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東北旅行:会津若松グルメ

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▲鶴ヶ城の近くの売店で買った饅頭の天ぷら。

 会津若松の日常生活にどのくらい浸透してるのかわかりませんが、このあたりの名物に「饅頭の天ぷら」というものがあるそうです。もとは岩清水とかいう「逆養老の滝」みたいな伝説*1があるところの名物らしいです。

 伝説と饅頭になんの関係があるか? たぶんないですけど、もののついでなんだから書いたっていいじゃないですかー(長く書いてるのでだんだんキレぎみになってまいりました。もうちょっとですがんばります、いや、みなさんがんばってくださいなのです)。

 伝説の故郷にも行きたいですが不便な場所にあるので今回は諦めました。饅頭はみつけたので食べてみたわけですが、あら、これ美味しいわ。
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 薄皮饅頭みたいなやつをちょっと潰して衣つけて揚げた感じでしょうか。家でもつくれそう(カロリー高そう……)。

 それからまたバスに乗って(今度は逆まわりのあかべぇ)七日町駅で途中下車してふらふら歩いて古い町並みを見学しました。会津には古い建物が沢山あります。っていうか昔からこんなでしたっけ? 子供の頃に何度か来たことがあるはずなのにぜんっぜん覚えてません。

 江戸時代からあるような建物だけでなく、近代のちょっと古い建物も沢山残ってて歩いていて楽しいです。建物のバランスが関東のものと少し違っていたり、ちょっと古い建物には軒を支える支柱が斜めについてるのも興味深いです。豪雪仕様なんじゃないのかな。

 歩いていると、地元の人に声をかけられました。観光ですかっていわれたので、はいって答えたら、その人はこの町にきてから7年たつけど、面白いとこなんかぜんぜんないって力説していました。返事に困って、適当に切り上げて逃げましたけど、住んでしまうと不便ばかりが目についてしまうんだろうなと思います。内心ちょっと面白かった。

 ところで、そろそろお昼を食べなきゃならないんです。来る前にしらべたところ、会津若松には「カレー焼きそば」「ソースカツ丼」という二代地元グルメがあるらしいです。

 散策中に「ソースカツ丼の会」と書かれた幟を沢山見ました。あちこちの古い食堂がソースカツ丼を出しているようです。これはなんとなく古くからありそうな感じがします。

 カレー焼きそばは、公式サイトみたいなのがあって、それを見ると何十年前だかに、どこだかのホテルの女将が考えた(うろおぼえ)みたいな説明が書いてあります。それは本当だとは思いますが、提供している店を見ると、今どきの新しい店が多いようなので、なんとなく作った感が漂っています(笑)

 それでもみつけたら食べようと思って、七日町駅近くを探したら、目指していた店はお休みで、ほかの店はどこにあるのかよくわかりませんでした。

 カレー焼きそばは諦めて、バスで会津若松駅あで戻って、駅前のマルモ食堂に入ってみました。
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▲地下道の出口に店が隠れちゃっているのが気の毒な感じ

 ここは創業100年というから古くからやってる食堂らしいです。中は昭和世代なら懐かしいと感じる古い食堂です。ここのメニューには普通のカツ丼とソースカツ丼がありました。今回はソースを注文。

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▲マルモ食堂のソースカツ丼800円

 ここのはわりと想像通りのソースカツ丼でした。けっこう美味しいです。

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▲昭和の食堂・喫茶店にはなくてはならない星占いの機械

 マルモ食堂には一度入ってみたいと思ってたので大満足です。

 そうこうしているうちに13時近くなりました。また移動します。「熱海」で温泉に入るのです。

*1:あるところに放蕩息子と働き者の父がいました。父親が毎日山からほろ酔いで帰ってくるのを見て、息子は父親が隠れて酒を飲んでいると思いました。しかし後をつけてみると仕事を終えた父親が飲んでいたのはただの湧き水でした。その夜息子の夢まくらに弁天様が現れて、あの泉は人を幸せにする力があるのに、お前がその恩恵をさずからなかったのはなぜだと思うか、とおっしゃいました。それで息子は自分の性根の悪さ似気付いて、それからは孝行息子になりました。民謡に「親は諸白子は清水」と歌われるのはこのことです。

タグ:東北旅行2012年春その2 郷土料理 伝説

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  • 2012年05月10日(木)11時17分
  • 日記

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