス
8:00 10:10 13:30 17:10 19:30
会津村から会津若松駅方面行きのバス
6:50 8:55 12:05 15:45 18:1
注意:この時刻表は 2011年8月現在です。最新の情報は会津若松市のサイトで確認してください。
◎会津若松市:「みなづる号」の運行ルートと運行ダイヤについて
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/ja/kanko_odekake/traffic/kawabus/unko_route.htm
◎会津若松市の公式サイト:トップページ
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/
会津村の開村時間は 9:00〜17:00(冬季は16:00)なので、わたしたち観光客にとってはバスは実質 2便しかないと思ってよいでしょう。こんなんで誰が来るのって言いたい。田舎の観光地は本当にバスが厳しいです。
しかも、会津若松駅から乗っちゃうと片道で400円くらいかかるんです。行き帰りだけで800円ですよ? 家族連れだったらそれだけで大層な出費です。もうなんかありえない。泣きそう(笑)
みなづる号は磐越西線の広田駅にも止まるので、そこからだったらたぶん運賃が安いんですけど、広田駅は無人駅なので、バスと電車の接続が悪いとヒマすぎて死ぬと思うんです。喫茶店に入りたくたって駅前になーんにもなさそうじゃないですか?
こんなところでケチってもしょうがないので会津若松駅から乗ることにしました。
▲これが「みなづる号」です。
なんでも「みなづる号」に乗ってきたと言えば、会津村の入村料が割引になるらしいですが、わたしはつい忘れてて定価で払いました。ええい、東北支援の一貫じゃ、矢でも鉄砲でも持ってこーい(やけくそ)。
▲会津村入り口
去年来た時は閉門後で誰もいませんでしたが、この日も誰もいませんでした。平日でしたが、いちおう夏休みなんですよ?
ちょうど雲がでて一雨きそうな天気です。観音様がおどろおどろしい感じになってしまいました。入り口できっぷを買おうとしたら、切符売りのおばちゃんが頭をかかえて突っ伏していました。大丈夫なんでしょうか。
話しかけてみたら、さっきまで草むしりをしてたので暑くてへたっていたそうです。無理もありません。東京と変わらないくらい毎日暑かったですからね。
会津村の入村料は500円です。観音様も入村料だけで拝観できます。あら、あんがい良心価格なんだ?!
▲中に入ってみると……おっ、なんか想像よりずっと広い!
上の写真は門をくぐってすぐのところから下を見て写しました。この写真だとわかりにくいんですが、よく見ると写真中央くらいに白い塀が写っていて、その内側が全部会津村です。
この写真に写らない場所に大観音があって、観音様のさらに奥地には古民家を移築保存しているエリアなんかもありました。この日は時間がなくて行けなかったけれど、桃園なんかもあるらしいですよ?! どうやら一山まるっとテーマパークにしたみたいですね。
こんなすごいところにお客さんが……ええ、わたしだけ? なんかすごい。すごいすごいってそればかり口走って申し訳ないんですけど、だってすごくないですか? 500円でほぼ貸し切りですよ。
お客はわたしだけなのに、園内には草むしりや植木の手入れをしてる人がけっこう沢山います。わたしひとりのためだけに、園内の整備をする人が一体何人いるのかと。これをすごいって言わなくて何をすごいって言えばいいのかわかりません。なんなんだここは(笑)
と、とにかく観音様をお参りしたいと思います。次の記事に続く!
タグ:2011年8月東北旅行