金町のぶんぶく庵という店でへぎ蕎麦と蕎麦大福を食べました。
▲へぎ蕎麦。1人前850円で、写真は2人前です。
へぎ蕎麦は海藻のねばりを繋ぎにして打った新潟の蕎麦だそうです。腰が強くて歯ごたえがあります。腰といっても弾力とはちょっと違うんですよね。ポキっとした固さなんですが、つなぎの海藻のおかげでつるんとしてて、とても食感がよくて、美味しいです。
名前の「へぎ」というのは木で出来た箱のことで、へぎにのせて出すのが普通なのでそう呼ばれるそうです。
▲11〜16時のランチタイム中は生卵と揚げ玉が無料サービスでした。
写真に写ってるへぎ蕎麦のメニューには、へぎ蕎麦は魚沼地方発祥で、へぎというのは木の器のことで……と、ウィキペディアに書いてあることがほとんど書いてありましたが、そのウィキペディアを読むと出典がハッキリしないので不完全だと書かれていて悩ましいことですね。
◎ウィキペディア:へぎ蕎麦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B8%E3%81%8E%E3%81%9D%E3%81%B0
手元にある『聞き書 新潟の食事』によると、魚沼地方では麻織物が盛んだったそうです。麻布は、カラムシという植物を細く裂いてよりをかけて、糊づけしてから織るそうです。その糊として海藻から作られる「ふのり」が使われるので、それを蕎麦の繋ぎにも使うようになったそうです。
ふのり以外にも、山芋やごぼうの葉をつなぎに使うことがあるそうですが、魚沼地方では小麦をほとんど作っていなかったのでつなぎに小麦粉を入れる蕎麦は発達しなかったそうです。
「へぎ」についてはこの本には書いてありませんでした。
▲デザートの蕎麦大福 180円也。こぶ茶付き。小さなお大福で、ちょっと高級でしたが美味しいです。食後のデザートより三時のおやつに食べたい。
◎ぶんぶく庵
http://bunbuku.ho-zuki.com/
公式サイトだと思うんですが、営業案内の類いがどこにも書かれていないみたい(泣)
お店には年末年始以外は年中無休だと書いてありました。営業時間は11時〜23時だったと思います。昼休みとかはないです。日曜祭日のみ21時で店じまいだそうです。せっかく公式サイト持ってるのにこういう基本情報は一番目立つところに書いておかないともったいないなあ。
営業時間等の基本情報はトップページの下のほうに書いてあったようです。わたくしとしたことがなぜ目に入らなかったのやら。
後日、ふつうの蕎麦も食べに行きました
▲蒸籠(大盛り)。これも美味しかったです。この店は腰の強さが特徴ですね。
温かいのも食べてみました
▲ニシンそば。美味しいんですが麺がぶちぶち切れてしまってるのが残念でした。冷たい時の腰の強さとはギャップがありますね。
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