土曜日の「ちゅーぼーですよ」で酸辛湯麺を作っているのを見て食べたくなり、どこかへ食べに行こうと思い立ったのが日曜日のお昼前。あまり遠くへは行きたくないので、適当に「葛飾 酸辛湯麺」などで検索してみたけれど、上位にひっかかるのはグルメ系の口コミサイトみたいなとこばっかり。
え、そういうのがひっかかれば充分だって? ちっちっちっ、「酸辛湯麺を食べられる千代田区の店」が掲載されているページの地域別メニューに「葛飾」があるだけなのさ。あーあ、役にたたねー。あれってどうにかならんのかなー。地域選択メニューはプルダウンメニューにしておくとか。
あまりに暑いのでイヤになり、こんな時こそ人力検索だろとつぶやきながら、はてなで「葛飾区内でおいしい酸辛湯麺を食べられるお店を教えて。これから食べに行くので30分以内で」と聞いてみたけど、自力で検索してみつかんないもんを他人に聞いてみつかるわけがない。しょーがないよね、みんな同じような検索サイトを使っているんだもん。
仕方がないので宛もなく亀有駅を目指し、リリオ二番館で上海厨房という中華料理屋さんに入ったら、メニューに酸辛湯麺の文字が! おお、なんという偶然。いや、もしかしたら最近はどこの店にも普通にあるの?
となりで食べてる人も酸辛湯麺を頼んでた。やっぱり巨匠の番組を見たのかな。食後に杏仁豆腐かアイスコーヒーのどちらかを選べるサービスがあったけれど、あれはランチタイムだけかしら。
わたしはお店で酸辛湯麺を食べるのが初めてなので、よそと比べて美味しいかどうかはよくわかんないんだけど、辛さはラー油じゃなく胡椒系なのね? 酸味も想像してたのより薄かった。でも、ラー油は足せばいいし、お酢も好きなだけかければいいわけで……と、酢の入った陶製の容器に手を伸ばしたら、容器の腹に soy sauce と書いてあるのに、背には酢と書いてあり「???」隣にあった醤油の容器には、背に醤油と書いてあるのに腹には sauce の文字。
瓶を並べてためつすがめつ見ていたら、お店の人が「あ、これね。ブランド品で普通に買うととっても高いんだけど誤植があるのでものすごく安かったんですよ。普通こういうのは割って捨てちゃうみたいなんですけどね」と言ってた。面白いから写真をとろうかと思ったけれど、それぞれ違う面に印字されているので一枚の写真におさまりそうもなかった。
そんなこんなで、心おきなくラー油と酢を足して美味しくいただいた。汁にとろみがついているのも予想を越えてた。もっと汁っぽいのかと思っていたから。とろみ効果で強烈にアツアツのスープ。夏に汗をだらだら流すのにはちょうど良い。これ、真冬のものすごく寒いところで食べても美味しいんじゃないのかな。
上海厨房
http://www.yydotto.com/lirio/shop/gurume/shanhaichubou.html
住 所 東京都葛飾区亀有3-29-1
リリオ弐番館というビルの地下一階にあります。
営業時間
ランチ 11:30~14:30
夜の部
平 日 17:30~22:00(ラストオーダー)
日・祝日 17:30~21:30(ラストオーダー)
定休日 毎週水曜日
サンラータンメン スーラータンメン 酸辣湯麺
ところで、酸辛湯麺ってのはどこが発祥なんでしょう。日本? 中国? それとも台湾?? 「酸辣汤」で検索すると中国のサイトでレシピがヒットするからスープ自体は中国で、麺を入れて食べるのは日本のオリジナル?