ここらで新潟旅行の一日目を時系列にざっと書いておきます。
高速道路にて
今回は東京を朝8時ころ出ました。美味しいものを食べるくらいしか予定がないのでお昼くらいに到着すればいいかなと思ったんです。
ところが途中で道が混みはじめました。連休でもないのになんで?と思ったら、鶴ケ島ジャンクションあたりで事故だそうです。
8時40分ごろ三芳SA(下り)に到着。渋滞してるので休憩することにしました。ここには以前、アドマイヤというミル挽き珈琲の自販機が二台並んでおり、同時に買うとBGMのコーヒールンバがハモったのですが、今は一台になってしまいました。代わりに別のメーカーの自販機が置いてありました。二台同じのが並んでるところに意味があったのに、わかってないなあ。
三芳SAを出て鶴ケ島ジャンクションを抜けるまでずっと道が混んでいました。ジャンクションを抜けた途端に動き始めましたが、トイレに行きたくなったので上里SAでも休憩しました。
10時40分ごろ、上里SA到着。群馬や長野の町や村が名物を売る店を出していました。佐久というところのお焼きを買って食べました。1個200円、美味しうございました。
フードコートでお焼きをかじりながらお茶を飲んでいたら、突然うしろで扉があいて、謎のゆるキャラが現れました。やたらと頭がでっかくて、介添えの人にささえられながらよちよち歩いている姿は、かわいいというより「うわっ、コワっ!」という感じ。こむぎっち君という、上里のマスコットだそうです。
▲写真だと意外に可愛らしいですが、実物はかなり迫力があって、子供がギャンギャン泣いてました(笑)
11時40分ごろ谷川岳PAに到着。ここまでほとんど雪がありませんでした。関越トンネルを抜けたら雪国になっている予定です。とりあえずトイレ休憩。
谷川岳PAは、古くて小さなパーキングエリアなのに、それなりに見どころがあります。関越トンネルに関する資料館があり、影像や展示でトンネルのことがわかるようになっています。
また、谷川岳を6年かけて染み出してくる雪解け水を汲めるコーナーもあります。知ってる人はペットボトルを持っていて、大量に汲んでかえるようです。なかなか美味しい水ですよ。
▲谷川岳PAの水くみ場
谷川岳PAはチェーンの脱却所だそうです。着脱所じゃなくて、脱却所です。ここで必ずチェーンをはずさなければならないのです。トンネルのこっち側にも真冬は雪がふりますから、チェーン規制がでてることがあります。でもこの先の関越トンネルが11kmもあり、中には雪がありません。はいたまま走るとチェーンが破損して、その破片をふんだ車がタイヤバーストをおこすかもしれません。大事故につながるかもしれないので、関越トンネルはチェーンをはいたまま通ってはいけない決まりになっています。雪道になれてないと気付かないことですね。
関越トンネルを抜けると、予定通り突然雪国になります。道路の両側に雪が地層のようにそそり立っていました。降り積もったものではなく、道路の除雪で積み重ねられたものでしょうが、それでもすごい雪です。
時折この雪の壁が崩れるらっしく、雪崩れ注意の看板がありました。わたしたちが走っている最中も崩れた雪の除去作業をしてる車がいて、ずいぶん長いこと追い越し禁止でした。
▲作業中はのろのろ走ります。きりのいいところまで来ると追い越し禁止サインが消えて通してもらえます。
三条燕ICを降りたのが13時半くらいでした。
燕三条IC近くでお昼
お腹がすいたのでとりあえずお昼です。インターチェンジの近くにあるイオン県央店のフードコートで、みかづきのイタリアンを食べました。詳細は下記。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1269
つい二週間くらい前まで、今年の新潟は大雪で大変だと言ってた気がするんですが、町の中にはろくに雪がありませんでした。除雪されているせいかもしれませんが。
分水良寛記念館
次どうするかちょっと考えて。20kmくらい先の分水(ぶんすい)というところに良寛記念館があるということなので行ってみました。良寛様の遺品でもあるのかと思ったら書画ばっかりです。しかも本人の筆はちょっとしかありませんでした。ただ、地元では、良寛様を庄屋の息子として捉えてる感じなのが面白かったです。良寛様の弟や、弟の息子の手による書も展示されていました。
資料館を出て、近くの国上(くがみ)というところに大きなつり橋と、良寛様ゆかりの庵(いおり)があるということなので行ってみることにしました。
道の駅国上と酒呑童子伝説
16時ごろ。道の駅国上というのがあったので立ち寄りました。売店は閑散としていますが裏に足湯があり、そこには観光客(県内からみたいでした)がいました。
▲酒呑童子の湯(足湯)
この足湯の名前が「酒呑童子の湯」というんですが、実は越後にも酒呑童子伝説があります。越後の酒呑童子は子供の頃に絶世の美男子だったそうです。そのため多くの女性から言い寄られましたが、童子は国上寺(こくじょうじ)の稚児だったので全て断りました。失恋した女性たちは、恋の苦しみから命をたちます。
童子は恐くなり、女性からもらった恋文を焼いてしまいました。しかしその煙には女たちの怨念がこもっており、煙にまかれた童子は鬼になってしまいました。その後、京都の大江山に移り住み、渡辺綱や坂田金時(金太郎さん)に退治されるのはそのあとの話です。
# 異説がいくつかあり、母親が妊娠中に悪い魚をたべたせいで鬼になったなどとも言われています。
国上寺(こくじょうじ)
地名は国上(くがみ)ですが、お寺の名前は「こくじょうじ」だそうです。弥彦山の南ある山のてっぺんにあります。ここには大きなつり橋があると、観光地図に書いてありました。良寛様が住んでいたという五合庵もあるそうです。
ところが、行ってみると山の上は雪が深く、お寺のまわりは雪かきされていましたが、五合庵やつり橋は、途中が坂や階段になっていて、結局たどりつけませんでした。参拝者はそこそこいて、わたしたちがたどり着いた後に何組も到着していました。
山の上からツイートしようと思ったら、ソフトバンク携帯の電波がしょぼくてムリでした。ここは山の上だから仕方がないけれど、高速を降りてからこっち、携帯の電波が芳しくありません。地方の人がソフトバンクを電波が禿げてるのでダメだという理由がだんだんわかってきました。
▲国上寺
シーサイドラインで新潟市へ、越後七浦観音を発見
冬の新潟には見どころなんてなさそう、とか言いながらいろんなところを回ってしまい、結局一泊コースに突入しています。
夕飯は新潟市内でタレカツ丼を食べたいので、そろそろ移動することにしました。日本海が見たいので、シーサイドラインというのを目指します。
川沿い(大河津分水路?)を海に向かって走っていると、沿道に立っているポールの上に大きな鳥がとまっていました。ワシかタカか、トビのような鳥です。後続車がいるので停車するわけにもいかず、仕方なく通り過ぎました。一羽ではなく、何羽もみかけました。
かなり大きく、腹側が白っぽく見えました。トビかなあとは思いますが、自信がありません。群馬にはトビが沢山いたので空を飛んでるのは見たことがあります。でも、車がびゅんびゅん通る、あんな低いところに止まってるのを見たことがないので驚きました。
シーサイドラインに出ると名前に反して海から離れていたので「あれ?」という感じ。そのかわり、松の防風林が見えました。新潟県の防風林は深い松林になってるんですね。
しばらく走ると海が見えるようになりました。海辺のあちこちに廃虚のようなものが見えますが、よく見ると海の家や民宿みたいでした。これが真夏になると賑やかになるのでしょうか。
七浦というところで観音様を発見しました。詳しくは下記。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1273
新潟の市街地に到着、タレカツをたべて、イタリアンもまた食べる
19時ちょっと前に新潟市街地に到着。お腹がすいたのでタレカツ丼発祥の店で食事しました。詳しくは下記。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1270
タレカツ丼の店を出たのが20時前くらい。でも商店街は閉まってるし、町歩きできる感じじゃありませんでした。コインパークから車を出して駅ビルに移動。CoCoLo西館(ビックカメラがあるところ)のフードコートで、今度はフレンドのイタリアンを食べました。詳しくは下記の後半。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1269
カツ丼を食べて、イタリアンを食べて、完全に食べ過ぎコースです。でも、カツはミニにしたし、イタリアンはSサイズにしましたよ(笑)イタリアンはもともと軽食なんです。お腹にたまるものではありません。
今回もネットカフェ(好きなんだもん…)
目をつけておいたネットカフェへ移動。ネットカフェに泊まるのは倹約というよりは趣味です。まわりに漫画雑誌を読んでる人がいないのでネットカフェに入らないと最近の漫画を読むチャンスがあんまりないですし。
こないだの東北旅行で読みはじめた浦沢の『BILLY BAT』の続きを読みました。やっぱりイマイチ面白くない。『美味しんぼ』の最新刊もチェック。震災後の復興応援企画みたいなやつでした。
翌日の予定を考えてから寝ました。
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