ついうっかり予告なんかしたばかりに各方面から切り込まれ、ネタを先に言い当てられた菊扇師匠みたいになりつつある今日この頃ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
▲この太くて長くて…(以下ry)な物体を料理します。
▲切り口が意外にも美しい?!
▲皮は……あら、黒いというより紫色。
▲こっちは皮を剥いたあとですが、中も鮮やかな紫色。
▲げっ、手が染まってる。乾く前のスタンプを触っちゃった時みたい。ちなみにこれ、石鹸で洗ってもすぐには落ちませんでした。
▲乱切りにしてみました。
▲ジャガイモや車麩と一緒に煮てみようと思います。
沸騰させてシャトルシェフにつっこんで数十分後…
▲ぎゃーーー!!! (ご期待通り)真っ赤だわ!
ワイン煮かなにかのように見えますが、出汁、みりん、醤油、塩しか入れてません。
染まったらいいなとは思ってましたが、加熱したら緑になっちゃうとか、失敗例をいろいろ考えてました。まさかここまで期待通りになるなんてねえ?
▲どれがジャガイモかわからないくらいしっかり染まってます。
▲さらに悪戯して、皮を千切りにしたのを切り干し大根と一緒に煮てみました。奥の赤みが強い方には煮汁に少しだけ酢を入れました。
この黒く見えるけど実は紫色で、太くて長くてごつごつして固い物体は何かっていうと、
▲黒人参(くろにんじん)という名前で売られてました。沖縄産で360円でした。
沖縄産ですが、沖縄の在来野菜というわけでもないんですよね?ちょとそこらへんは自信がないのですが、たぶん中央アジアで盛んに作られているという、ニンジンの一品種だと思います。
トルコあたりではこの黒ニンジンでジュースを作るそうです。甘みが強くて美味しいとか。しまった、全部煮ないで生食いしてみればよかった!
そのうちチャンスがあったら、今度はすり下ろしてみますね。手袋用意しないと大変なことになりそう(笑)
# 「紫人参」正解です。植物の黒は紫の濃いやつなので。いろいろ染まるってとこまで当たり。
# 「和人参」でしょうとも言われて、最初は「生薬にするウコギ科の?」と首をひねったのですが、赤い金時人参(セリ科)みたいなやつも和人参っていうんですね。金時人参の本家筋みたいなやつだと思います。中央アジアで生まれた人参は、西と東に分家して、東の子孫が金時や沖縄のチデークニ(黄人参)で、西の子孫はキャロットで、というような感じ、だと思います。
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