うちは手づくり系不思議サイトなので(さっきと言ってることが違うじゃないか)、たまにはおりがみネタもやっとかないといけません。
ミラージュキューブとは
この写真の右側の箱がミラージュキューブです。左側のようなパーツを6枚使って組み立てるユニットおりがみです。
折り方や組み方は自分で考えたので、いちおう珍獣おりじなる作品ということになりますが、ある作品を睨み折りしているうちに思いついたものなので、正確には既存作品のアレンジになります。
最初はカレイドキューブという名前にするつもりでしたが、まったく別の紙細工とかぶってしまいます。ウィンドミルキューブだと立体パズルの名前とあたるらしいです。仕方ないのでミラージュキューブということにしました。
ミラージュキューブ誕生のいきさつ
先日、mixiのあるおりがみサイトで、下のような写真のおりがみ作品の作り方をたずねる書き込みがありました。
この写真はわたしが折ったものです。質問者は「コースター」という名前だったと書いていました。
おりがみを二枚使うことはすぐわかります。外側の(黄色と白の部分)パーツが中原恭子さんの「ひまわり」であることは間違いなくて、これはもとから折り方を知っています。
問題は中にはめ込まれているパーツ(ピンクと白の部分)です。この部分の折り方を考えているうちに誕生したのがミラージュキューブです。
折り図
▲クリックすると大きくなります
言葉で説明すると、最初に座布団の基本形を折って、中心のひだを折り返し、裏返してから風車の基本形にする感じです。
組み立て方(名づけてカタツムリジョイント)
折り図のとおりに折ると、四方の辺の部分に袋ができるはずです。そこに腕になってる部分を差し込むのですが、互いの腕を互いの袋に差し込むので、カタツムリジョイントと名づけました。
カタツムリは雌雄同体です。それぞれに、女性器と男性器があります。交尾する時は、互いの女性器に互いの男性器を差し込んで、ぬらぬらのがっぷり四つとなる寸法です。珍獣の館は子供の夢をはぐくみません。いっそカタツムリオブジョイトイと空目していただいてもかまいません。
▲写真にするとこんな感じ。あとは紙でサイコロを作る時と同じように組み立てれば完成です。
組み立て途中は壊れやすいので、慣れるまではセロテープか糊で固定してもいいでしょう。慣れたら貼らなくても組み立てられます。きちんとキューブになってしまえば意外と丈夫です。
糊で貼ったら薗部式みたいに金平糖型にも組めるかもしれません。貼らないとキューブが限界だと思います。
お願い
あまりひねりのない作品なので、すでに別の方が思いついて本などで発表している可能性もあります。もし同じパーツで、同じ組み方をする作品が載っている本を見つけたらご一報ください。
と、なんだか仰々しいことになってしまいましたが、簡単な折り方で、面白い模様が出るユニット作品ですから、よかったらみなさん折ってみてくださいね。
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